安東弘樹アナウンサーと仕事するまで俺は死ねない

料理の美味しさよりタバコが吸えるかどうかで飲食店選びをする皆さん、こんにちは。ちょっと聞いて欲しい話があるんです。

1年目の時にとある番組に入れてもらい、その番組に出演しているのが当時TBSアナウンサーだった安東弘樹さんでした。僕ら30代前半世代だと「”アッコにおまかせ”で進行をしていたマッチョで男前のアナウンサー」といえば伝わるのではないでしょうか?

で、1年目の僕なんて末端末端大末端、若手若手の大若手なので演者さんと喋る機会なんてないんですよね。でもそんなの当たり前だと思ってましたし、何も気にしていませんでした。その番組ではそんなことありませんでしたが、若手なんてぞんざいに扱われることが多々ありますからね。

そんなある日、テレビ局内にあるコンビニに寄ると安東さんがいらっしゃいました。挨拶しようかと迷ったんですが、「俺のこと覚えてないだろうな。挨拶されたら逆に困るだろうな」という気持ちが強かったので「しばらく時間を潰して安東さんが店を出て行ったら店内に入ろう」という結論に至りました。

5分ほど時間を潰して、コンビニに向かいました。
ところが、コンビニの入り口でコンビニを出る安東さんとちょうど出くわしてしまったのです。

「挨拶するべきか…!?」

一瞬迷っている僕でしたが、なんと安東さんの方から「おはようございます」と言って頭を下げてくださったのです。

ああ、なんと優しい方なんでしょう。
ド若手の下っ端のことを覚えてくれているだけでもすごいのに、当時26歳ぐらいの僕に対して、当時40代半ばの安東さんが頭を下げるなんて。

この瞬間に俺は「いつか安東さんと仕事をするんだ」と心に決めました。
あれから7年ぐらい経ちましたが、まだ叶っていません。
どうにかして叶えねば。


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