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【NYY】2023年ヤンキース戦力構想:投手編〜 Dr. Emmettに想いを寄せて〜

WBC,最高でしたよね~!特に大谷vs.トラウトのラストバトルはWBC史に残る最高のモーメントになったのかもしれません。脳みそ空っぽにしてもう一度観戦したいくらいです。

一方,我らがヤンキースは例の如くWBC参加選手は少なく,Loaisiga(ニカラグラ)・Torres(ベネズエラ)・Higashioka(アメリカ)の僅か3名に留まりました。WBC出なくたってどうせ怪我するんだからみんな出りゃいいのにね。

こんな具沢山アチアチ鍋焼きWBCも過ぎ去り,いよいよ現地3月30日にはMLBシーズンが開幕。今回はニューヨーク・ヤンキースの展望をやっていきたいと思います。私が投手,KZillaさんが野手を担当していきます。

【※こともあろうに,これを書き始めたあとにSeverinoが開幕OUT。言及されてない箇所が多いですがご容赦ください】

①予想開幕ロスター

SP1 Gerrit Cole
SP2 Domingo German
SP3 Clarke Schmidt
SP4 Jhony Brito
SP5 Nestor Cortes

CP Clay Holmes
RP1 Michael King
RP2 Jonathan Loaisiga
RP3 Wandy Peralta
RP4 Ron Marinaccio
RP5 Albert Abreu
RP6 Greg Weissert
RP7 Jimmy Cordero

<Injuries:復帰時期>
SP Luis Severino(背中の張り:4月上旬?)
SP Carlos Rodon(左肘の張り:4月下旬)
SP Frankie Montas(右肩炎症:9月頃)
RP Tommy Kahnle(右腕炎症:4月中旬)
RP Lou Trivino(右肘靭帯捻挫:5月頃)
RP Luis Gil(TJリハビリ:8月頃)
RP Scott Effross(TJリハビリ:2024年)

野手枠を13人と仮定し,投手も13人で構想。開幕に間に合わないとされるRodonやKahnleも省いています。ここからは先発・中継ぎを分けてマイナーデプスにも触れつつまとめていきます。

②先発ローテーション

昨年のTDLでは生え抜き左腕Jordan Montgomeryを放出し,オフにはJameson TaillonがFA移籍。それであっても,今オフの目玉FAであったCarlos Rodonを獲得し戦力強化に成功。エース級投手が5人立ち並ぶ最強格のローテーションを形成するに至りました。
しかしMontasがオフに右肩の手術を受ける様式美イベントが生じ,RodonもST登板にて負傷。その後Severinoも背中の張りで開幕に間に合わない見込み。Cortesも一時はWBC米国代表に選出も,下半身の怪我で開幕時点ではローテーション順位を繰り下げることが決まっています。まじで弱い。

<通年の先発投手デプス>
SP1 Gerrit Cole RHP
SP2 Carlos Rodon LHP
SP3 Nestor Cortes LHP
SP4 Luis Severino RHP
SP5 Domingo German RHP

Clarke Schmidt RHP
Matt Krook LHP
Randy Vasquez RHP
Jhony Brito RHP
Sean Boyle RHP
Mitch Spence RHP
× Deivi Garcia RHP

Min Will Warren RHP
Min Clayton Beeter RHP
Min Drew Thorpe RHP

②-1 球界最強Duo……?

2019年のオフに9年契約でNYY入りを決めたGerrit Coleでしたが,紛いなりにもエースとしての役割を果たしてきました。2020-2022年の先発登板数は全選手中5位【上位4人は76登板,Coleは75登板と僅差】であり,怪我に苦しむヤンキースの中でも唯一計算できる投手。もちろんHOU時代ほど傑出したパフォーマンスを残すことはできていませんが,他の不良債権に鑑みれば本当によくやってくれてます。

そして今季,Coleに並ぶほどのポテンシャルを有する左腕がNYYにJoinしました。2022年に31登板で237奪三振を奪ったCarlos Rodonです。
ホワイトソックス時代にはDFAを経験しましたがフォーム改造が功を奏して本領発揮,ここ2年だけでfWAR11.1を叩き出しています。
そんなキラーマシンがDuoを組むわけですから,2001年のSchilling&Johnson並みの最強コンビを期待しちゃいますよね。

ただ,RodonはST登板の際に左肘の張りを訴え離脱。登板時の4SF速度も芳しくなく,今までの故障遍歴を考慮しても不安は拭えませんよね。
ColeとRodonの契約は2028年まで続く訳ですが,1年あたり63MMの保有コストが発生します。コスパ的にもCole同様の稼働率がRodonには求められますが,ヤンキースとしては出鼻をくじかれたという印象です。

それでもTaillonやMontgomeryと比較しても大幅なアップグレードに成功したことは事実であり,ヤンキースが今年に懸ける思いもひとしお。

②-2 もはや無名ではない。

2021年に彗星の如くローテーション入りしたNestor Cortesでしたが,続く22年シーズンでも先発で通用するかについては疑問符が付いていましたよね。
ところがどっこい,平均91マイル程度ながら非常にRun Valueに優れたフォーシームと新球スィーパーを中心に,コマンドと多彩な球種で打者を翻弄。終わってみれば158イニングでERA2.44 FIP3.13といったリーグ上位の好成績を収めました。聞く人によれば昨年のエースはColeでなくCortesと言う人もいるかもしれません。

怪我でWBCは辞退したものの3月24日の先発登板では不安を払拭するような快投を見せてくれました。
昨季は夏前に大きく調子を落としましたが球種割合と変化量に修正を加え復活。シーズン中であってもこういったメンテナンスを講じられるのは感心しました。

Baseball Savantより引用

②-3 俺には分かっていたけどね

むしろ,Frankie MontasLuis Severinoがヘルシーなまま開幕迎えられると思ってたやつとかおるんか???期待値上げすぎ。
12月に投稿した拙noteにおいても「開幕ローテは①Cole②Cortes③German④Brito⑤Trivino」と予言していましたがほぼほぼ当たってますね。

Severinoは昨季先発として復活すると,多少なり離脱はあったものの102イニングでERA3.18 xwOBA.268といった及第点以上の活躍を見せており,秋には直球の平均球速・スピンレートが右肩上がり。オフには15MMの球団オプションを行使するに至りました。これは有望株の底上げが期待薄の状況や市場高騰といった背景もありましたが,概ね高評価の動きであったと思います。
ただね,伊達に契約延長後の3年で7登板に終わった男じゃありませんよ。さっそく開幕をフイにしちゃいました。こればっかりはSevyを先発ローテとして計算している側に問題がある。

そしてMontas。そう,TDL加入後に忽然と姿を消したゴースト/ニューヨークの幻。誰も期待していない中で,想定どおりシーズンほぼOUT。俺がデロリアンに1度だけ乗れるのならば,去年の7月に座標をセット,事のいきさつを話すフリして現金男のケツを轢きに行くわ。奴を車載ミキサーにぶち込んで1.21ジゴワットの電流を産み出せば2023年に戻ってこれるってわけよ。

②-4 じゃあ誰が尻を拭くんだ

MontasとSeverinoの漏らしたクソを拭くのはお馴染みClarke SchmidtDomingo Germanのお二人。どちらも昨年はKing&Montgomery無き後半戦にチームを支えましたが今季は長くして先発に収まりそう。
特にGermanは平均92マイルの直球は打ち込まれたものの,カーブとチェンジアップは一級品であり,9月に限ればCB/CH=.201/.185というxwOBAを記録。2019年のDV騒動後に引退宣言・撤回を行った一連の流れによって悪いイメージはあるものの,挽回の一年としたいですよね。ちなみにマイナーオプションはないため,RodonやSeverino復帰後にもローテーションを守るのはGermanなのかなと思っています。

Schmidtは様子を見つつ中継ぎ起用orオプション行使という線が濃厚でしょうか。後でもまとめますが,ブルペンが手薄なので状況によってはKingが昨年になっていた複数イニング用の”MIRP”に落ち着くのかもしれません。怪我もなくようやっとるわ。この春から新球種として90マイル前半のCutterを採用していますが,HHを回避できる武器として今のところは大活躍。回転数は平均2,600rpmほどであり,ドラ1の才覚は伊達じゃないなと。

そして開幕時点の3枠を埋めるラストピースとして内定したのが昨年11月のロスターセットで40人ロスター入りを果たしたJhony Britoです。
昨季はオフに球速アップに成功した90マイル中盤のシンカーと空振りの取れる80マイル後半のチェンジアップを武器に3Aで躍進。直近のST登板においても5.1イニングをパーフェクトに抑える活躍を見せました。

完成度やオプションが潤沢である点からも数回の登板に留まるでしょうが,光ものを見せて欲しいところですね。もちろん,コマンドも変化球の精度も並以下のBritoに過度な期待は禁物。昨季同様,ハードシンカーを活用しNYYの強力な内野守備の恩恵を受けられれば御の字ですかね。

②-5 枯渇したSPデプスを救う救世主は…

昨年の今頃はWaldichukを筆頭にWesneski,Searsというアッパークラスでも活躍できる先発プロスペクトが多数いたわけですが,残念ながら現時点ではBritoやVasquezでお茶を濁すくらい。
ただ,恐らく今季2A-3Aで登板機会があるのではという投手を3名ピックアップしました。

1人目は2021年ドラフトで加入したWill Warren。入団直後に修得したシンカーとスィーパーを武器に2Aまで昇格するとTDL後のチーム№1SP有望株へ。今年のSTで計測されたスィーパーの回転数は3,000rpmという脅威の数値であり,プラスピッチであることは間違いなし。今季3Aの活躍次第ではMLBでも姿を見られそうです。(下記記事に詳細が書かれているので是非)

2人目はGalloのトレードで昨季途中で加入したClayton Beeter。直球と2500rpm付近のスライダー&カーブを武器に奪三振を量産するプロスペクト。LAD傘下時代は制球難に苦しみましたが移籍後はチェンジアップを持ち玉に加えたことで与四球の減少に成功。STのトラッキングデータは思ったほどの数字ではありませんでしたが,やはり魅力は98mphに到達する直球。彼もWarren同様に今季コールアップされてもおかしくない存在でしょうか。個人的には中継ぎ転向でもアップサイドを期待出来そう。(こちらも是非↓)

3人目は昨年ドラフトにて2巡目指名を受けたDrew Thorpe。本クラス屈指のコマンドとチェンジアップを有する右腕であり,アッパークラスでの活躍が期待されます。もちろんまだマイナーですらイニングを投じていないため,今シーズン終わりにどのような評価が下っているかに注目です。STでのトラッキングはイマイチだったのが気がかりですが。ちなみにBrooks Leeとチームメイト。

③ブルペン

昨季MLB全体で5位となるfWAR6.0を稼ぎ出した中継ぎ主力の陣容は変わっておらず,悪く出ても平均以上の出力を期待。
NYYブルペン最大の特徴はここ一年で爆発的に知名度を上げることとなったSSWの理論を用いたシンカー&スィーパーを多投することでしょうか。これによってGB%=49.1,FR/HR%=7.5というMLB1位の数値を叩きだすことに成功しており,今季も基本路線は変わらないと見ています。
唯一の新顔,といっても出戻りのKahnleは開幕OUTとなっており,引き続きマイナー戦力にも頼る必要がありそう。

<通年の中継ぎデプス>
CP Clay Holmes RHP
RP1 Michael King RHP
RP2 Jonathan Loaisiga RHP
RP3 Wandy Peralta LHP
RP4 Ron Marinaccio RHP
RP5 Albert Abreu RHP
RP6 Tommy Kahnle RHP
RP7 Lou Trivino RHP
RP8 Greg Weissert RHP

 Matt Krook LHP
Jimmy Cordero RHP
○ Nick Ramirez LHP
Ryan Weber RHP
Zach Greene RHP

Min Carson Coleman RHP
Min Edgar Barclay LHP

③-1 最後まで信じさせてくれよぃ

昨季の開幕直後,”キューバ危機””アカの回し者”がキャリア最悪の不振に陥ると,21年からトレード加入のClay Holmesが抑え投手として起用されることに。SSWの恩恵をバネに,6月まで防御率0点台,GB%は2002年の計測開始以降最高となる数値を叩きだしていました。

しかしASブレーク前後から突如として制球難に陥ると,下半身の怪我によって離脱。Mo級の最強クローザーと化した前半戦からは考えられない後半戦を過ごしました。
PSでは5登板で無失点と復活を果たしたものの,元々がコマンドに課題のあった投手であることから,全幅の信頼を寄せるには至らないのが現状でしょうか。

ただ,STではここまで6試合でERA1.69 WHIP0.38と安定感を披露。悩みの種であった四球も1個も出していません。

昨年7-8月のリリースポイント
Baseball Savantより引用
今年STでのリリースポイント
Baseball Savantより引用

確かにBaseball Savantを見る限り,昨年不調期に安定していなかったリリースポイントは非常によくまとまっており,制球難解消に奏していることは間違いなし。後半戦のせいで注目は薄れましたが,Devin Williamsのエアベンダーに勝るとも劣らないクレイジーな変化球(Sinker)を持っている投手であり,今季更にHypeされてほしい存在です。

③-2 玉座👑,空いてる?

昨年の前半戦,リーグで最もタフかつ支配的な中継ぎ投手が存在したことを覚えていますか。
51イニングを投げて許した安打は35本,その間66奪三振というランを展開したMichael Kingです。残念ながら後半戦直後に肘を骨折する大怪我に遭い全休となっています。
今年はまた開幕からKingの快投を見れるわけですが,武器はなんと言ってもフリスビーのように曲がるスィーパーとシンカー,そしてMAX100マイルの4SFでしょうか。元先発であったために回跨ぎで3イニング,なんてゴリ押し起用も可能です。

ただ,ChapmanやBrittonといった場所取りおじさんがFAとなった今,8回を守るのはKingしかいないと思っていますし,今度こそ1年通じて支配的なピッチングを見せて欲しいですね。ちなみにTikTokと提携しているヤンキースは日々ショートムービーを撮影していますが,「好きな歌手は?」という質問に対して自身の歌手となったお姉さんの名を挙げています。良い奴です。

③-3 Changeupもあるよ

冒頭でヤンキースブルペンの特徴はスィーパーとシンカーであると書きましたが,もう一つの強みがあります。昨季CHのRun Valueが「▲8」以上を記録した中継ぎ投手は僅か5名しかいないのですが,そのうち2名はNYYの投手。
Holmes不調時から抑えを任されていたWandy Peraltaと,昨季からMLBデビューを果たしたRon Marinaccio。そうです,チェンジアップも強みの一つ。

PeraltaはNYYの伝説的外野手・Mike Tauchmanとのトレードで21年に加入すると,昨年は一気にセットアップとしての立ち位置を確立。最終的には最も信頼の置ける投手としてPSまで全身全霊の投球を続けました。
SF時代までは90マイル後半のヒーターを投じていましたが,移籍後はSSWシンカー,そしてSSWチェンジアップを駆使し空振り&ウィークコンタクトを連発。見た目どおりタフなこともあり,荒っぽい起用法にもちゃんと応えてくれます。

この春から導入されているピッチクロックを利用し,僅か20秒で三振を奪う姿はFunny。そのSTではERA8.10と大炎上しているのは気がかりです。

もう一人のMarinaccioは21年にマイナーでブレイクアウトの後,ロスター入りすると昨年はシーズン中盤から安定した投球を続け40試合でERA2.05を記録。元々マイナー時代には優れた直球とスィーパーを武器にしており,変化量は傘下随一であってもコマンドの安定しなかったチェンジアップはそこまで注目されてなかった記憶。
しかしMLBで2球種がさほど通用しないと分かるやチェンジアップの使用率を上げ,見事マネーピッチへ。チェンジアップが活きたのか,次第に4SFとスィーパーも効果を発揮し,最終的には全球種の被打率が1割代となっています。同じドラフトクラスでNYYより指名を受けたWhitlockやStephanの活躍にも負けていません。(こいつら3人で勝利の方程式組めた可能性あるとかマジ?)

セットアップの粒が揃っているNYYでは流動的な起用にも期待できますし,6-7回あたりでの運用に留まらず,最終盤での起用も鍵になりそう。

昨年は脛を怪我したために秋の舞台では見られませんでしたが,雪辱を果たしてほしいところ。STでは群を抜いたパフォーマンスを見せています。しかしこいつより端正な顔した中継ぎおるんか?

③-4 ニカラグアの怪物,復活へ

2021年シーズン,球界屈指のヘビーシンカーでアチアチパーセンタイルを形成していたJonathan Loaisigaでしたが,皮肉にもNYYのSSW戦略にマッチせず,昨季前半戦はERA7.85と大不振に陥ります。この頃はコマンドも不安定で見るのが非常に辛かったですね。
しかし被打率が4割後半であった右打者寄り高めのZoneに抜ける高速シンカーの制球修正に成功すると一挙に躍動。怪我人続きであった8-9月のブルペンをERA1.82で支えました。

4-7月のSinkerリリースポイント
Baseball Savantより引用
9月のSinkerリリースポイント
Baseball Savantより引用

WBCではリリーフに失敗するなど辛酸をなめましたがSTでは絶好調。MLBトップクラスの平均98.7mphのハードシンカーは依然として脅威であり,昨年後半の精度を保てればAndrés Muñozのような支配力を取り戻せるはず。
Holmes,King,Marinaccio,Peraltaの後ろにこの怪物が控えていると思えば本当に心強いですね。

③-5 Who's next

モップアップ寄りの投手としては100mphのシンカーを多投するAlbert Abreuや,怪我から復帰すればTommy KahnleLou Trivinoといったベテランオプションまでも豊富。3Aでは敵無しのGreg Weissertの名前すら挙げずともバックアップは豊富な陣容でしょうか。

そんな中でも,PeraltaやHolmesのようなアップサイドを有する中堅の躍動というのは今年も期待したいところであり,その枠に収まりそうなのがJimmy Cordero。2020年にはCWSにて30登板もERA6.08と奮わずTJ手術も経験。ヤンキースがマイナー契約したのち,昨季3Aで快投すると,現在では開幕ロスター入り有力候補にまで上り詰めています。(というか確定したみたいだけど)

最大の武器は平均98マイルのシンカーとスィーパーで,恐らくCWS時代と比べて一塁側プレートに寄った投球をしている?球種も3球種に絞ったお陰か,精度の低い変化球が淘汰されている印象。この手の投手にして四球が少ないのも期待出来そう。

そして密かに期待している人材が,今季3Aで開幕を迎えるCarson Colemanです。Colemanは2020年にドラフト外で入団すると昨季はクローザーとしてHigh-AやDouble-Aの打者を圧倒。ハイボールに集める90マイル後半のヒーターが武器であり,2Aに限っても44イニングで69奪三振を奪っています。

今年のSTでは投げていないのが気がかりですが・・。怪我でもしたんかね?夏頃にMLBで見られると嬉しい選手です。

④投手陣総括

Fangraphsのデプスチャートを見ると先発陣は30球団中1位,中継ぎ陣は11位という予測WARが出ています。実際には先発がもう少し低く,中継ぎ陣はもう少し高く振れそうな気もします。

先発のキーマンはやはり大枚を叩いたCarlos Rodonであり,彼が怪我や不振で機能しないとなればいよいよ終わりです。投球練習を開始した報道も出始めているのでひとまず安心。復帰後も球速低下が改善されているかが心配ですね。

中継ぎのキーマンとしてあげたいのはLou Trivinoでしょうか。昨季OAKではERA6.47 WHIP1.88という数値を叩きだしていましたが,NYY加入以後はERA1.66 WHIP1.29という好成績を収めています。
精度の低い4SFやCHを切り捨て,高いRun Valueを誇るスライダーやカットボールを主体としたことで再び復活を遂げました。NYYのブルペンは奪三振力が課題であるため(戦略なのだろうけど),Trivinoのように高いK%を誇る投手は必須。彼が真価を取り戻すようであれば球界№1ブルペンとなっても驚きはありません。モンちゃんがあのザマなので頼むでホンマに。

打撃陣ともに怪我人が非常に多く,今年も夏頃にはヤンキースファンのむせび泣く声が聞こえそうですね。

最後に

銀河系最悪のファンベースに「Anthony Volpe 開幕ロスター入り」というビッグニュースが飛び込んでしまったせいでお祭り騒ぎとなっていますね。めちゃくちゃ良い選手には違いありませんが,去年のJulioですらあれだけ序盤に苦しみ,Torkelsonが8HRに終わったことなどを見ても非常に厳しい道程が待っているはずです。
Volpeが不調期を迎えたとき,「Who's Derek Jeter」とかいう糞チャントが叫ばれそうで今から震えてます。
頑張れ。


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