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あのたび -メノ島と海水シャワー-

 朝起きてベモでスンギギへ5000Rp(≒70円)。そこから9時にGili Meno(メノ島)へ船が出ているというが、50000Rp(≒700円)は高いよ。

 ロンボク島の北西には、ごま塩のように小さな島が3つ存在している。左からトラワンガン、メノ、アイルという名前で、真ん中の東西500メートル、南北1.5キロメートルとメノが一番小さい。とりたててメノに行きたかったわけでもなく、小さい方が欧米人が少なくて静かだろうという判断にすぎない。

lombok.vacations より

 アクティビティは西隣のバリ島で十分可能であり、わざわざロンボク島のさらにはずれにある島に来る旅行者は少ない。結局船に乗っているのはボク一人だけであった。

 港などはなく、船は直接砂浜に到着しそこから歩いて宿を探す。安いところを紹介してもらい名前も分からない宿で2泊で50000Rpにしてもらった。確かに小さい島で人気がほとんどない。

 電気はあったが水が無い。シャワーを浴びると海水だった。しょっぱいシャワーは初めてだった。確かに小さい島でどうやって真水を確保するのだろうか。難しいだろう。それだけに朝のお茶のサービスをありがたかった。食事は高そうなので、その日は持ってきた菓子類やパンで済ませた。ただ夜の蚊の襲撃がものすごく寝苦しかった。島の蚊はでかくて強い。

 しかしこんな所にも日本人がいた。長く旅行をしていて驚くのは、さすがにこんなマイナーな所に来るのはボクだけだろうと考えている土地に、なぜか誰か日本人がいることだ。中村さんはダイビングが目的でこの島を訪れていたようだ。他にもめちゃくちゃかわいい韓国人ガールがいた。夏休みで一人で遊びに来たという歴史の教師だった。

 海がキレイだと言うので、翌日シュノーケリングセットを10000Rp借りて浜から少し沖へ泳いでみた。風が強くてちと寒い。マレーシアの島でもシュノーケリングをした(以前の記事参照)が、その時の感動が強すぎて、それに比べるとあまり興奮はしなかった。魚は多かったけど。個人的感想としては、やはり海は圧倒的にマレーシアが美しい

 今回はチューブ付きメガネに加えて、足ヒレも借りたのだけどうまく使いこなせなかった。陸上ではあるきにくいし、泳ぐにも力がいる。1回目はヒレ付きで泳いだけど2回目はヒレ無しにした。

 2日目は宿で昼はチャプチャイ5000Rpとナシ2000Rp+コピ2000Rp。島にしては普通の良心的な値段だった。
 チャプチャイはあんかけ風野菜炒め。豚肉やえびが入っているとラッキー。夜はナシチャンプルとアヤムゴレン8000Rp。アヤムは鳥でゴレンは焼くという意味。フライドチキンという感じか。

 蚊と海水シャワーというのがネックで長くは滞在することができずすぐに島を出た。

インドネシアルート

(つづく)


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