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あのたび -ジェネラルサントスのたこ焼き-

 朝起きると、曇り気味だが前日よりは良い天気。ダバオ(DAVAO)からジェネラルサントス(GENERAL SANTOS)へ移動。125₱。隣の座席の婦人が子どもを抱えて空間を専有し狭い。外のみかん畑の景色は良かった。

 ジェネラルサントスは通りが広い都会的な雰囲気。Dinty Lodge120₱。汚い部屋。散歩してパイナップル5₱。水500ml補充4₱。石造りのモスクを発見するがムスリムは少ない印象。

 フィリピンは全体的にキリスト教がほどんどを占めるが、南のミンダナオ島だけはイスラム教が多いという。ボクが旅行した20年前は、ちょうど9.11同時多発テロが起きた直後で宗教的対立が燻っていた。ここミンダナオでもテロが頻発していて治安には不安があったが特に事件に巻き込まれたということはなかった。町中には銃を持った武装兵士が立っていた。

 フィリピンではバスケットボールが人気がありどの町でもバスケットコートがある。ここで見た若者の試合は本格的でレベルが高かった。ダンクやアリウープにダブルクラッチ。野良で見られる技とは思えないプレイで見ていて満足。

 焼きバナナ2本10₱。ジュース2₱。TAKUYAKIと書いたたこ焼き!が売られていた。実際タコは入っていないようだが人参、キャベツ、ネギ入りでかつおぶしも降りかかっている!味も近い。5個12₱。こんなところに大阪の味が。誰か日本人が伝えてくれたのだろう。

 もう一泊してネット屋で時間をつぶすと、セガがサミーの傘下になったというニュースが。セガのゲーム好きだったなぁ。

 月曜日になり銀行が開いたので両替。1$=55.05₱で100$分。1₱はだいたい2.2円くらいの計算。コタバト(COTABATO)へ窮屈なバンで移動。3時間160₱は高い。

 Hotel Filipino 200₱。スタッフに聞くと次の町へのバスは無いという。毎晩フェリーがパガディアン(PAGADIAN)まで出ているとのこと。この日はここで一泊し街歩き。マンゴー5₱、パイン5₱、焼きもろこし5₱。南国のフルーツと野菜は鮮度高く安い。

 翌朝、パン8個14.5₱。パイン5₱。ハロハロ15₱。ハロハロはアイスクリーム入のあんみつのような甘味。

 パガディアンへのフェリーは夜18時半発。166₱+保険5₱+20₱←謎のチップ代。船まで案内しただけじゃねえかよ。それくらい自分で歩いていけるっつうの。夕方フェリー出発前に腹ごなししようとムスリムの店に行くと拒否される。違う店でにがうり+えび+米30₱。バナナ揚げ3個9₱。

 なんと到着は深夜2時! せめて陽が昇る朝に着いてくれよ。知らない街に深夜到着とか無理ゲーなんですが。だったらフェリーも昼の便とかにしてほしい。

 歩きまわると、24時間営業のファーストフード店、ダンキンドーナツ(Dunkin’ Donuts)が開いていた!助かる。朝までどうしたらいいかと途方に暮れていたんだ。コーラとドーナツを頼み座席に突っ伏して寝る。しかしこの体勢では寝付けない。

 朝7時になりドーナツ屋を出て明るい中で宿を探す。Napsally's Pension100₱。朝からチェックインさせてくれた。うれしい。昼間で爆睡する。

 12月24日クリスマス・イブを迎えるが町中が飾られて盛り上がっているというほどではない。それはこのミンダナオ島のムスリムの割合が高いからかもしれない。

フィリピンルート

(つづく)


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