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大地讃頌

日中、大地讃頌(よく合唱で歌われる曲ね)を部屋の中で熱唱した(近所の人たち、聞こえてたらすみません!)


母なる大地
ふところ
褒めよ
讃えよ
感謝せよ
愛せよ
恩寵の豊かな

などなど

日本語っていいね、優しくてさ。

もうね、この曲だけ歌っていれば、ちゃんと日本人を全うした気になるね!

そんなこんなで、立派な日本人になれた気がして熱唱していたわけよ。

大地讃頌を初めて知った時は、人生がすごくキツかった頃だった。

学校にも家庭にも居場所がなくて、離人感、分離感ばかり感じていたとき。

そんな時でも、この曲に感動したわたしの魂はずうっと覚えていた。

この曲を聴くと、あの頃の辛い記憶が蘇って来そうなものだが、全然来ない。

美しい日本語の広がりを感じるだけ。

あの頃も同じように感じていたことを思い出すの。

辛いだけじゃなかったんだ。

わたしはちゃんと覚えていた。

校庭から見た夕暮れのマジックアワーも、枯れ葉を踏みながら歩いた感触も覚えていて、その一瞬が生々しく思い出されて、泣きたくなる。

大人になったわたしに「はい、大地讃頌」と持って来てくれた過去のわたし。

おかえり〜って感じ。

ただいま〜とおかえり〜を人生で繰り返しているが、これで良い。

くぅぅぅ…!と喜びを噛み締めているの。
過去のわたしが健気で。

2023年の年末は、ものすごく具合が悪かったけれど、2024年が始まって人生が動き始めた気がする。

わたしの2025年は無双になっているかもしれない。

と、わたしは、未来のわたしにボールを投げているの。


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