二人ということ

君は僕をフレデリック
と言うけれど

僕には空の色に目を奪われる
君の方こそフレデリック

踏切の音にリズムを刻む
君はやっぱりフレデリック

君に世界の輝きを教えてもらったんだ
少しづつ世界の受け止め方を教わったんだ

「だから君は僕のフレデリック」

そう言ったら君は答えた

私は形にすることができない
そのまま感動してしまうから

感動を形にするには
一度世界から出ないといけない

あなたはそれができる

「だから僕は君のフレデリック」