蟹座 27度(26.00~26.99)
蟹座 27度のサビアンシンボル
「渓谷での嵐」
A storm in a canyon.
26度では蟹座の考える贅沢を満喫していましたが、そこには牡牛座の24度「馬にまたがり骸骨の締め具をつけたインディアン」のように、自らの豊かさを守る努力がありません。その為、次の度数である27度では、自然界の力ですぐさま蟹座の豊かな内側と、そうでない外側の間のギャップが「嵐」を起こします。これは獅子座のテーマである「他人とのギャップ(温度差)」を連想させる自然現象で、蟹座からの脱出の機会をうかがってものでもあるのです。
蟹座は、占星術を牡羊座から始まる物語と捉えると「気持ちを共有する共同体としての他人」を知った最初のサインです。その為、道行く人の行動を模倣したり、反復したりしながら他人の情緒を理解してきました。それは、他人として特別な行為ではありません。つまり言うなら「普通」な行動です。
蟹座のこの「普通」に他人を理解しようと努力し、「普通」の安定した反復の生き方に満足できる、という能力は一般的で地域的な共通性もあり、それが全体の安心感を生みます。しかし、当の蟹座も27度までくると、ご自身の「普通」に幸せを感じる感覚よりも、「特別」な何かが出来る他人に強い「あこがれ」を持ってしまうようです。蟹座の持つ、特別ではない情感のみずみずしさは、身内にからすると親しみや安心感を生むのですが、27度からすると、その「普通さ」から抜け出すためにあえて26度で内側の贅沢と外側の貧しさのギャップを作りだしたという見方も生まれます。
内側で分かりやすい「贅沢」を生み出せば、外側では分かりやすく「貧しさ」を感じさせます。その間に牡牛座のような土の壁が作れれば、この中と外を少しの間安定させる事もできたでしょうが、蟹座の情感に物理的な壁はありませんので、この27度の「嵐」が起こるのです。
内心「特別」に憧れをもつ27度蟹座としては、この嵐は願っていたアクシデントです。どんなに普通で地域的な共通性をもってしても、「安心」や「安定」は得られない事を理解したからこそ、もうここにいても「私の願いは叶えられない!」という自我が獅子座の火を燃やし出すのです。
この27度時点で、それが「安心」「安定」への願いなのか、「特別」への願いなのかは判断に難しくなってきています。
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