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【無我霧中-12】「俺は、ずっとここにいた」

最近怪我をしたことはありますか?
怪我をしたならとてもいい機会かもしれない。

僕は両肩の怪我をした。

8月から大好きな懸垂も倒立もできないでいる。
かろうじて、最近倒立はできそうになってきたのでチャレンジしてはいるけど。

さて、怪我の何がいいか。

怪我をして治すのは、医者だろうか。

いや、自分でできる。

もちろん、僕も腱板断裂の疑いがあったから、レントゲンとMRIで診察受けた。
どちらも大した異常は見られなかった。

普段の体の使い方が悪く、肩が炎症を起こしている。

つまり、普段の体使い方を直せばいい。

とは言うものの、普段と違う使い方が性格なのかどうかわからないので、
リハビリを受けた。

リハビリと言っても、毎日毎週通うのではなくて、ストレッチや簡単な筋力アップの方法を学ぶ。

これを始めてから、肩の納まりがよくなった。
納まりと言うより、腕や肩の動作に肩甲骨の支え、稼働具合が感じられるようになった。

「俺はここにいる!」

そう主張してくる。

例えば、四つん這いになるテーブルトップというポーズがある。
ここから、右手左脚を伸ばしてバランスを取ると、不安定になる。
この時の不安定さが、今までふらつきもあったが、肩の感覚を掴んでから、「俺」が支えてくれている。

普段の体の使い方が、使えていない箇所があったがために、
「俺は、ずっとここにいた」のに気付いてあげられなかった。

もっと早く分かっていれば、どんなに体が楽だっただろうか。
サポートを受けて生活できることがどんなに楽だったろうか。

サポートがないために、身体は別の筋肉で強引にサポートしていた。
そりゃ、どこかしらエラーが起きて怪我する訳だ。

リハビリを楽しみつつ、更なる体の活性化に精進したいと思う。
今、怪我をして楽しみが減ってしまった方。
恐らく、怪我をした個所は、今まで感覚が行き届いていなかったところだと思うので、これを機に気付かなかった誰かに気付いてあげましょう。

そしたら、怪我が治った時、見違える自分の体になっているはずです。
こんな機会中々ないんだから、何事も楽しもう!

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