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【期待と忍耐の寝台列車】初めてのサンライズ出雲旅行記

#わたしの旅行記

どうも、麻呂兄ちゃんです。

初めての健康以外の記事の投稿です。

9/21~25に倉敷、広島、香川の旅をしてきました。
※一部弾丸

その旅行記を綴っていきたいと思ってます。

とまあ、そんな感じですが、今回の旅はもうね、行く前から楽しみでたまらなかったんですよ。

というのも、今回倉敷へ向かう移動手段が・・・

サンライズ出雲(瀬戸)!!!


なんだそれ、って感じですよね。

実はこれ、、、

寝台列車 なんです。

詳細はこちら


色々行き方を調べてはいたんですけど、一番安いのが飛行機。
だけど、旅程を調整している間に高くなってしまい、次に安かったのがこれ!
無論、夜行バスも安いけど、前に倉敷まで行ったら長すぎて体が死んだため除外。

今回の旅は、母と彼女(以後、Aちゃん)の3人。
予約争奪戦が凄かったけど、それはまたの機会に書くね。

今回は、個室ではなく、一番安く、知らない人たちとも共に川の字で皆で寝るノビノビシート。

行ったことある人は分かると思うけど、八丈島に向かう、東海汽船の一番下の雑魚寝部屋みたいなイメージ。
(知らんよね)



気になる内装

内装はこんな感じ

内観
レールのようなものはあるが、隣を仕切るカーテンはない
廊下を仕切るカーテン
枕代わりにヨガブロック、薄いマットレスは用意されている

めちゃめちゃワクワクするこの感じ!!

前情報として、
・薄いマットレス(マジで薄い)と枕カバーのみ(え…枕は?)用意されている。
・スペースは、寝っ転がったら2人分の幅程度。ヨガするスペースはあるよ!
・仕切りは、顔周辺のみ、体は隣と空間
・廊下側は、カーテンで仕切れる
・トイレは、車両の前後にあり
・車内販売はなし
・有料でシャワーは浴びれる
・カップホルダーあり

とまあ、こんな感じです。

こっからは、実際に中に入っての情報。

・空調は、車の冷暖房のように、手動で閉じたり、開いたりして調節
・枕元灯が2つある
・電源はない(これ事前に知りたかった・・・)

画像左上の黒いスポットライトと窓右上のライト、真上の空調

まあ、寝るだけなので、スマホも電源切っておけば問題ないでしょう。

到着から出発まで30分ぐらいあったけど、気付いたら出発の時刻。

ある程度寝る支度は整えて、出発。

ここでふと気づくけど、本日満席のアナウンスが出ていた割に車内はやや空いている。

電車なので途中乗車があるわけですね。

次は横浜に停まるから、そこできっと乗ってくることでしょう。



乗り場はどこ?

一旦、本編から脱線します。電車だけにね。(したら困るけど)

この寝台列車 a.k.a. サンライズ出雲(瀬戸)は、乗り場どこなんでしょうか。

ボクタチ、トテモ マヨイマシタ。

それもそのはず、これ新幹線じゃないんですもん。

サンライズ出雲(瀬戸)の乗り場は、普通の在来線のホームから乗れます。
東京駅だと9番10番線です。

そう、東海道線のホームです!

サンライズ瀬戸とサンライズ出雲は同じ列車です。

なんか、普通のホームに停まる電車で寝ているのは変な感じと言うか、地味に優越感に浸れます。

車内からの様子

という訳で、焦らず、普通の9/10番ホームへ移動してくださいね~!

では、本編へ。



在来線に寝っ転がったことはあるか

無事東京駅を出発したサンライズ出雲(瀬戸)。
次の行く先は、横浜駅。

寝てもよかったけど、もう少し楽しみたかったので、とりあえず、電車の揺れを感じながら談笑。
歯磨くの面倒くさいからお酒とおつまみは、買わなかったけど、あっても楽しいかと!
ただ、揺れるからそこだけ気を付けた方がいいかも。

そんなこんなで、車内アナウンスと共に横浜へ到着。

大分人が乗ってきましたね。

家族連れも多く見受けられて、若い女性はあんまいなかったけど、4割ぐらい女性いたような気がするので、そこまで不安はないかと思います。

ただ、貴重品入れる金庫などはないので、そこの取り扱いはお気を付けください。

横浜も過ぎたので、次は熱海へ。

距離が長いから寝っ転がって就寝モードへ。
まだ、22時半とかだったけど(笑)
意外に眠くなるものだった。

が、電車の揺れが寝っ転がると余計に感じる。
割と振動が凄い。
というのも、新幹線みたいにスピードを出してもスムーズにいけるよう舗装された線路ではなく、在来線の線路を駆使して進んでいるからだと思う。
結構、いや、かなり頭に振動が来る。

2Fの席でこれだから、1Fだったらもっと振動を食らっていたと思う。
不幸中の幸いである。

なんとなく酔いそうな感覚がある。

ぐでんぐでんに酔っ払った状態で京王線の急行に乗ったことはある?
すごい揺れるんだよね。耐えたいけど、振動が凄すぎて気持ち悪くなるような。
そんな感じ。(知らないね)

まあ、そんな環境でも気付いたら眠ってしまうのであった。



Welcome to 極寒天国

ふと、目が覚めた、

めちゃめちゃ寒い。

それもそのはず、まだ、暑い時期ではあったから、半そで短パンの装美しかないし、それで寝ていたからだ。

それに畳みかけるように、車内空調は、冷房MAXの最低温度(だと思う、間違いなく)

気付けば、周りの人々ももそもそと動き出した。

寒くて皆起きたようだ。

ただ、どうすることもできない。温度調節はできないからだ。

唯一の抵抗は、目の前(天井)にある唯一の空調を封鎖するのみ。


寝台列車の真髄

ここで、寝台列車雑魚寝部屋の真髄が発揮される。

僕の真上の冷房は、封鎖することができた。
と、ともに疑問が浮かんだ。

ただ、隣の席はどうだろう。隔てる壁がない。
そして、真上には空調。
更に、その隣はどうだろう。隔てる壁がない。
そして、やはり、真上には空調。
その隣には・・・もう考えるのをやめた。

なぜ寝れないときに羊ではなく、隣人について考えなければならないのか。
悲しくなってくる。

考えて分からないときは、行動に移すのみである。
幸い、空席も多かった。

寝ている隣人達も顧みず、跨いで飛び越え、すべての空席の天井を封鎖することに成功した。
ミッションインポッシブルさながらの寝起きの華麗な舞。

一命は取り留めたものの、まだ、寒いものは寒い。

我々に支給されている唯一のマットレスは、床に敷いている。

これを掛け布団として使えば、寒さは凌げる。

しかし、僕は、腰痛持ちなのである。

それを知ってか知らないか、マットレスは1枚しか支給されていない。

暖を取るか団を取るか。
苦渋の選択である。


変人の真髄

僕は、腰痛を取った。
つまり、敷布団として、継続して使うことを選んだ。

なぜなら、僕はコールドトレーニングと言う、細胞を鍛えて、寒さに打ち勝つトレーニングをしているから。

急にスピリチュアルな気持ち悪いことを言い出した、
・・・と思うよね。

僕も全くの同感である。

気になる人はこちらの本を読んでいただきたい。
ヴィム・ホフ・メソッドと言うトレーニングだ。

簡単に言うと、ヴィム・ホフと言うオランダ人が呼吸法で体の細胞を起こして、体の代謝、熱生産を高めるというもの。

これに関しては、また詳しく書くけど、このトレーニングを毎日している。

そんな訳で、深く早い呼吸を30回、そして、我慢が続く限り、息を止める。
息を止めている間に、耳の裏から順に、首、背中、腕から指先にかけて、腰、もも、ふくらはぎ、かかと、指先へと意識を集中していく。

これを繰り返す。

寒いからか体が簡単に温まってきて。
嘘かと思うかもしれないけど、本当の話。

ただ、表面は寒く感じる。

温まってきたからと言って、すぐ手を止めるわけにはいかない。

4,5回繰り返した。

体がぽかぽかしてきたのを感じると同時に、二酸化炭素不足と睡魔でそのまま眠ってしまった。


この時ほどコールドトレーニングをしていた良かったと思ったことはない。



2つの寝台列車

気付けば、岡山駅に到着。

乗客の多くが目を覚まし、さっそうと駆け出し、降りていく。

それもそのはず、ここでこの寝台列車のメインイベントが始まる。

何度か書いてはいたけど、【サンライズ出雲(瀬戸)】という表記をしていたのに気づいた方はいるだろうか。

また、時刻表は、【サンライズ瀬戸】のみ記載されていた。

東京駅の時刻表

実は、このサンライズ出雲とサンライズ瀬戸は、2連結の車両なのである。

そして、今まで一緒に旅をしてきたこの車両が、この岡山駅で分断され、晴れてサンライズ出雲、サンライズ瀬戸として旅立つのである。

ちなみに、先頭車両がサンライズ瀬戸の為、瀬戸の乗客は、分断されて出発することを見ることはできない。

つまり、サンライズ出雲に乗っている人の特権なのである。

気になる人は、こちらをご覧ください。


それぞれの時刻表

ただ、お別れの余韻に浸っている暇はない!

なぜなら、すぐにサンライズ出雲も出発してしまうからだ!

どこでもいいから、とりあえず、近くの扉から乗り込むことをオススメする!

全員が乗り込んだことを確認せずに電車は出発するからだ!

僕みたいな、スリルを味わいたい人は、ダッシュで12号車まで走って乗り込む、007のような経験をするのもいいと思う。
ただ、乗れない可能性もあるので自己責任でお願いします。


無事に倉敷到着

メインイベントも過ぎ、無事出発し、倉敷に到着。

まだ、行きの電車だけでこのボリューム・・・。
果たして、僕はこの旅のブログを書ききれるのだろうか。

とりあえず、我々3人の感想は・・・「寒かった」

これにつきました。

ただ、新鮮な移動手段を楽しめたことも間違いなかったです。

友達に聞いたところ、冬だったらとても快適だそう。

夏場のみ、おかしいけど冷房対策はしっかりして、できることなら、枕とブランケットを用意して、快適な旅をお過ごしください。


サンライズ出雲(瀬戸)での旅をお考えの皆様へ

夏場の旅をお考えの方は、防寒具を是非ともお持ちください。

また、どの季節にも限らず、床のマットレスは、気持ち程度の薄さです。
快適に過ごすのであれば、インシュレーターマットやヨガマットなどがあると便利です。

枕は最悪鞄でも、洋服でも代用は聞くけど、余裕あれば、持っていくことをオススメします。

電源はないので、電車に乗ったらスマホの電源を切ることをオススメします。

岡山駅のみイベント発生して楽しいけど、他の駅は、5秒ぐらいで出発するので決して下りないように。

次また使うかは考えるけど、夜中の時間に移動できることが最大のメリットだと思うので、時間を有効活用して旅をしたい方は、是非使ってみてください!

最後に、ちょっと癖になるトイレの音でお別れです。


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