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マウントを取らない生き方のススメ

〜日々の気づきシリーズ〜

僕は人や動物が大好きな(自称)博愛主義者ですが、自他ともに認める大の負けず嫌いです。

仙人のように人柄の良い姉がいまして、幼少期はよく『大人しい姉』と『うるさくて我儘な弟』で比べられてた気がします。

はじめはそんな姉にコンプレックスを抱いたのですが、次第に家族だけでなく友人にまで競走意識を持つようになりました。

『自分はダメな子だ』

という思考がやがて

『他人よりも優れていたい』

に変わっていったんでしょうね。

それから現在に至るまで、大きな喧嘩は少なかったものの、意見が衝突した際に譲り合えず、その後の関係がギクシャクした経験が沢山あります。

今日は、そんな負けず嫌いの自分から卒業するきっかけを掴めたかも知れない、という話をします。


結論ですが、

他者へのリスペクトを素直に伝えることにしました。

{え、そんだけ?
{当たり前のことじゃね?
{読んだ時間返せ!

って思う方もおられると思います。
でもね、コレって負けず嫌いな人にとって凄く難しいことなんです。

ヤンキーと一緒なんです。
舐められたら負け、自分が弱いと認めたら負けなんです。それなのに

他人の優れてるポイントを伝えるなんて、自分が劣っていると認めてるようなもんじゃないですか??

漫画『バキ』より

つい昨日、弱さを認めても勝ち負けや優劣を感じない、むしろ気持ちが良くなる場面に遭遇しました。

その時のエピソードをお話しします。

僕の知り合いに勉強熱心なAさん(仮名)という人がいます。人って自分の話をしたがる生き物なので、Aさんと居るとお互いに色んな話をします。

ただ、話といっても穏やかな会話ではなく、どこかマウントを取り合うような、少し緊張感のあるそんな空気感がいつも漂っています。(僕の考え過かも知れませんが)

そんなAさんですが、Aさんは仕事柄か他人に安心感を持たせる話し方が人一倍上手です。

なので、昨日ふと会話の中で

Aさんは話し相手の『うん、そうなんだよね。』を引き出すのがめちゃ上手ですよね。共感を引き出すというか…。上手いというか、もうとにかく凄い。武器だと思います。

って言っちゃったんですよね。
それも何の打算もなく。ただ相手にリスペクトを伝えただけ。

すると、何となくその場の空気が和んだ感じがしました。Aさんの表情が解れたのか、お互いの口調が丸くなったのか、とにかく何かが変わった気がしました。

その時は不思議な感覚がしましたが、悪くない、むしろ気持ちの良い感じがしました。

と言っても、僕はただAさん優れたポイントを伝えただけ。ホントに、伝えただけ。

でも、これまでの僕はそれができなかった。一部でも自分が劣っていると、全てが劣っていると感じていたからです。

コレ、僕にとって人生の転機と言っていいくらい重要な出来事と気づきだったんです。

今回の件、言い換えると

『相手から学びたい事を素直に伝えたら、相手との関係性が良くなった』

そういうことです。
『リスペクト(尊敬すること)』の本質に気づけた瞬間でした。

別に僕にも良いところはあると思います。
でも、それで人と競うんじゃなくて、お互いに良い影響を与え合ったら良いじゃないかと今は思います。

余談ですが、昔から年上や年下とのコミュニケーションは割と上手くいくのですが、高校〜大学では同級生とはあまり親しくなれませんでした。

心の奥で、同い歳の人には特に強い対抗心を燃やしていたのかも知れません。

ともあれ、今回の気づきで人とのコミュニケーションが、引いてはこれからの人生が好転していったら良いなぁと思います。

今回は長文で失礼しました。
最後まで読んでくださった方へ、読んでくださりありがとうございました。

〜終わり〜

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