モルヒネ

修士課程二年。在学中に鬱病を発症。現在、通院服薬の治療中。 願わくば、誰かの救いになら…

モルヒネ

修士課程二年。在学中に鬱病を発症。現在、通院服薬の治療中。 願わくば、誰かの救いにならんことを。

最近の記事

百害あって一利あり

一人の人間が習慣的に大量の煙草を吸うようになるには様々な理由がある。理由は様々だが、結果は大抵同じだ。 煙草というものは、実に不思議な存在である。体に悪いということは、百も承知している。その煙は、肺を黒く塗りつぶし、枯れ枝のごとく血管を細め、寿命を淡々と、ゆっくりと縮める。百害あって一利なしである。 また、そのパッケージには「喫煙は、様々な疾病になる危険性を高め、あなたの健康寿命を短くするおそれがあります」などと仰々しく書いてあるが、これを見て「ああ、煙草というの体に悪い

    • 抗うつ薬の副作用

      皆様、ご無沙汰しております。 私が抗うつ薬を服用し始めてから、二ヶ月近くが経過しましたので、今回は実体験に基づく、抗うつ薬(SSRI)の副作用について、少しまとめてみようと思います。以下の構成で記述しております。お急ぎの方は、概要だけでも、お読みいただければ幸いです。 *はじめにお断りしておきますが、これから綴る文章は、あくまでも、私の主観的な体験記であり、大きく客観性を欠いているという点には、十分留意してください。聡明な皆様におかれましては、私の戯言など鵜呑みにせず、専門

      • 私が鬱になった日の記録

        この日の日記は特別に、ていねいに書いて置きましょう。私がはじめて、鬱を自覚した令和六年の七月二日には、私はどんな一日を送ったか、ちょっと書いて置きましょう。 その日、私は朝から落ち着かずにいた。いつものように目覚め、珈琲を淹れ、煙草を喫んだが、どうにも落ち着かない。なんだか、私の知らないうちに、空気の流れが微妙に変わったような、妙な違和感を感じた。空は重々しい鉛色に覆われ、小粒の雨がぽつぽつと地面に降り注いでいた。 朝食は摂らなかった。支度を済ませて、少し時間に余裕を持っ

        • 私という人間について

          皆様、はじめまして。 最初の投稿ということで、今日はちょっと、自己紹介をしてみようと思います。 では、私の来歴を簡潔に。 年は23歳で、2001年生まれの巳年。性別は男。 現在、大学院の修士課程2年生で、来年の3月に卒業予定。 専攻は有機化学であり、最も嫌いな科目もまた有機化学である。 就職活動ははやくに終えており、メーカーへの就職が決まっている。 (いつか後述するが、この就職先も私の鬱へ、一役買っている。) 在学中に鬱病を発症し、現在は心療内科への通院および服薬による

        百害あって一利あり