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【惜別】只見・磐越西線、福島新潟周遊【キハ40】

ども、ゆさっちです。

先の投稿にもあったように、無事退院してまいりました。
さて、こうなるとまたどこかへ行きたくなるんですね。(笑)

とはいえ、まだ無理はできないので、比較的近場に緩くいくことにしました。

候補として浮かんだのは福島の会津と新潟の魚沼地方を結ぶJR只見線。
2011年の水害で一部区間が不通となり、バス代行区間がありますが、来年度にはこれも解消、そして扉の写真にある、キハ40がこの3/13で引退とのことで、今の姿を見ておきたかったし、只見川の流れをぼうっと見ていたかったのです。

というわけで、3:30起床、ゆさっちモービル(という名のオデッセイ・ハイブリッド)で高速を一路、会津若松へ。

5:00すぎに会津若松駅に到着。
まだ暗いですね。

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きっぷ売り場もまだクローズ。
指定席券売機で青春18きっぷを買います。
只見線初発列車は6:00ですね。

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めざす4番線へ、跨線橋を渡ると、今日のファーストランナーが見えてきました。


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キハ40系気動車です。
全国のローカル線で見ることができましたが、だいぶ活躍の場が減ってきました。

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車内はこんな感じ、天井に扇風機がついていますね。
乗っていたのはほとんど同業者かな?

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6:00定時に発車。
ホームの助役さんが、手を振ってお見送りです。
会津若松の市街地を走っていたのはわずか、まもなく車窓には田園風景が広がります。

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会津坂下(ばんげ)駅では上り列車とすれ違いです。

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会津柳津駅を過ぎると、車窓にはいよいよ只見川が寄り添ってきます。

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ホームの目の前を只見川が悠々と流れる、早戸駅で降りてみました。

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乗ってきた列車をお見送り。

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列車が去って、静けさの戻ったホームには、神秘的な緑色の水面の只見川が音もなく流れるだけ。

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次の列車まで100分待ち。

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小さな駅舎の中には駅ノートがありました。
いろんな方たちの旅の想いを読みふけります。

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静寂を破って、先ほど降りた列車が会津川口駅で折り返してやってきました。

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列車が去ったあとは、また静寂が。
静けさの中でぼーっとしていると、プチ瞑想状態に、自分の来し方、行く末について考えたりします。

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さあ、乗車する下り列車がやってきました。

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終点、会津川口駅に到着です。
駅名標には両方に駅名が入っていますが、本名(ほんな)方面は不通です。

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改札口へ向かうところでパチリ。

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駅の中はこんな感じ、右は出札口、左には観光案内所を兼ねるお土産やさんがあります。

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外観です。
左側は農協の支所、右側には郵便局が同居する、珍しい構造です。

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会津川口には9:47に着きましたが、只見に向かう代行バスに乗るのは14:10。
4時間半の待ち合わせです。
この前のバスもあるのですが、只見から先の列車の連絡がないのです。
また待合室でまったりして待つことにします。
何人かは12:10の代行バスを待っているようで、辺りを散策したり、待合室備え付けのミニ文庫から本を読んだり、思い思いに過ごします。
時がのんびりと流れ、ゆさっちは人の流れをぼうっと眺めてすごします。

さて、時刻はお昼時。
ランチタイムです。
この地を訪ねると必ず利用する駅前の食堂「おふくろ」に向かいます。

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お目当ては、もうこの写真の左側に出ていますけど、「カツカレーミックスラーメン」です。
え?カレーラーメンにカツが載っているのかって?
ちょっと違います。
まず底にご飯がイン!その上に醤油ラーメン、そしてカレーとカツをトッピング!
こうなります。

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カレーと醤油味のダブルスープ?
太麺にからんで意外といけます。
麺を食べた後は、底のご飯をカレー雑炊のようにしていただきます。
うまかった。

さて、駅に戻ってしばし待つと代行バスが入っています。

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このバスに乗り込んだのは、ゆさっちともうひとりの同業者、そして途中まで利用する地元の方の3名でした。

さて出発。

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代行バスは列車同様只見川に沿って、一路只見を目指します。

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只見駅に到着。

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ここから、終点の小出(こいで)に向かう列車は1日3本。

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ここからは新潟色のキハ40がパートナー。

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列車は只見を発車すると、福島新潟県境を越える難所「六十里越」を長いトンネルと急勾配で超えます。
只見の隣駅の大白川まで30分を要します。
異例な暖冬ですがここにはそれなりに雪がありました。

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山を降りると魚沼の盆地にはいります。

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そして終着小出駅へ

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外へ出てみました。
余談ですが、駅名の看板は地元出身の俳優の渡辺謙さんが書かれたのだとか。

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昔はもっと大きな駅の気がしたのですが、いまは17:00で窓口が閉まり、この時間は無人駅となっています。
近くにコンビニもなく、自販機のお茶で一服して、旅を再開します。
ここからは帰路、上越線の電車で長岡を目指します。

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長岡に到着、ここでは乗り継ぎに1時間弱の時間があります。

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さてここでお土産を買っておきます。
長岡の駅ビルで「キャベツの重ね漬」と「煮卵しんじょう」を買いました。
どちらもおいしかったですよ。
(画像は借り物です)

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おっと列車の時間が、あわてて駅そばを掻き込み、信越線、新潟行に乗ります。

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長岡と新潟の間は乗客も多く、日常が帰ってきました。

そして途中の新津で降りて、本日のラストランナー、磐越西線会津若松行の最終列車に乗り継ぎます。

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列車は真っ暗な車窓の中をコトコトと走ります。
途中の五泉(ごせん)あたりで乗客もほとんど降りてしまいます。
この車輌に自分ひとりだけ、まるで銀河鉄道の乗客になったよう。
「この電車はどこへ向かっているんだろう?」
そんな不思議な感覚に陥ります。
そして2時間半の旅の末、たどりついたのは銀河の果ての見知らぬ駅・・・。
の訳はなくて、定時に会津若松駅に到着しました。

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改札口脇に駅員さんが作った引退するキハ40へのメッセージボードがありました。

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夜明け前の暗い会津若松を出発して、深夜に戻ってまいりました。

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いかがでしたでしょうか?
只見線は基本的に寄り添う只見川の流れ以外、目につくものはほとんどありません。
でも一旦、ここに足を踏み入れたら大自然の中、自分と向き合う時間はふんだんにあります。
今回も只見線は大きな示唆を与えてくれたと思います。
不便な路線ですがみなさんも全線復旧の暁には乗ってみて下さい。
さて、きょうは食事もそこそこだったので、深夜営業の喜多方ラーメンでも食べて帰ろうかな。

ではでは!次の旅行記でお合いしましょう。
ばいちゃ!

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