第5章 暗く狭い場所での生活

子供主人公side

はっ、何?何か聞こえる?

ジリリリリリッ

と幻聴が聞こえてきた。

何…この機械音みたいの?

私は目を開けた。

「うっう〜」

と言う私に

「だっ大丈夫か?」

と龍鬼が言う。

ああ痛かった。本当になんだろう?

なんか頭か?この記憶が吹っ飛ぶ感覚がしたよ〜痛かった。

本当にこの頭痛は何?

海緒side

「それで、まずは何をすればいいかな?」

と私は龍鬼に話かける

あっ私はあることに気がついた。

「そういえば、龍鬼はいつからこっちにいるの?」

と私は龍鬼に声を掛ける。

「俺は…半月くらいだな。答えたいがここじゃ先生に見つかる。移動しなければだな?

おまえに俺の隠れがを教えてあげるよ」

と龍鬼はそう答えた。

はっ半月?

この半月の中でこの場所…

この世界がおかしいいって気付いて…

先生たちから隠れていたの?

というか隠れが?

今、ここは特別教室棟の一階。

私たちは階段の一階と二階の真ん中にある踊り場…

半階の陰に隠れた。

そこから一階の廊下を見る。

龍鬼が私を抱えて咄嗟に隠れたから今頃先生たちは探しているのかなぁ?

あっ今生徒たちが教室移動だからなのか特別教室棟にきて

クラスみんなで一階の廊下を歩いている。

家庭科室に向かっている。

今からきっと授業が始まろうとしているってことは7:00かな?

外はずっと真っ白な空間だから…教室に行かないと何時か正確的にはわからない…

私たちは今から、普通教室棟の中に行きそこに隠れがが…あるみたいのため

そこにいくために

私たちは一階に戻り廊下へ行こうとする。

今ならロボットに見つからずに廊下の中を動けるかな?

今なら行けると思ったけど問題は…

移動用のロボットや四足歩行ロボットが廊下を横切り

龍鬼と一緒に壁に身体を寄せて隠れる。

私は壁だよ〜!お願いどうか見つからないで…

移動用のロボットや四足歩行ロボットは

幸い私たちに気づかず…廊下をまっすぐ進み

特別教室棟を出て渡り廊下まで行ってくれた。

渡り廊下をまっすぐ進んだら…向こうは普通教室棟だ。

ひょっとして…私たちが普通教室棟にいると思ってるのかな?

まぁロボットは…感情ないと思うけど…

やっぱり私たちのこと探してるよね…

私たちは特別教室棟の一階の廊下を隈なく見て

監視カメラなどがないか確認して進む。

でも、監視カメラはどこにもない。

嘘!たくさんロボットがいるのにこの学校セキュリティー低い?

家庭科室のドアが閉まっている。

特別教室棟のドアも防音なんだよね…

あれってというか今は授業中だ。

ということはあまり学生やロボットは出てこないよね?

危険度は今は少ないかな?

それなら…問題はロボットに見つからないように普通教室棟に迎えばいいんだ。

私たちは廊下を進むと

コツコツと足音がし

私たちの目の前に現れたのはNO1の黒服の先生だった。

嘘?もう見つかったの私たち?もしかして襲われる?

私たちは目を瞑り腕をバッテンにして構えるポーズを取る。

回れ右して逃げようとすると

黒服の先生は私たちを見ると

何かを指示して職員室に戻っていった。

あれっ襲わなかった?なんでだろう?

とりあえず、今のうちに!特別教室棟を出よう!

と走り出すと

ドゴーン、あっ!

廊下の端と端の壁から四足歩行のロボットが

猛スピードで走ってきた。

ドシ!ドシ!ドシ!ドシ!

「ぎゃー、やっぱり出た〜」

と私たちは悲鳴をあげ走り出す。

四足歩行は追いかけてくる!

私は逃げている時に実感した。体力があるなぁって

ただ…頭痛と幻聴がなければ、だけど

ジリリリリリッ

私は頭を押さえる。

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元の世界の…サイド

はっまた…私…ああこっちの私だよ!こっちの私…

最初にあった。

元の世界でバーチャルメガネをかけられてこっちの世界にきた

私の記憶が戻った…

戻ってきた。

私は身体を動かす…また中に入っているもう一人の子供姿の私から

出れないかと身体を動かすが…動けない!

また元の世界のにいた時とこっちの世界に来てしまった

バーチャルメガネをかけられそこから今の私の記憶…

ともう1人の子供姿の私がこっちの世界に来た時の記憶

と最初数学のテストを受けているもう1人の子供姿の私

から今…さっき経験したもう1人の子供姿の私の記憶…

とこの世界に来る前に私のおばあちゃんに似た沙由里に高校時代

いじめられていたという記憶とと私は今、四つの記憶を持っているなぁ?

そしてまた新たに追加されたもう1人の子供姿の私のに起きた出来事の記憶…

龍鬼にもう一人の子供姿の私が脱出説得…されてから…

外の…一年くらいからここにきたともう一人の子供姿の私は言っていた…

この一年…いつもいた場所から最下位になったら処分されると言った

入りきれない自分に合わない枠に入るのをやめ…

元の世界…この外の世界にある…

私らしくいられる可能性のある場所に…脱出したい!

戻りたい!という決意をした。

元の世界に戻りたい!って龍鬼の説得で…決意し

龍鬼ともう1人の子供姿の私は…ロボットに襲われながらも

特別教室棟を出て…外に繋がる渡り廊下を通り普通教室棟に行き

男子トイレから天井裏に行きそこで過ごしたという

というもう1人の子供姿の私の記憶…

元の世界のにいた時とこっちの世界に来てしまった時の記憶…6つが存在している。

つまり…

もう1人の子供姿の私が頭痛がして目の前が真っ暗になったりしたことで

【元の世界の記憶とここに来たあなたの記憶を消戻します!】

って謎の声がした時に

もう1人の子供姿の私の元の世界の記憶…私のおばあちゃんに似た沙由里

にいじめられていて、この世界に来てしまった記憶から

ここ今までの出来事を経験していた龍鬼と天井裏に登って過ごすとこまで…

というもう1人の子供姿の私の記憶と

元の世界のにいた時とこっちの世界に来てしまった時の記憶…2つが存在している。

そしてまた

【元の世界の記憶とここに来たあなたの記憶を切断します!…消えます】

と謎の声が聞こえた時にもう1人の子供姿の私だけの記憶が残り

元の世界の記憶とここに来た時の記憶…今、外れないバーチャルメガネを

つけた私は消えてしまう。

というか一つ前にも…と言っても何…分か前だけだけど…

龍鬼からもう1人の子供姿の私…脱出しようって説得された時、

特別教室棟の一階で倒れていたけど…その時にまた、

謎の声…【元の世界の記憶とここに来たあなたの記憶を戻します】

って言った時に…2つの記憶…

もう1人の子供姿の私の元の世界の記憶…私のおばあちゃんに似た沙由里

にいじめられていて、この世界に来てしまった記憶から

ここ今までの出来事を経験していた龍鬼と天井裏に登って過ごすとこまで…

というもう1人の子供姿の私の記憶と

元の世界のにいた時とこっちの世界に来てしまった時の2つの記憶戻った時

もう1人の子供の私の身体から私…自分の身体が抜けて

もう1人の子供の私と龍鬼にも触れられず反応してもらえず

まるで幽霊になっているみたいなことになっていたことを思い出して…

学校の特別教室棟の一階からどんどん上に上がって

縦にまっすぐ一本線の形をしたような学校と

一本線の前の端と真ん中と後ろの端には三つ建物がある

その三つの建物をつなぐ渡り廊下が見えるところまで上がって

身体が仰向けになった時…

学校の上にいた…バーチャルメガネをかけられたたくさんの人々…

の中に元の世界にいる私の家族がいたけれど…

もう1人の子供姿の私の記憶の中で高校時代に

もう1人の子供姿の私をいじめていた沙由里…

やっぱ、私のおばあちゃんに似てるよね?

子供の頃の真紀…お母さん、の記憶

と子供の頃の幸…ひいおじいちゃんを見せられたけれど…

そのあと気づいたらみんな、どこかに消えてしまったけれど…

私の家族も…この世界に来てるのかな?

同じようにバーチャルメガネをつけられていたけど…

そういえば、話しが変わるが…

龍鬼がもう1人の子供姿の私に脱出しようと説得して

もう1人の子供姿の私が脱出決意をして四足歩行のロボットに襲われながら

特別教室棟を出て外に繋がる渡り廊下を渡って普通教室棟へ行き、

男子トイレから天井裏に入った時…

もう1人の子供姿の私と龍鬼がロボット…四足歩行ロボットに襲われそうになりながら

特別教室棟から外に繋がる渡り廊下を渡って普通教室棟まできた時

たくさんの移動用ロボットとドローンを操作して

助けに来てくれた龍鬼の仲間って?

もう1人の子供姿の私が気になっていたけど…

もう1人の子供姿の私は…まだ会っていないからわからないみたいだけど…

助けに来てくれた龍鬼の仲間ってひょっとして…月加!?

私の子、月加だよね!

月加…遠隔操作で龍鬼…あなたと連絡をとりたいって思っているみたい。

月加…弟のために…遠くから見守っているんだね…

それと…龍鬼……もう1人の子供姿の私…もう1人のお母さんだからまぁいいけど…

2人とも男子トイレから天井裏に入ってったね…まぁ家族だったからよかったけど…

女子校生を男子トイレに連れてきちゃダメだぞ〜

まぁ、襲うロボットがいる廊下にいたくないから…早く隠れたかったんだよね〜

【もう1人のあなた子供…海緒の記憶を追加します。】

と謎の声が聞こえてきた。

えっ待って待って?もう1人の子供姿の私?記憶?

[私は…]

えっ何…今の声…もしかしてもう1人の子供姿の私の声?

どうして声がするんだろう?

【この世界にいる私は…いつも、処分間際だったため、

教室移動の時とかは移動用ロボットを使わずに走ったり歩いたりして

移動していた。

ずっと運動をしていたから。

前に麗華と薫が移動用ロボットに乗り遅れていた時

麗華と薫はすごく息切れしていたなぁ。】

ともう1人の子供姿の私は言った。

ああ…今…ロボットに襲われているよね…

結構足速い…もう1人の子供姿の私…

記憶に入ってるよ!

確かに運動していたから…よかったね!

運動って大事だね?

身を守るためにも…

少しでもいいから運動をしてみたほうがいいよね?

もう1人の子供姿の私は、処分間際だったから…

使わせてもらえなかったけど…

自分で行ける道は自分で行ったりするのも…運動に繋がるかも?

麗華と薫…彼女2人…なんか可愛そうだけど?ふふっ!

どうしてもう1人の子供姿の私の声が聞こえるんだろう?

もしかして自分に体力があることを思い出していたのかな?

でも…こっちに聞こえるのはなんで?

【元の世界にいた本当のあなたの記憶が消されます。】

と謎の声が聞こえてきた。

えっちょっと!

あれ?

ずっと

【元の世界の記憶とここに来たあなたの記憶を思い出させます!】

というか謎の声が聞こえた時から…

数学のテストを受けていた時からここ今までの出来事を経験していた

龍鬼と天井裏に登って過ごすとこまで…というもう1人の子供姿の私の記憶と

元の世界のにいた時とこっちの世界に来てしまった時の記憶…

この2つの記憶が戻ったあたりから

もう1人の子供姿の私…ずっと頭を押さえているし…

さっきから龍鬼やロボットたちの音、周りの音が聞こえない!

というか…気づかなかった…

謎の声が聞こえ、2つの記憶…バーチャルメガネをつけられている

元の世界の記憶が蘇った私に戻った時から

時間が止まっていたなんて…

というか…

謎の声が聞こえ、2つの記憶…バーチャルメガネをつけられている私に戻った時

とまたもう1人の子供姿の海緒の記憶だけになったり

こんなにコロコロと繰り返し入れ替わるのが速いなんて…

これ…ちょっと動くたんびにまた戻ってきたり…するんじゃ…

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子供海緒サイド

はっまた頭痛が治った。よかった。

って四足歩行のロボットが私の後ろ間近に迫る!

パシッと龍鬼が私の手をつかんだ。

さっき…私は記憶がふっとびそうなくらいの頭痛がしてしまい

足が止まってしまったため四足歩行のロボットに私はもう少しで

捕まってしまいそうになっていたのだ。

私は四足歩行のロボットから避けることができた。

また走り出す。

廊下を走る中、龍鬼は私に向かってこう言った。

「海緒!体調悪いならとりあえずおまえこれつけろ!」

えっ 龍鬼が持っていたのは腕輪!?

何それ?というか腕輪をはめている場合なんか?

そう考える私から手を離し…

ピョーンと龍鬼はカエルのように天井に張り付く。

えっ!!!

はっ張り付いた!?

そして下にいる私に横を向いて振り向き龍鬼は叫ぶ。

「海緒?おまえも。早く!!!」

私は手首に腕輪を通し、両足に力を入れて大きく飛ぶ。

すると手が天井に張り付いた。

その時だった。

ふわっとスカートがめくれそうになった。

…大丈夫…私…

スパッツを履いていたから…

私はスカートの布を片手で押さえて

反対の片手と両足で移動した。

すっすごいって、私、今、夢でもみているのかな?この腕輪で天井に張り付くなんて。

あれ?四足歩行のロボット?

天井に張り付いている私たちがいるのに…

四足歩行のロボットは私たちの存在を見失ったのか?認知できなかったのか?

特別教室棟の一階にある廊下を外に繋がる渡り廊下まで…普通教室棟の方まで

まっすぐ進みどんどこどんどこ走っていった。

ふう…何とか…助かったぁ。

ってあっ!

私は前に急いで進んでいる龍鬼から距離ができてしまっていることに気付く。

「ちょっと待って〜龍鬼〜」

と私は言う。

私たちは天井に張り付いたまま外に繋がる渡り廊下を目指す。

でも、ちょっとこの感じ…天井裏に張り付くの…

なんだか怖いなぁ、だって上と下自分の目の前にある景色が逆転してるんだもん!

うっなんだかちょっと気持ち悪いなぁ?

下の床…じゃなかった!天井の壁見て歩こう!

やっと外に繋がる廊下に出た。

私たちはいったん天井から降り特別教室棟を出て外に繋がる廊下の天井に

また張り付いた。

前から…普通教室棟からやってきたのか…

外に繋がる渡り廊下の天井に張り付いている私たちにやってきたのは…

私たちは下を見る…じゃなくて天井に張り付いているから上を見ると…

移動用ロボットだった。

移動用ロボット…乗せてくれるかな?

そう思い移動用ロボットに近ずこうとすると

その移動用ロボットは…私たちが天井にいることに気づかずに

まっすぐと特別教室棟側…後ろへと進んで行く。

私は気づかなかった…後ろにまた…もう一台の四足歩行のロボットがいることに…

こっそりと私たちの後にいたことに…

そしてその…四足歩行のロボットは私たちに気づいたのか?

四足歩行を早めるロボット。

やばい!四足歩行のロボットがこっちに向かってきたよ!

私は天井に張り付きながら逃げようとすると

龍鬼はトンと私の肩を叩いてきた。

えっ何?

龍鬼は私の方へ向き

「大丈夫みたいだ…これっ…」

と言った。

ん?大丈夫みたい?これって?

どうして大丈夫みたいだって分かるのか?

龍鬼は私たちの真下…じゃなくて天井に張り付いているから

真上を指でさす。

私はその方向に視線を向ける。

真上を見ていると移動用ロボットが通った。

ん?移動用ロボット?

そしてその移動用ロボットは私たちを守るかのように

その攻撃しそうな四足歩行のロボットの前に突進し

ぶつけている。

四足歩行のロボットは銃を持っていたのかその銃弾でドドドッと

移動用ロボットを打つ。

移動用ロボットは撃たれているが、

その光景はまるで私たちに普通教室棟に早く行け

とでも言うかのように私たちを守ってるみたいだった。

龍鬼はこう言った。

「しばらくしたら…行けそうかな?…」

ん?しばらくしたら?行けそうなの?

あれ?飛行ロボット…?ドローン?この世界にきてから見たことなくない?

目の前にはドローンが次々と現れ。

そのドローンも私たちを守るかのように四足歩行のロボットに

銃を向け避けたり撃ち出したりしているのだ。

「おっ!よし!ドローーンだ!サンキューあっ操作してる人がいるんだ!」

と龍鬼は明るく言った。

ドローン……操作している…人?がいる?龍鬼の仲間?

それから…えっ?たくさんの移動用ロボット?

今度は次々と今度は外に繋がる渡り廊下にたくさん移動用ロボットがやってきて、

私たちを守るかのように四足歩行のロボットに激突していた。

ドローンも移動用ロボットも?急に出てきたけど…

このロボットたちは?う〜ん私たちを守ってくれている龍鬼の仲間かな?

「よし!降りよう」

と龍鬼が急に言い出し下の地面…外に繋がる渡り廊下の床に軽々しく着地する。

ああ、そっか!

私たちを移動用ロボットや飛行ロボット…ドローンで操作している…龍鬼の仲間が…

私たちを守ってくれているたいだし…

というかこれ…今のうちに普通教室棟に入れるよね?

私も下の地面…外に繋がる渡り廊下の床に着地!!!

「こっち!」

という龍鬼に合わせて私はついてくる。

もうすぐで普通教室棟だ!私たちは走り出すが…

目の前からはまた四足歩行のロボット!?

2体目の四足歩行のロボットが目の前にやってくる。やばい!

どっどうしよう。捕まっちゃう!

するとまたパタパタっと音を立てて数体ドローンがやってきて、

私たちを守るように二台の四足歩行のロボットの前にくる。

二台の四足歩行のロボットはドローンを追いかけて銃で撃つ。

また龍鬼の仲間が…私たちを守ってる?

「今のうちに!行こう!海緒!」

そう龍鬼は言った。

私たちは走ろうとする。

がその時、一体のドローンが四足歩行のロボットとの攻撃をやめて

近づいてきた。

その時、ドローンから何かが現れ

ドスーン!  

それは私の真上に飛びその何かをドローンは落としていった。

えっ私はその落ちてきたなにかを見ると…

スーツケースと大きなバックだった。

えっ?もしかして!

チャックを開けると…

私の【ジャージ、制服二つ、歯磨き用…】が入っていた。

「えっ?どうして私の荷物が!」

と私が言うと

「それ、おまえの荷物なのか?」

と龍鬼は私の方を見て言った。

「まっまぁいい とにかく早くここを離れるぞ!」

と龍鬼は言い私の重いバックを持ってくれた。

私は

「あっありがとう〜」

と言い

スーツケースをコロコロと持ち運び龍鬼について行く。

はぁ、はぁ、はぁなんとか逃げきれたけど

ドローンが私の私物を持ってきてくれた。

さっきの移動用ロボットとドローン私たちを守ってくれた。

龍鬼の仲間って?

移動用ロボットとドローンこの2つに呼びかける龍鬼

腕輪も。腕輪…龍鬼が持っていた。こんなすごい道具…

これは2023年…私の世界にあるものなの?

「龍鬼、さっきのドローンや移動ロボットを操作していた人って…」

と私は龍鬼に言う。

「ドローンとか…俺たちを守ってくれたのは。

それは…悪い。それはあまり説明できない。…

うーんこの腕輪は俺たちがしたことから察してくれ!」

と龍鬼は手を合わせてそう言う。

えって何で教えてくれないの?

ん?この腕輪ってもしかして天井に張り付くことが出来るのかな?

で、… 今私は  ある部屋の前に立っている。

ここって

「男子トイレじゃん!まっまさか隠れがってそこぉ、私女子だよ。

いや変態じゃん。」

と私は、頬に手を当ててムンクの叫び?みたいなポーズをとって龍鬼に言う。

「何考えてんだ。バカ。こっちだよ。」

と龍鬼はあきれた顔で私に言い

私がいるのにも関わらず龍鬼は堂々とドアを開けトイレに入っていった。

バカってまああながち間違ってはいないが。

「しっ失礼しま〜す」

私はそう言い男子トイレが見えないように。顔を下に向けてトイレを通り、ついていく。

何意識してんだか?

すると龍鬼は個室に入る。

えっまさか、!

と思ったらトイレによじ登って龍鬼は天井の裏に入る。

てっ天井裏?そこに入るの?

というかどうして個室についてるんだろう?

龍鬼はこう言った。

「ああ…そのまま廊下を歩いたら…さっきみたいに大変なことが起こるから…

これからはこうやって…隠れてやっていくしかないぜ?」

「あ、そうだ!海緒!おまえその大きな荷物?

スーツケースとその大きなバック

俺の隠れが狭いから…どっちか置いて行くしかないな?

貴重類だけ持って行こう?」

と龍鬼が言った。

「あっうん。」

と私は言い自分の私物を見る。

う〜んスーツケースは持ち運べないみたいだなぁ?だって今から

天井裏に向かうみたいだし…

私は自分の【制服二つ、歯磨き用道具、ジャージ】

をバックに入れた。

あっそうだ!

「私、この大きなバックは持って行くけどスーツケースは置いて行くよ

でも龍鬼?このスーツケース…このままトイレに置きっぱなしだと

先生たちにバレるかも?」

と私はそう言った。

「ああ、大丈夫だよ?ある人が回収に来てくれるから」

と龍鬼は言った。

えっある人…移動用ロボットや四足歩行のロボットたちを操作していた

龍鬼の仲間が…

「まあ、任せとけって  俺が言うことじゃないけど?」

と龍鬼は言う。

「?うっうん?」

と私は言い

私も男子トイレの個室に入り

…トイレをよじ登り天井裏の蓋を潜るとそこには真っ暗な通路。

「せっま」

まぁ座る事ができた。

龍鬼にはポケットの中から大きな懐中電灯を取り出した。

私にも、大きな懐中電灯をくれた。

えっ!ポケットの中から!ポケットから道具ってなんかどこかのアニメで見たことがあるような?

龍鬼の後を私はバックを背負ったまましゃがみながらついていく。

するとベット変わりのマットが置いてあった。

私はマットを見た

マットが一つ

「まっまさか」

と私が言うと

「その下りいつまで続けるんだ」

と龍鬼にツッコミを入れられる。

「すっすみません」

私はぺこりっと頭を下げた。

「でもまぁマットが一つしかないがもし脱出できなかったら

おまえ俺と狭い中毎日寝るようだぞ。」

と私に龍鬼は言う。

わお  それは大変だ。脱出しなくては。

「あっそうそう海緒?実は俺にはお姉さんがいる。

あんまり俺に質問するなよ?俺が言いたい時に言いたいのだが…

ドローンのこともな?」

と龍鬼はそう言った。

「えっお姉さんがいるの?」

と私は質問してそう言う。

…荷物と移動用ロボットとドローンを操作している人かな?

龍鬼のお姉さんもこの学校のどこかで隠れてるのだろうか?

置いてきたスーツケース…回収してくれるんだ。

「うん…で本題だが…どうしたらここにいる…この学校…

この世界にいる閉じ込められた子供達

みんなで…脱出できるか…だな?

海緒は思い出すことができたが

みんなも元の世界の記憶を忘れているようだ。」

と龍鬼は言う。

えっ?みんなで?みんなも…私みたいに記憶を忘れているの?

私だけ脱出しちゃダメじゃん!

元の世界…外の世界があるのに…ということは…

「どうやって、みんなに元の世界の記憶を取り戻してもらい

救出して脱出すれば良いかってことかな?」

と龍鬼は言った。

あれ?というか…そういえば私、どうして記憶が戻ったんだろう。

そう言えば…私の元の世界にいたクラスメイト…

「竹下さんはどうしたんだろう?」

と私は一言話し

ひょっとしたらあの時こっちを向いたから自分に気づいているかもしれない。

でも向こうは記憶がないかもしれない。

というか…私だけ脱出しちゃ意味ないじゃん…

竹下さんも一緒に…連れてこないとじゃないかな?

記憶…戻ったりしているかな?

グーー〜…そういえば朝から何も食べてないや。

とっとりあえず竹下さんのことは一旦保留!

お腹空いてたら…色々動けないしね?

だってロボットがいたんだから…

まっまぁ龍鬼のお姉さんかなぁ?

…移動用ロボットやドローンを操作して何とかして

くれたんだから!

まっまずは食べなきゃ!

「あっああそっそうだな!海緒?そういえば朝からまだ何も食べていないだろ?

給食室からかっぱらってきた。ラタトゥイユがあんぜ」

えっ、給食室を忍び込んでって…

というか朝ご飯ラタトゥイユ!

ラタトゥイユって…家庭料理の…

はっはぁ〜なっなんだか…お家に早く帰りたい!

龍鬼は

「俺は先に午前6:00くらいに食べちゃったから

海緒?おまえの分!」

というので私は

「えっとろっ6時に?」

と言うと龍鬼は

「ああ、いつも5:00くらいに起きてるから?」

と言い

ごっ5時?早起きだね?

私はラタトゥーユを一口食べる。ふう〜おいしい

「あっちなみにそれ昨日のだぞ?」

と龍鬼は思い出すようにに言った。

えっと私は龍鬼の方をみる

「でも、それ冷凍してあるから大丈夫。」

と龍鬼は付け足すように言った。

そっか、冷凍にすれば確かに大丈夫だったっけ?

このラタトゥイユって?

そういえばこの世界にきてからあまり料理の本とか見ないなぁ?

数分後に食べ終わり

「おっ、二階に繋がる蓋をみつけたぞ。」

やった。でも…そこを開けると男子トイレ。さすがにもう一回はね。

「ねぇ龍鬼?女子トイレ側はどこ?一回別れて登らない?」

「あっああ、そうだな。」

それから私たちは狭くて暗い天井裏に身を潜めて過ごした。

龍鬼は、夜9:00くらいには就寝、8時間は寝てる

朝早いけど健康的!

私は、ずっと処分されたくなくて処分間際だけど

必死に徹夜していたなぁ。

あれ?待ってもしかしてこの頭痛や幻聴ってあんまり寝てないから?

でも、保健室では寝ていたよ?でも頭痛が…

そっか、私、気付かなかった。

必死に周りに合わせていて、朝、6:00に起きて

7:00から授業が始まって1時間と10分を繰り返していて

夜中まで…処分されたくないから、やっていて

自分の健康を大事にできていなかったなぁ。

それと龍鬼は1人で、半月前からここに隠れていたんだ。

移動用ロボットとドローン2つを操作していた誰かに

に龍鬼は話しかけていた。

…腕輪のことも気になるし…龍鬼っていったい何者?

龍鬼…お姉さんがいるって言っていた。

四足歩行のロボットから私たちを守ってたけど…

龍鬼の仲間…お姉さんが動かしているのかな?

お姉さんも…この世界…にきてるのかな?

どうやって、みんなを救出して脱出すれば良いかって言っていた。

私みたいに元の世界の記憶を忘れてしまっているようだ…

龍鬼やお姉さん…たちはどうやって記憶が戻ったのだろう?

龍鬼に質問してみたが、質問すんなって…言われる…

私みたいに…学校に違和感を感じている人を探しに行っている。

龍鬼と私…どうやって記憶を戻すんだろう?みんなを救出できるんだろう?

脱出できるよね?

それにしても…天井に張り付くことができる腕輪を半月前からきた龍鬼が

持っていたけど…

もしかして2023年にはこんな腕輪が売っているのかな?

そうだったら…元の世界に戻ってきたら…絶対楽しいだろうな…。

ずっと周りのことを知らない。この場所で

元の世界…2022年の時代で私は止まっている…この世界にきてしまっているため

外の世界…周りのことが…よく見えていない…

この縛られた謎の世界から抜けて早く、外の世界へと脱出しなくちゃね。

ご飯を食べるときには、男子トイレ、女子トイレを通って一階におりて

地下室に行き給食室から食べものをとってくる。

朝は龍鬼、昼は私、夜は龍鬼って…

トイレに食べ物を持っていきトイレの個室に来ると

砂嵐のジリリリリリッと幻聴と頭痛がする中

私は元の世界にいた時…の記憶を思い出した。

私は… 元の世界で…高校の時…

沙由里にいじめられていた時、トイレの個室に閉じこもり弁当を食べた事があったなぁと。

天井裏ってさぁ

うっうーん。せっせまい暗い場所なんてつまらない。

図書室から本を持ってこればよかったかもしれない。

私はあることに気がついた。ううん恥ずかしいけれどちゃんと言わなきゃ!

私は龍鬼の身体をトントンと叩きこう言った。

「ねっねぇ?龍鬼?こんなことを言うんのもなんだけどさ。

私たちって…そのあのおっお風呂?に入れてないよね。」

龍鬼はえっ?とでもいうかのように目を広げた。

そうだよね。恥ずかしいよね。でも、

なんか?匂うもんっていうかそれはいっいやだ!

龍鬼と私から匂ってきてるもん

そっそういえば、私3日もお風呂に入ってないわけだし?

すると龍鬼から答え返ってきた。

「そ、そっか。なら入ろうかな?

あっでも、俺は3日に1回は入っているよ?」

はっ恥ずかしいけれどでも

龍鬼は半月…ここにいる。いつ戻れるかもわからないわけだし、

これからやっていくためにも…

それに…服も着替えたい!

まぁ着替えても同じ黒い制服だけど。

他の色々な服も着たいなぁ。自分で私服選びとか?

というか龍鬼も黒い制服だなぁ。もしかして…ここにいた時…学生だったり…

それで何かがあって記憶を思い出して…

この世界の違和感に気付いて…天井裏に忍び込んでるってことかも…

でも質問しちゃダメって言っているしもしかしたら…

龍鬼もこの学校の生徒?そういえば龍鬼…姉がいるって言っていたなぁ…

移動用ロボットとドローンを操作している人って…

私たちは一階の天井裏から着替えを持ち

屋上にトイレを通じて登っていった。

ほんとどうして個室についているんだろう?

あっ?廊下にも天井裏の蓋があった。

でも廊下だとバレるかも…

普通教室棟の屋上には…

周りの人に聞いたことがあるけれどわからないけど…

授業でも使わず、まるで、最初から私たちがくることを知っていたかのような

わからないがプールサイド…が存在しており…

そこにはたくさんのシャンプーやリンス、石鹸がなぜかあり…。

シャワーがあるため、私たち、学生はお風呂場として扱っている。

私たちは真っ暗の通路の中、私は上にある蓋を開ける。

が龍鬼が私の手を掴む。

「ま、待った。海緒…も脱出しようとしているから…

ロボットとかが監視とか強化して潜んでるかもしれない!

ちょっと待て確認してみる。

あれっそういえば、四足歩行のロボットや移動用ロボットに襲われた時に

ドローンが来たり移動用ロボットが次々ときて?あれっこの学校に

ドローンって?」

ぶつぶつと龍鬼は言い

先にプールサイドの方へ向かった。

たったしかに…龍鬼、大丈夫かな?

その時だった。

龍鬼がプールサイドにいった時に

またジリリリリリッと砂嵐の頭痛や幻聴がおきた。

ううっいっ痛い!少し横になろう

私は横になった。

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