『全貌』05

悟りの空間領域（精神・内面・自覚範囲）を、説明や解説文として書き上げることができない。
それは、内面における「全身全霊さ」「存在感のまま」にあるので、精神の感覚知、感覚のままなる実在の「根底・根源」であるので。
総ての「創造物（精神的・心理的・考察や洞察・記憶や情報智・智慧や理論上の理解認識など、意識に自覚が上る総て一切）」を自覚する範囲から取り除き「純粋存在感覚」だけ
まさに、それだけとなることが悟りです。

で。この空間領域を垣間見る瞬間が「見性」であり、スピなら「一瞥体験」として表現が成されています。
望んでも、その瞬間はきません。自由意志には委ねられていないし、選択権もなく、時期も特定することは不可能です。

空が、訪れるから。
自力自己意識になすすべは「ありません」
何をしようとも不可能。何をメソッドにしても「無駄」です。諦めて、世俗にまみれる方が地上世界の学習は進みます。
つまり、人間性探究、人格の最上位を目指し、他人の全員を愛し、尽くして慈しむことの方が「霊性は向上します」
悟りは、この「霊性意識（創造果）」をも超えて「目覚める」
魂を創り成す「素材・空」に目覚める。

人類に赦される進化は、創造領域霊的な次元と魂としての波動と質、感情感性の表現「オーラ（愛思念感情）」の拡大の観です。

それで、いいではないですか。

総ての本質「空」とそこからの創造果全体を見抜き、その空なる意識に住まい続けることが、みなさんの目的ではない。
空が望んだ、人意識の経験（肉体意識、動物意識編の埋没埋入）が、役割です。
空が創造した世界を動き回り、見聞し、拡大に努めることの「レーダー・実働の意識体があなたです」

あなたが主役でも何でもない。あなたが感じることを空も同様に感じます。それが「空の諸元初動のあなたを創造した意志」です。

あなたは、このまま地上界と霊界を輪廻しまくって永遠に肉体が自分、霊体が自分、自己意識が自分そのものである。と頑なに信じきって、この創造された宇宙空間と重ね合う次元世界とを往来なさい。

誰も、困らない(笑)

実在空に生きとおす。これが悟りの極です。
それまでの一瞥や覚醒は初歩の精神動向にすぎず、スピや神秘体験、次元構造の上下体験などは「創造果された意識の創造世界を体験・体感・学習と智慧つくりの意識の仕組みです。

空は無関係で、あなたが苦しんでも、喜んでも
無関係です。
あなたの自己意識は中空に浮いた、創造思念感情にすぎず、感動した事実だけがあなたを創り上げる。
何も創られていない「あなた」が空です。素材の粒子「空」です。

空の意図実現のために「あなた」という意識が創造されています。

空への回帰は「創造以前、創造が始まる原点、空の希求」によってあなたの意識が生まれる「直前への帰還」です。

総てが無です。総ての認識認知に及ぶ経験は「創造物の体験」です。創造を始めた事実を忘れて、あなたは肉体と霊体への同化同一化をこの先も永遠に経験し続けます。

但し、一瞥見性した魂はこの輪廻から外れていきます。
要領よく覚醒を続ければ、諸元空へと生きたままに回帰することができます。

人類、土着地球で分離独立した魂はこれができません。

厳しいとか思う？ばかげているとか思う？私がいかれているとか思う？
体験なき、あなたはそう思うしかありません。

では。