NNTになっちまったヨ、夏

どうも、晴れて無い内定(NNT)へとメタモルフォーゼした嬰児です。
この時期に無茶なことをするよ、自分でもそう思うよ。

ありがたく内々定を頂いていたのですが、この度辞退し、他社様に完全に切り替えたというワケです。
何故？と思われる方も多いかと思いますが、理由は以下の二つ。

①仁義を通したかったから
②どうにも「ムムッ！」という嫌な予感を拭えなかったから

①仁義を通したかったから
「一回承諾してからでも取り消せるんだから承諾しとけばいいのに……」というご意見はごもっともです。だいいち、労働者側に認められた権利ですものね。なのでこれは私の自己満足です。
就活を通じて出くわしてきた大変失礼な大人たちの存在が頭をよぎったのもあり、(もう手遅れではあるかもしれないけれど)少しでも先方に迷惑をかけないようにしたいな～と考えての結論でした。

そもそもこの時期まで就活を引っ張る予定ではさらさらなかったので、早期に頂いていた内々定がこんなに重みを増すことになるのは想定外でした。
五月ごろに無理を承知で承諾期限を延長していただいていたので(なんと二ヵ月弱も！)、これ以上宙ぶらりんにはできないと思っていました。
内定辞退は別に違法ではないけれど、内定すなわち入社準備が始まると考えれば、わりと迷惑がかかるかもな……という結論に至ったわけです。とはいえ、保留にしているのも大概迷惑だったと思います。マジで申し訳ないことをしました。
でも、本格的に企業側が私の配属計画を考えたり、教育を積ませたりする前ならまだちょっとマシかな……という。
辞退を決めた企業様ではありますが、ここまで本当にたくさんよくしてもらいました。すごく感謝しているのです。だから、失礼や迷惑を既にかけまくっているにせよ、せめてそれが爆増しないように対応したかったというのが大きい理由です。

②どうにも「ムムッ！」という嫌な予感を拭えなかったから
これは仁義とは別で、そもそもどうしてその企業に行かないのさ？の主たる理由です。
そう、何だか合わない気がするな～という、そこはかとない「勘」です。
こう書くと、なんだろう、すごく痛い。自分でもちょっと引きます。

でもこれ、度々思っていたことではあります。
採用の場では、企業側は自分たちの良い面を述べます。当然ですね。
その企業は成長著しい会社で、若い社員にもチャンスが巡ってきやすい環境だと説明を受けました。実力主義の社風で、実際そうなんだろうなという印象も受けました。福利厚生、給与も恵まれています。
誤解を招きたくはないので申し上げますが、合う人にはめちゃくちゃ合うと思うのです。
しかし、私のようなひねくれ根暗重箱つつき学生にとっては、有り余る魅力を加味してさえ、どうしても拭えない不安要素がありました。
その企業は、自分たちのいい面しか言わなかったのです。その裏にあるリスクに関しての言及があまりなかったのです。それで、とたんに心配になりました。
こんな時期までフラフラしている割に、私ってけっこう安定志向だしビビりなのです。リスクがあるならそれは詳らかにしておきたいタイプです。なので、余計に違和感を感じたのかもしれません。
事業の進め方、ほんとにそれで将来大丈夫なの？成長が頭打ちになったらどうするの？
若手の異動や社員配置、それ真実のことを言っているの？
そんなに簡単にステップアップできるのか？出世コースに乗れないまま業績悪化したら終わりでは？
勝手に考えながら、なんだか怖くなってしまいました。意を決して社員さんに聞いてみても、意外となんとかなるよ！というコメント。気になって口コミサイトを巡回してみると、やはり。
リスク？んなもん船に乗らなきゃわからねえだろ！将来？そんとき考える！と豪胆に言えるタイプではない私にとっては、ちょっと負担が大きいかもな～という結果。
大変残念なことに、入社したとしても「私の性格的に」順応が難しいかもな、という直感がすくすく育ってしまいました。
そんなわけで、辞退するか～という結論に至ったわけです。

ということで、私はNNTを選択しました。
ド・背水の陣を決め込んでいるので、またしばらく面接ウィークです。

25卒の同志諸君、痺れるね。がんばろうね。
26卒の諸君、元気～？
これがあなたたちのお馬鹿な先輩の姿です。
ぜひ教訓にしてくださいね。