見出し画像

初 Interview(面談)を終えて

今週は子ども達の学校の今年度2回目の面談があった。

私達はTerm2(2学期)から入学したので今回が初めての面談となる。

私はまだ英語を上手く話せないが、この日を最初の目標に英語の勉強を頑張ってきたのでとりあえず一人で頑張った!(通訳を頼む人もいると聞いた!)

日本の公立小学校での面談と言えば、約一週間の予定日から希望日時を渡されたプリントに書いて提出し、各々の日時が指定され、その時間に教室で先生と15分間の面談となる。(二人っきり。希望すれば子供同伴の三者面談も。)

まず日本との違いであるが、、ここはオーストラリア。

面談の日時指定はインターネットで早い者勝ち指定。これは各生徒達に与えられた学生IDがあるので、それでブッキングができるのである。日にちは1日しかないが、時間は夜の7時まで指定可能なので働いている親には都合が良いだろう。

そして、当日はスポーツホール(体育館)に全クラスの先生がテーブルと椅子を並べて待機している。(オープンスペース!)そしてその奥には、タイムを測る大きなスクリーンが設置されていて10分間のカウントをしている。10分経つと終了の合図の音が鳴り次の人へと交替となる。日本のように前の人が長くなって自分の番が遅れるような事はなさそうだ。


そして日本と大きく違うなと思った事は、その内容である。

日本の公立小学校では親も先生もほぼ資料などは持たずに、学校での様子を親が質問して先生が答えるという感じであっという間に15分が過ぎる。

しかし、この学校ではAcademic(学習)とBehavior(素行?)とに分けて先生が話すのだが、この学習の説明にはちゃんと調査した資料を見せて具体的に各教科の子供のレベルや今後の目標などを設定して何をどう頑張れば良いのかをアドバイスしてくれる。

例えば、長男はYear5なのだが、算数はNo problem(アジア圏から来た生徒は皆んなそう)。だが英語に関してはまだレベルは低いもののリーディングはそのレベルの文章だと8割は読めるが(実際にテストをした用紙を見せられる)、ロング i の綴りが苦手(例:find,shine・・)で、発音は th が難しいようである。(これも発音の一覧表みたいなものを見せて出来たものと出来なかったものを見せてくれた)など。これをクリスマスまでに克服するよう頑張ってね。と。そして、今後は毎日簡単で短い本を読むか親が読み聞かせ、その内容を単語で構わないので答えさせてみてと。これを retell each story と言うのだと。


今まで日本の学校では、ざっくりと漢字が苦手ですね。家でお母さんも一緒に勉強を見てあげてください。算数もわかっていない所が多いですね。。。(出来ないのはちゃんと勉強をさせてない私のせい?と思ってしまった経験が…)

もちろん具体的に何が出来ないといった説明を受けた事もあったが、今回のように目に見える形で出来るところと出来ないところを説明された事は無かった。


そして素行の部分だが、これは学校での様子みたいなもので、特に問題が無ければ先生はそう長くは話さない。(私は気になるので学校での様子や友達との関係を聞いたら教えてくれたが。)


しかし日本の学校ではどちらかと言うとこちらの方がメインで、親も普段の子供の様子を見ることができないからこそ、学校での様子が一番気になるものだった。母親同士で面談の話をしても勉強の話が出た事はほとんどない。ほとんどが交友関係の話でどの子が問題児らしいよとか、先生の批評や自分の子供は意外と学校では良い子にしているみたいで良かったとか。


日本の面談のつもりで学校の様子を聞く気満々で望んだ私だったが、久しぶりに「学校」は「学びの場」だった事を思い出した。


日本での「学校」は集団生活の場。

勉強は「塾」でするもの。


私の思い込みも十分にあるが、、

各国の違いを感じた面談でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?