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子供の外国語習得 留学・オンライン・英会話教室のどれがいい?

小さい子供への英語教育ですが、2021年の今年から小学3年生で教科として行われるようになりました。

幼少期からの語学習得が注目される中、自身の子供の経験から留学、オンラインレッスン、英会話教室を比較して見たいと思います。

留学(またはインターナショナルスクール)

私自身、小学1年生から韓国語で授業をする学校に通っていたので、苦労せずにバイリンガルになった事もあり語学習得には環境を作ることが一番だと思い自身の子供達を留学させようとなりましたが、今になって言えるのは、留学のようないきなり英語圏に放り出すのは荒療治かなと。

まず、留学での効果ですが、これは人によるところがかなりあります。

同じようにほとんど喋れない状態でオーストラリアに来た小学生が何人かいたのですが、ある小学一年生の男の子は3ヶ月経った時点で何不自由なく英語を話していました。よーく聞くと文法は無茶苦茶でしたが、とにかく人とコミュニケーションを取りたがる子だったので、ずーっと喋っており、一年経った頃には留学担当の現地の先生達から、あまりにもうるさ過ぎてSHUT UP! と笑いながら言われていました。(そう言われるような明るいキャラでした)

反対にうちの次男は同じ年齢にもかかわらず、英語はなかなか喋れず、挙げ句の果てにはチック症が出てしまうほどに。

その次男ですが、そもそも日本語を話し出したのも4歳になってから。
長男が1歳の頃には二語くらいで話していたので、4歳まで話さないことに心配しましたが、こちらが言っていることは理解して動いてたのと、夫が同じように4歳まで話せなかったと義母から聞いていたのでそこまで心配はしていませんでした。

何よりも性格

次男は人見知りするタイプで、これまたコミュ障の夫に似たのかと。

そもそも言語はコミュニケーションを取るためのアイテムであって、必要がなければ使おうとはしませんよね。

先ほどの英語ベラベラ男子はどこでも友達と一緒にいたがる子でしたが、次男は英語を話さなくていいように、昼食はいつも一人で食べるという自ら英語を話さなくていい環境を作っていました。

自分の経験から幼い方が語学習得には有利だと思っていましたが、子供の性格に寄るのだと痛感した出来事でした。

しかしながら、1年経った頃には次男もそれなりに英語が話せるようになり、悪いことをした同級生を先生に告げ口するほどまでに成長しました。

あと、インターママが言っていたのが「3年間インターに通って英語喋れなかった子は一人もいない!」と。
留学先でも一年過ぎた頃に大体の子供は英語で意思疎通できるようになっていました。

英語環境に放り込む留学やインターナショナルスクールは荒療治ではありますが、習得には短時間で身に付きます。
メンタル面を考えると良いのか悪いのか判断に悩みますが。

留学はこの他に外国の文化を体験することも付加価値としてあるので、あくまでも英語習得としての比較対象としては荒療治。

金額にして年間120〜350万円(学費のみ)

オンラインレッスン



インターネットがこれほど普及している今なら毎日短時間で行えるオンラインレッスンが低コスト高リターンな方法だと思います。

実は、オーストラリアにいる頃に現地校の取り出し授業だけでは英語習得の限界を感じ、フィリピン先生のオンラインレッスンを受けていました。

オーストラリアにいるのにわざわざ日本でも出来るオンラインレッスンをするなんてバカげてる!って言われましたが…

語学習得において一対一の環境ってものすごく重要だと思うのです。

しかし、オーストラリアの学校に通っているからと言っても一対一で英語を話す時間は実はそんなにありません。
学校に滞在する時間は6時間で、授業を除くと休み時間と昼食時間で約1時間半ほど。

もちろん、自ら友達に話しかけてその時間を作れば良いのですが、英語を思うように話せない息子達には難しいことでした。

オンラインレッスンでは、本人の英語力に合わせたテキストで進めてくれるので、目に見えて英語力が伸びていくのが分かりました。


また、一対一の画面越しのレッスンでは先生との相性にも左右されます。

次男は、何度か先生を変えた後、お気に入りの女性の先生に出会ってからは、レッスン時はドアを閉めて私に見せないようにレッスンしていました。ドア越しに笑い声が聞こえ、その先生と馬が合い盛り上がっているのを見ると、小さな恋が芽生えたのかと思うほど。先生は若くて可愛いし…


ただ一つ問題が、ネット環境!


ちょうどコロナ禍でフィリピンはロックダウンになっており、先生達は自宅でレッスンとなったのですが、初期は自宅のネット環境がかなり悪く、よくトラブルが起こっていました。

音声も聞き取りにくいことも頻繁にあり、場合によってはストレスになるほど。(今はだいぶ改善されていると思いますが)

これさえ無ければ、毎日少しずつのオンラインレッスンは語学習得において最強のツールだと思います。

金額にして年間10〜12万円(週5コース)

英会話教室


日本人が英語を習得するのに3000時間必要!って聞いたことありますか?

何かを極めるにはそれなりの時間は必要です。

英会話教室は日本にいながらネイティブの先生から直接レッスンを受けられるのでとても良い環境だと思いますが、問題は時間!

週1回45分程度の英会話教室は、英語への抵抗感を失くすためには良いのですが、思ってる以上に効果は薄いです。

実際に息子達は何年間も通っていましたが、オーストラリアでは自己紹介でしか使い物になりませんでした。

実は私も幼少期に5年間ほど、週一で英会話教室に通い、寝る時は英語音声の「白雪姫」や「大きなかぶ」などの物語をカセットテープで聞かされていましたが、最終的にはアルファベットの読み書きと簡単な単語しか身に付きませんでした。

大人もそうですが、1週間に一度くらいの頻度ではせっかく覚えたものでも忘れてしまいます。宿題があってもやっつけ仕事になって必要がない環境だとすぐに消えていくのが現状でした。


しかし、先生という英語話者と出会えるメリットはとても大きく、私達は夫も含めて家族でレッスンを受けていたので、先生達と仲良くなり年に数回飲み会をしたりして、日本にいながら異文化交流が出来ました。

金額にして年間10万円



以上三つを比べてみました。

当たり前ですが、それぞれメリット・デメリットがあるので、それらを上手く組み合わせて習得するのが良いかと思います。

英会話教室に通いながらオンラインレッスンをするとか。

でも、けっこうお金がかかる!


そんな事も考慮して、結局どれが一番?と聞かれたら、

オンラインレッスンです!

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