センスは細部に宿る。コペンハーゲン旅行2日目
「デンマークの都市を見たい!」と思い、6泊8日でコペンハーゲンに旅行に行ってきました。
今回のnoteは、コペンハーゲン2日目の振り返りをしていきます。 (すごく長い)
〈2日目のラインナップ〉
モーニング→ニューハウン→オペラ座方面散策→デンマーク王立図書館→ランチ→クリスチアニア→オアスタッド地区の建築巡り→ラウンドタワー→ニューハウンに戻ってディナー
1日目は疲れて12時前に眠ってしまったので、2日目に起きたのも朝の7時。いつもなら頑張らないと起きられない時間です。
ホテルのエントランスをパシャリ。うん、綺麗だ。左にいる犬もうっとりしてるだろうなあ。
モーニングで行きたいと思っていた、THE COFFEE COLLECTIVEに向かいます。THE COFFEE COLLECTIVEはノレポート駅からすぐのコーヒーショップで、コペンハーゲンではかなり有名だと思います。
ここのお店で買ったコーヒ豆を持って歩いていたら、すれ違う人に何度か「ナイスコーヒーショップ」って声かけられました。(実際にとても美味しかった。)
そんなTHE COFFEE COLLECTIVEに向かって歩き始めると、
見てください!!ベンチが折りたたまれています!!(泣)
お店がそれぞれ思い思いに選んでいるテラス席のインテリア。ただデンマークは雨が多い国でもあります。
なのでこうしてベンチが折りたためるようになっているのでしょうか?朝露とか治安の問題もあるんですかね?
とかなんとか思いながら足を進めていると半地下のお店を発見!まだ開いていませんが。そしてここにもベンチ!
基本的にデンマークのお店は10:00-17:00や10:00-17:30など時間が短いです。韓国に旅行に行った時は深夜まで当たり前にお店が開いていたので、それに比べて日本は21:00とかにお店閉まるの早いな〜とか思っていましたが、レベルが違いました。
そのおかげで(?)17:30くらいまでひたすら街を歩いてそこからディナー、街を歩いてホテルに戻る、早く寝る、早く起きるという良いサイクルで7日間を過ごせました。
お店の人にも、お客さんにも日常があるので、早くに閉まるとお互いがヘルシーに過ごせますよね。ちなみにデンマークの日曜は基本的にお店閉まってます。
日本ではありえないですよね!稼ぎどきに何考えてるの!?となりそうですし、お客さん側からも「休みは土日しかないんだ!」と怒られてしまいそうです。(大偏見女)
デンマークは自分の仕事や役割以前に、自分としての存在を大切にして過ごしている印象を受けました。じつにヘルシーだ。
ノアポート駅を通りすぎ、またもや半地下のお店を発見。
発見!とかすごそうに言ってますが実際は、発見もなにもという感じなんです。歩いていればほとんどのお店が半地下になっているのに気がつきます。
この半地下の何がいいかって、目線がお店に行きやすいことです。
日本は壮大な商業施設に壮大なディスプレイ。素敵ではありますがじつは私たちって歩いているとき、そんなに目を留めていないかもしれません。
このディスプレイ全体を眺めるには、少し目線を上げる必要があるからです。基本的に上を眺めて歩いている人はいません。
それと比べて半地下だと、こじんまりとした規模感でちょうど人間の目に留まりやすいのではないかと思うんです。
歩いているときの目線です。ブレてる(泣)
これこそ人間の尺度にあった街のあり方なのでは(泣)と1人で感動。
泣いてたらTHE COFEE COLLECTIVE到着しました。
イケてるお兄さんがコーヒーを作ってくれました。ちょうど焼きたてのクロワッサンがあったのでそれもついでに。
コペンハーゲンで初めての朝ごはん。ラテがおいしいなあ。濃厚でクリーミィでやみつきです。
目の前にはやっぱりテラス席。こんな広いスペース東京になかなかないですよね。
もう少し右側を覗くと市場みたいになってるんです。これも別の日に紹介します。ここほんとにすごいんだから!(自慢げ)
モーニングをサッと終えて、来るときに気になってた左側の方に突き進むと、
あまりにも広すぎて収まりきらない笑
めちゃくちゃ広い広場があるんです!ここで子供達がバスケしたり走り回ったりしてました。すいませんここ駅近です!!駅近にこんなに贅沢な場所が存在してます!!!
駅前で学生がたむろしてるとかないんだろうなあ。あとゴミ箱あるのもいいなあ。(日本に対しての偏見がすごい)
しかもちゃんとここにもベンチが!日本の木の周りにあるベンチと言うか座る場所って、平面の椅子っていうより、金属の太い棒のことが多くないですか?(伝わる?)
確かに座ろうと思えば座れるけど、わざわざ座りはしないかなあみたいな気持ちになります。座れる場所を置けばいいってわけじゃなくて、座りたくなるようなベンチじゃないと意味ないんですよね。
さっき紹介した、朝は折りたたまれているベンチも、折りたたまれていることによって汚れや傷みを少しでも抑えてるのではないでしょうか、これも座りたくさせるコツですよね。
この前日本橋を歩いていたら、公園に椅子があったんですけどもう雨風砂でぐちゃぐちゃに。せっかく置いても汚くて誰も座れないというのはもったいないです。日本は雨風が多いから、むやみにコペンと比べてもよくないとは思いつつも、どうにかしたいなあと思います。
この日は土曜日だったので、
バザーやってました。他の日にも行ったけどこの日しかやってなかったのと、グーグルマップにも土曜のみって書いてあったので、週1回のお楽しみなんだろうなあ。
見ることができてほんとうにラッキーだ。駅近に広場があるとこういうイベントができる。そして駅近だから人が集まる。だから街に活気が溢れるの相乗効果!
日本のフリマって結構工場の中とか僻地にあるというか、駅近でやっているイメージがなかったんですけど、これならあんま期待しなくてもふらっと寄れますよね。えーん好きです。
さっきモーニングしてた場所の写真をこっちの広場からパシャリ。自転車社会ですね。
あと右側の建物にある照明?みたいなやつめちゃカワじゃないですか?そしてよく見るとここも半地下。右側に階段があるのでわかると思うんですけど、半地下なので1階?には少し階段を上がる必要があるんですよね。
で、その階段の端に置物とか花とか絵とかが飾ってあることが多くて、ついふらっと入りたくなるようになってます。素敵!
この日は友達と一緒にいられる日だったので、待ち合わせまでノレポート駅周辺をぶらぶら歩き回ってました。
テラス席が最高です。緑もあるし、メニューがここに書いてあるっているのがもう素敵じゃないですか?ただ紙で貼ってあったり水を弾く素材の即席メニューではなくて、ちゃんとしっかり作られているのに私はときめいています。
照明が低めの位置にセットしてあるとテラス席に座ったときにちょうど良いので、ヒュッゲの時間を作り出すのに一役買ってくれてます。
ここもノレポート駅周辺のお店です。ここもう少しいくと(私が写真をとっているところあたり)はもう信号待ちするところなんですよ。
人が行き交う場所でもこうやってテラス席への美意識を忘れないのが、まさに私の見たかったコペンハーゲンでした。
この窓から見えるお兄さんが、お店に来てテラスのテーブルと椅子を並べて、ブランケットとクッションを置く。そしてキャンドルをセットするっていう手間を惜しまないっていうので、ヒュッゲ文化が染み付いていることを感じられます。
超個人的な好みなんですけど、ベンチが長椅子みたいに作り付けになっているのが好きなんですよね。で、思わずパシャリ。
この上の屋根についてる豆電球が可愛いんですよね。夜に来たくなる街、サイコー。しかもお店の中の照明も素敵じゃないですか?そんなこんなで友達と集合しまして歩いていると、
はっ!!!これってまさか!!点字でしょうか!!!????
点字として機能しているのに街に馴染んだスタイリッシュなデザイン。街の景観を邪魔しないって素敵ですよね。
日本の点字って黄色くて正直ダサいと思っちゃいます。黄色にしているのは目の不自由な方が使うときに、歩行者が気づかず邪魔になるってことを避けるためなのかなと思ったのですが、実際黄色であってもなくてもって感じがしました。
黄色であっても自転車を平気で置いていたりしますし、「黄色だから点字に気づく」っていうよりも、目の不自由な方が歩いているのに気づいてはじめて、点字の上に乗っていることに気づいて離れる。みたいなことが多いような気がします。
日本にも色を街に合わせたデザインがたまにありますが、きっと点字をこのまま黄色じゃない色にしてもあまり意味がないと思うんですよね。意味がないというかダサいのは変わらないというか。
コペンハーゲンの点字は色だけではなく、デザインまでスタイリッシュで洗練されているのが好きです!とっても好きです!(コペンハーゲンオタク)
お花もこんなに広い場所を確保してもらえてうれしいだろうなあ。ヒュッゲに大事なお花なので欠かせませんよねっ!
物価高いという割にお花安くないですか?日本が高い?こっちが安い?
そしてここにも広場があります。ちゃんと人が座っています。広場が機能しております。写真見てて土が少ないな〜からのふと思ったことなんですけど、なんかそういえばコペンハーゲンって小さい公園が少なくないですか?
日本って小さい公園は意外とあったりしません?でもコペンでは小さい公園を見なかったような。大きいキングスガーデンとかはありましたが、小さいちょこっとした公園があんまりなかったです。
大きい木とかフェンスで囲われて閉塞感のある小さな公園より、ひらけている広場の方が良いのでは?と思ったりも。
まあその話は置いといて、今からニューハウンを観察しに行くのです。
ニューハウン行く途中の道でめためたイケてる帽子のお店を発見。この突出看板すごいかわいいですよね。
このお店はとくになんですけど、コペンハーゲンのお店は突出看板にも個性が出ていて素敵なんです。日本の長方形のやつとはわけが違います。
センスは細部に宿るをこちらでも感じました!!!好き!!
イケてるおじさまもベンチを活用しておられます。ここにも広場があって素敵。広場あるから道でたむろする必要ないですよね。
ベンチもあるし、行きたくなります。さらにズンズン歩いて行くと…
ニューハウン到着です!!!!
ああ夢に見たニューハウン。コペンハーゲンは都市を見にいくのが目的だったのですが、コペンハーゲンの観光地と言ったらやっぱりニューハウンですよね。
しっかり写真撮ってもらいました笑
ニューハウンはテラス席の宝庫なのでワクワクしながら入ります。早速テラス席!そしてすでに人がいる!
ただテラス席を置くだけではダメで、家のなか同様のインテリア選びとアイテムが必要なんですよね。
こういうときに、「なんでお店の中じゃなくてテラスを選んだの?」とか気軽に聞けるようになりたいです…。
ニューハウンの上に乗る女の子。様になってる…。日本なら規制で座ってはいけないと言われそうですが、自由です。ちょっと右見てくださいよ!!ベンチ!そして座っている人がいる!!
コペンのベンチはどのベンチも座って欲しそうにしているのがかわいい。(限界オタク)
この下の写真、日本の道で撮ったんですけど、
全然座って欲しくなさそうで涙。座るつもりなかったけどふらっと、みたいな展開にはならなそうです。
日本もコペンハーゲンみたいな座って欲しそうなベンチを増やしていきたいですよね。
!!!!!!!!(声にならない叫び)
可愛いすぎる!!!!!クロスの上に白いカバーして、イエローのナプキン、色違いのチェックのブランケット。
全体的に淡く統一されていて素敵です。これってお店の人のセンスなんですか?奥にはハロウィンのかぼちゃもいますね、かわいい。
こちらはハロウィンの置物がテーブルにも。全部のブランケットを同じ色にしてもいいはずなのに、あえて色を2色にしているとこにもセンスを感じます。
お店のメニューが貼ってあるところ、おしゃれですよね。突出しているのが魅力に感じるのか、ケースに覆われているのが魅力なのか。なんだろう。
友達おすすめのアイス屋さんです!
ベンチが座って欲しそうな作りとかもそうなんだけど、半地下だから窓が人間のサイズ(ミニマム)になっていて、こじんまりした感じがなお座りやすくさせているのかなと思ったり。
もちろん食べます。美味しい。バナナとチョコのアイスクリーム。書いてて食べたくなってきた…。
歩きながらアイスを頬張ります。目線の先のお店が可愛すぎてパシャ。オレンジがこんなところに置いてあることあります?撮影スタジオかな?ってレベルですよね。
ここまでで5000字超えてしまいました。さあ私は2日目書き切れるのか!?
王立図書館に向かう前にちょっと橋を渡ってみます。
車侵入禁止の道でニューハウンを見渡します。
こじんまりしていて丁度いい、余裕のある広さです。ああここに来てよかったなあ。この時期に来てよかったなあとひたすらに思いました。
ここにもベンチが。立ち止まって景色を眺めたいと思うと必ずベンチが置いてあるの素敵すぎませんか?
感情に沿ったベンチの置き場。さすが人間の街。
ここは多分普通のマンションなんだと思うんですけど、ベランダが広く、みんな思い思いのベンチとテーブルをセットしているのがわかります。
日本だと、多分同じことをしてもベンチやテーブルを置かないし、お金をかけない人がほとんどだと思うんですよね。
日本に住む私たちからしたら、ベンチやテーブルを揃えることが生活に余裕がある人の姿に見えているけど、デンマークの人にとってはこれは余裕があるからとかではなく、ヒュッゲの文化からの当たり前の考え方なのかもしれません。
ベンチを映しながらの。
こっちのマンションもちゃんとみんな思い思いのヒュッゲの場所を作っています。ベランダが広いのはマンション作る時に、ヒュッゲのために広くという名目で広い設計にしたのでしょうか?
橋をまた戻って、やっと王立図書館へ向かいます。
道で見かけた突出したベランダにもベンチとテーブル。こんなところにまでヒュッゲの空間が作り出されていることに私はもう畏敬の念を抱いています。本当にすごいです。
王立図書館に行く途中になんかすごい!と思った場所。
デンマーク建築センターに行ったときに、オアスタッド地区と並んでここも紹介してあったのですごい建築なんだ!とそこで知りました。写真撮っておいてよかった。
しつこいですけどちゃんとベンチあります。
ベンチ、自転車、半地下、突出看板、植物。デンマークは私が欲しいものぜんぶもってて魅力的で羨ましい。
そんなこんなでいつの間にか王立図書館到着してました。
王立図書館の外にもちゃんとベンチあるのさすがじゃないですか?
街でベンチとかに対しての規定があるみたいな話を聞いたことがあるけどちゃんと詳しくは知らないから調べてみよう。
うわああ。なんだかすごそう!!しかも人で溢れてない!最高!
日本はどんなに素敵でも、混雑していて長く滞留できないなあという場所が結構あります。だからゆっくりと建物を見られるのはすごくうれしい。
このエスカレーターみたいなのを登っていくとここにたどり着きます。道路を挟んで図書館ができているんですね!!
なんか図書館というより博物館とか美術館みたいな見せ物って感じなのかな?と思っていたんですが、
普通の図書館のようにみんな普通に使っていた!!!
みんなの日常にこの場所が組み込まれていて、当たり前に使われていることに感動してしまいました。
綺麗なものや荘厳な場所、クラシカルな場所は全て見せ物で、日常はもっと地味なはず。みたいな私の先入観が悲しくなったなあ。
こっちは子ども用の場所。やっぱり子ども用の場所だからって合わせずに、ここもちゃんと一流を貫いています。
子どもだからってなんていうか、幼い装飾?みたいにするのってそんな必要なのだろうか?と考えてしまいます。
こんな感じで机で塗り絵や工作ができます。
この日は工作をしている子どもが多かったなあ。これが日常か…いいな。デンマークの教育と文化芸術に興味あります。
1回ちゃんと本とか読んでまとめて理解したいな。
ここ私のお気に入りです。staff onlyの場所なんですけど、のぞいてみると…
最&高という感じです!!!なんですかここは!ここで本に覆われて歩き回りたいという願望が私の心を締め付けます。
すっごいなあ。こんなところまでが一流。なにか根本的な考え方が違う気がするし、その違いが生まれるのもこのデンマークの制度とか環境によるものな気がする。
何を知ればこれがわかるんだろう。税金、国家、制度、歴史?
そしてお目当てのこの眺め!!!!!これを見るために図書館までやって来ました!!(別に遠くはない。)
私のイチ押しポイントは、下にうつっているシャボン玉見たいな模様のキラキラした照明です。
そしてあたかも自分も照明の一部ですというような面持ちで存在している丸いテーブル、そしてテーブルとセットで置かれている椅子もお気に入りポイントです。
日本の図書館とか施設って全体的に座る場所が少ないのに、ここはなんでこんなに座らせたがるんだろう。好きだという気持ちが抑えられません!!!
日本がベンチを置かないのはお店に入ってドリンクとかお茶とかにお金を落としてもらうためなのかな。あとは道幅が狭くなるからとかかな。
デンマークのマーケティングと日本のマーケティング比較したら面白そう。そうやって考えると興味なかったマーケティングの勉強もしてみたいって気持ちになるな。
やっぱり全ての学問が繋がってるわ。とかなんとか思いました。
ここからやっとお昼を食べに行きます。いちいち感動してるから全然進みません(笑)
ランチの場所はこちら!かわいいミントグリーンの建物!
わたし、「東京は水色ガラス張りで直方体の高層ビルばっかり。どの駅前も全部同じ色をしててつまらない。」ってずっと思ってたんですよ。
これ、なんでこうなってしまうかっていうと、建物を建てるときって大体その不動産デベロッパー会社だけじゃなくて、〇〇区といった行政の人々も関わることになるじゃないですか。
そのときに、景観の邪魔にならないようにしろと要求されるそうです。
「色を使うと目立つからダメだ。水色ガラス張りで空の色に近づけなさい。」
「形も目立ちにくく直方体のシンプルなものにしなさい。」
とかなんとか要求されるそうです。で、どの都市の行政も同じように要求するから、どんどん東京には同じような建物ばかりができていく。
大まかにいうとこのような流れで、東京はどこも同じようになっていくんだそうです。
街には街の顔があって、それぞれの街が異なる顔をしているはずなのに、街の邪魔にならないようにすればするほどどの街も画一化されていく、という矛盾です(笑)(笑っている場合じゃない。)
デンマークは高い建物とかにすごく厳しいって言いますよね。そのせいで住む場所を探すのにすごく苦労するし、高いって話も聞いたことがあります。
やっぱ景観に厳しいのはどこの国も同じなのかと思いつつ、日本の厳しさとはまた違った感じがします。日本は目的とやっている取り組みがズレている感がある…。
どっちがいいとは一概には言えなそうですが、街の景観とかそれに関わる行政とかについてもちゃんと知っておきたいところ。
話しているとつい話題がズレてしまうのですが、さすがにそろそろお昼を食べます。
デンマークといえば!のスモーブローです。美味しそ〜!と思いきやパンにナッツがしっかりと入っていました。上の具材しか食べられなかったです。ちゃんと確認しておくべきだった…。
ここから毎回の食事で「アレルギーなんだけどこれナッツ入ってる?」と聞くようにしました。反省。
お昼を終えて私たちは世界最後の楽園、クリスチャニアに向かいます。クリスチャニアは、今回の旅行の中でも結構楽しみにしてたところです。
クリスチャニアは世界最後の楽園と呼ばれる自治区らしく、デンマークの法律が及ばない場所!なのでクリスチャニア内では独自のルールが存在しています。
私が聞いたルールは、
・走るのは禁止
・犬をリードに繋げるのは禁止
・ウィードはOK
というもの。ただ、デンマークの法律上ウィードは禁止なので、取引したりする場所の撮影はNGでした。
自由に暮らしているのに、顔をはめるパネルとかアートギャラリーみたいなところもあったりして、しっかり観光客向けのものを用意してあったのがすごく面白かったです。
クリスチャニアを見て、ここから向かうのは近代的な建築が詰まったオアスタッド地区。私の旅の中で1番楽しみにしてた場所です。オアスタッド地区までは電車で向かいます。
デンマークの電車事情も結構面白かったので軽くレポ。
電車の表示、面白くないですか?
あと2分半で電車来ますよ!って教えてくれています。30秒単位で教えてくれるなんてめちゃめちゃ細かい!と思いました。
デンマークはホームドアというよりも、南北線みたいな絶対ホームに落ちない作りになってました。(例えが細かい)
あとデンマークって改札というような改札が存在しないんです。
じゃあどうやってお金払うのかというと、
こういう棒みたいなところに、デンマーク版スイカをかざします。
電車に乗る前は青い文字で「in」って書いてある方にスイカをかざして、
電車から降りる時はオレンジで「ud」って書いてあるところにかざします。
棒(言い方)の全体像はこんな感じ。ここにかざしてから電車に乗るんです。
「じゃあ簡単にホーム行けるから無賃乗車できちゃうじゃん!」って思いますよね?そうなんです。無賃乗車し放題なんです。
でも電車乗ってるとたまに、駅員さん?がお金を払っているかチェックしに来ます。ここで払ってないことがバレると電車賃よりはるかに高い罰金を取られます。1万円は平気で超えてた気がする…。
こうならないためにもちゃんとお金は払ってね!という感じなんですよね。
ちなみにデンマーク版スイカは現金でチャージできません。さすがクレジット社会です。
オアスタッド地区ついた頃には歩きすぎて喉が渇いていたのでJOE THE JUICE飲みました。デンマークの人にしてみれば、なんでこんなよくあるジュース屋さんで写真撮ってんだろ、みたいな感じだったんだろうなと思います(笑)
ここからオアスタッド地区の建物載せていきたいんだけどどういう感じで載せていけばいいんだろう…。
こういうとき建築とかの知識があれば写真1枚1枚の解説ができて楽しいだろうなあと思いました(泣)
色使いとか素材とかは日本もおなじようなものなのに、形が違うとこんなに目を惹く建物に。
あまりにスタイリッシュで、最新の文房具みたいな建築がたくさんあります。(独特な例えをする女)
色かデザインか、どちらかがありきたりじゃなかったら私はこんなに感動できるんだ!って感じですよね。さっきまで日本の水色ガラス張り直方体ビルに不満をこぼしていたのに。
すっごい。楽しくてここうろうろしちゃいました。ぐるぐるがだんだんベンチになっていくのすごい。
ここでお父さんと子どもたちが遊んでて感動してしまいました。コペンハーゲンには緑と土の小さい公園はないけれど、小さい公園よりもずっと規制のない広場があります(泣)ハートフルな世界で心満たされました。
ここ気になってたところです。窓のふちに色が使われているんですよ。ファッションでも色を使っているコーデに弱いのと同じように、差し色のある建物に目がいってしまいます(笑)
オアスタッド地区どこも水色ガラス張りじゃん!って思うかもしれないんですけど、全部の建物がバラバラの形をしていて楽しいです。
”スタイリッシュで洗練された建築”に向けてのアプローチがそれぞれ異なっているって感じがします。1つのテーマに向けてそれぞれのやり方で建てられれた建築が集っている街。というような印象を受けました。
しかもここよく見ると、ちゃんとベンチやテーブルが置かれています!!しかもどこの部屋も思い思いのインテリアで個性が出ています。感動。
空間の使い方が贅沢すぎる。これくらい広い空間の使い方をしてると、渋谷とか新宿みたらびっくりするんだろうなあ。
お目当てのティットゲン学生寮の近くにはこんな広場が。黄色!ああおしゃれ(号泣)
黄色とグレーの組み合わせおしゃれだなあ。その奥の建物も、やっぱり日本とデザインが違う感じがします。
建築学生の方はぜひ違いについて説明してください!私にはできません!(知識不足)
そしてついにお目当てのティットゲン学生寮です!!!ここの部屋って全部照明が備え付けられてないっぽくて、住んでる学生がそれぞれ自分の気に入った照明で部屋をコーディネートしているらしいです。すごい!
オアスタッド地区全体的にすごく広々としていて開放感がありました。贅沢な空間の使い方に乾杯。
コペンの中心部の古典的な建物とまた違ったデンマークを感じられました。やっぱり都市には都市の顔があるし、保ちたいと改めて。
さあ中心地に戻ります。コペンハーゲンはベンチの多い街ですが、電車の座席は少ないです。その代わりに腰掛けみたいなところが多く、ベビーカーの人もペットを連れている人にも使いやすい車内が完成されております。
おとぎ話のような世界に戻ってまいりました。ここからラウンドタワーという展望台で街を見下ろしにいきます!!
到着。
広いなあ。好きだなあ。ここにもちゃんとベンチがあって人が座っていること多かったです。
早速登っていきたいと思います。500円くらいだったと思います。安い!!
こんなふうに坂になっていて、坂を登って上まで上がるんです。いい運動になりそう(笑)
途中で教会がありました。足を休めるついでに「きれい〜」とパシャリ。
そんなこんなでなんとか登り切りました。
わあああ。綺麗だ。やっぱり高い建物が少ない。空が広いです。
渋谷とか新宿を歩いていると空がどんどん狭くなっていくなと感じるんですが、ここでは空がこんなに広いってことを改めて感じることができました。
満足して下に降りている途中に、いくつか気になるものが。これはなんだろうと思ったら、なんだか素敵な展示ルームが。入ってみると…
素敵な照明!なにこれー!!!と一目惚れです。
ここの展示の資料によると、ここはもともと天体観測の場所として使われていた塔のようです。だからさっきから星に関わる展示が多かったのね!と納得。
このキラキラの照明もきっと星屑イメージなんだろうなあとうっとりしてしまいました。
さあ長い1日もそろそろ終盤に。ニューハウンのテラス席でディナーを食べたいという夢を叶えるべく私たちはここからまたニューハウンに戻ります。
途中でこちらの写真をパシャリ。デンマークに留学している友人はこの前のデンマークカルチャーナイトで、ここにバレエを観に来たと言っていました。うらやましい。
デンマークカルチャーナイトというのはコペンハーゲンの市が主催している文化イベントだそうです。秋に1日だけ行われるのですがチケットを買うと、美術館や大学、お城、劇場などを自由に楽しむことができるらしい。
私も来年デンマーク行って参加したい!!!!!と強く思いました。
市が主催してこういったイベントを開くことにした理由が知りたいです。文化芸術を大切にするためとかな気がしますが、日本ではなかなか実現しなさそうな規模感とクオリティだなあとしみじみ思ってしまいました。
どうしたらこの規模感とクオリティで実現することができるのか、気になります。日本だと「そんなことにお金をかけるな!」って反対意見も出てきそうですけどデンマークはどうなんですかね。
そんなこんなでニューハウンに到着するんですけど、どのお店も魅力的で全然決まりません。
観てくださいこの突出看板!!ニシンが有名なお店なのかな?ニシンが突出しています(笑)
看板にお金をかけることが当たり前だということに感動してしまいます。やっぱりこういうちょっとしたことにこだわると、お店ってずっと素敵になるなあ。
結局、ストーブの隣をゲットしたこちらのお店でディナーに。
昨日ちょうど五反田でテラス席のあるお店を見つけたんですけど、
暗い、椅子とテーブルが冷たそうな素材、ブランケットもストーブもない、クロスも敷いていないっていう状態で、案の定お客さんは店内にしかいませんでした。そりゃそうですよね、暗いし冷たそうですもん。冬はとくにあたたかみが欲しいです。
テラス席があるだけでは全然意味なくて、そのテラス席に座りたくなる工夫みたいなのがないと、人ってわざわざテラスには行かないんだなあと実感しました。
反対に、椅子やテーブルの素材、クロスが敷いてあるか、テーブルの上の明かり、ふわふわのブランケット、あたたかいストーブ、これらにお金をかけてまでテラス席を用意するデンマークの飲食店事情も気になりました。
美味しいパスタで大満足!!!とおもいきや
ちゃっかりデザートまで(笑)クレームブリュレが大好きなんですよね。
アメリみたいにスプーンの裏がわでパリンって割って食べました。
2日目は盛りだくさんで信じられないボリュームのnoteになってしまいました。最後まで見てくれる人なんて存在するのだろうか…?すごく読み手を無視したnoteです。(自分の振り返りなのでという言い訳)
まだ2日目です。最終日まで書き終わるのはいつになることやらって感じですね。