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インフレデフレをおさらいする


世界の経済状態を聞いているときに頻出の「インフレデフレ」。


ほんとうに恥ずかしいのですが、どういう状態なのか詳しく説明できる自信がなかったためこれを機に学んでみました。説明の練習としてここに書いていきます。


【目次】
・インフレとは
・インフレによって何が起こるか
・デフレとは
・デフレによって何が起こるか
・インフレやデフレを対処するための政策


【インフレとは】

インフレとは、あらゆるモノの値段が上がり続けている状態のことです。


景気が良くなりすぎると、収入もふえるので人々の消費は増え、モノの売り買いが盛んに。お金の動きが激しくなります。


このようにモノを買いたいという人が増えれば増えるほど、モノの価値が上がるので、結果としてモノの値段は上がりますよね。

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【インフレによって何が起きるのか】

インフレによってモノの値段がどんどん上がることで、


1. お金の価値がどんどん下がる

インフレで景気が良くなると、100円で売っているお菓子に「欲しい!」「私も欲しい!」と需要が増えるようになります。


需要が増えるということはモノの価値が上がること。100円で買えていたお菓子は需要が増えたことによって価値を高め、1000円で売られるように。


今まで100円だったお菓子は1000円になります。つまりお金の価値が10分の1に下がったことを意味しているのです。このようにインフレはお金の価値を下げることにつながります。


2. 将来の計画が立てにくくなる

いま10万円でお財布が売っています。手持ちが5万円なのであと5万円貯めよう!とコツコツ貯めている途中でインフレが発生。


よし10万円溜まった!お財布を買おう!とお店に向かうと、インフレでモノの価値が上がったことで、以前10万円だったお財布が20万円になっているではありませんか!


このようにインフレの状態だと以前と同等のお金の価値を保つことができまくなってしまうのです。


インフレというのはお金の価値が下がっている状態のこと。つまりお金を預けても金利が低いのです。そのため、今預けても意味ないから消費しようという人が増えて、インフレのループになっていくのです。

・金利…お金を借りた側が、借りたお金に追加して払う割合のこと

(例)100万円×7%=107万円で返します!みたいな。

割合である7%が金利で、7%をかけて出たお金7万円が利子です。



【デフレとは】

デフレとは、景気が悪く、モノの売り買いやお金の動きが落ち込むことです。


モノが売れないので、会社はなんとか売り上げを上げるためにモノの値段を下げるようになります。


このように景気が悪く収入も少ないと、モノを買いたいという人は減ります。お金を使う人が減るので、結果としてモノの値段が下がっていきます。


そして同時にお金の価値はぐんぐん上がっていきます。

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【デフレによって何が起きるのか】

デフレによってモノの値段がどんどん下がることで、


1. 景気がますます悪くなる

10万円のお財布が欲しいと思っていたところ、デフレによりお財布の値段が7万円になっていました。


わーい!と喜んだのもつかの間、デフレによって同じように自分自身の収入も減ってしまっていたのです。


お財布の値段が下がったのに自分の収入も下がったため、結果として購入することができませんでした。


このようにデフレはお金の動きを鈍くし、景気がますます悪くなることにつながるのです。



2. お金を借りている人は大変になる

100万円を借ている人というのは、100万円を金利と共に用意して返す必要があります。


しかしデフレというのはお金の価値が上がっている状態のこと。インフレの状態のときに100万円を用意するよりも、デフレの状態のときに100万円を用意する方がはるかに大変になります。


このように、デフレだとお金の価値が上がり、人々はお金を使うことを惜しみます。お金の動きが鈍いため会社の利益が上がらず、結果として自分に与えられる収入も減っていくというループになるのです。



【インフレやデフレを対処するための政策】

インフレやデフレが起こっていると安定して暮らせないということがわかります。


安定して暮らすには、モノの価値(物価)を安定させるための政策が必要です。そこで日本の中央銀行である日銀は金融政策を行うのです。


《日銀の金融政策》インフレver.

インフレはお金があふれ、お金の価値が下がっている状態です。そのため日銀は、銀行などの手持ちのお金を減らそうとします。

銀行は手持ちのお金が少なくなると、金利が上がります。


→金利が上がる、つまり利子が増えるため、お金を借りてモノを買う人は減っていきます。

→利子が増えるので、お金を銀行に預ける人が増え、消費が減っていきます。


《日銀の金融政策》デフレver.

デフレはお金が回らず、お金の価値が上がって、モノを買う人が少なくなっている状態です。そのため日銀は、銀行の手持ちのお金を増やす操作をします。

銀行の手持ちのお金が増えると、金利は下がります。


→金利が下がることで当然、返さなければならない利子も下がります。そのため銀行からお金を借りる人が増え、以前より消費が増えることにつながります。

→利子が少ないなら、お金を預けるよりも消費した方がいいと考える人が増え、消費につながります。



経済について学ぶこと

今の経済がどうなっていて、どうすべきなのかわからないと、ただ漠然とした不安で焦ってしまったりしそうですよね。

経済のことからなんとなく目をそらしていたのですが、行きていくうえで必要だと今更ながら実感しました(コロナ)。

これからアップデートしていこうと思います。

今回、インフレデフレについて学んだことをnoteにまとめていますが、もし詳しいことや、指摘すべき点などあったらぜひ教えてください。



本をたくさん読みたいです!!!