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ラグビーというスポーツはすごく人間らしい - 令和元年12月31日 人とチームのハッピーファースト 20号

Brilliant Future Consulting代表石原孝尚です。

このnoteは、

高校、大学教員を経てサッカーコーチとして世界も経験し「人とチームが幸せに」という思いで2019年10月28日から毎日お届けするつもりが最近は休みがちな笑、みんなの未来を明るくするきっかけを提供するノートです。

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ラグビー元日本代表監督で、現在、イングランド代表監督のEddieに会うことができました。

Eddieは、サッカー、Manchester Cityのグラルディオラ監督とも交流があるなど、サッカーやバスケなど他のスポーツからも多くを学んでいる、ずっと尊敬していたCoachでした。

Eddieが監督になる前のラグビー日本代表は「自分たちは体も小さいし、スクラムはしょうがないな」と少し諦めていた部分があったらしいです。

でも、Eddieは「世界で勝つにはそこから逃げてはいけない」ということで徹底的にトレーニングし、今では世界に負けないスクラムができるようになりました。

監督に大切なのは「出来ない理由ではなく、何か必ずできる方法がある」と考え、それを選手に要求し続けられることだとあらためて気づかせてもらいました。

1ヶ月ほど前には

ラグビー日本代表のキャプテンもされていた広瀬さんともお会いできました。

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広瀬さんは、ワールドカップ直前、ずっとやってきたキャプテンを外れてしまいますが、それでもチーム全員に「ラグビーを愛する人たちを日本に増やすために今は一つになって頑張ろう」と仲間に伝え、過酷な練習を乗り越えてチームをまとめていました。

ドラマにも出演されたり、すごく勉強もされていて、自分の経験をしっかり言語化し、ラグビーの普及のために活動もされています。

そして昨日、

Eddieのチームで代表選手と活躍していた長江さんともお会いすることができました。

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現役選手でもある長江さんは、現役選手として本物が見せれるうちに、ラグビーの普及と強化ができるチームを作りたいと知り合いを通して紹介していただきました。

長江さんからもすごくいろいろなことを教えていただけました。

みなさんとお話してて、ラグビーというスポーツは

「喜び」、「感動」、「悔しさ」、「感謝」、「つながり」、「思いやり」など

人間らしさをすべて持っているスポーツだとあらためて思いました。

企業研修などさせてもらっていると、チームのみなさんの関係が希薄になり、「人間らしさ」というか「熱さ」がどんどんなくなってしまっていると感じています。

【代表選手たちが試合後に口にした「犠牲」という言葉】

試合後の記者会見などで、「ワールドカップに向けて、すべてを犠牲にしてやってきました」と多くの選手たちが口にしていました。

その言葉を聞いている方々が、すこし誤解して受け止めているのではないかと、僕なりの考えを長江さんに伝えさせてもらいました。

選手たちが使っている「犠牲」という言葉は

「自分のことはすべて我慢して後回しにして」というネガティブな意味ではなく

「自分ができることはすべてをかけて」というポジティブな意味だと思います。

「組織のためなら個人は犠牲にしていい」というような「個人より組織が大切なんだ」という考えではなく、この夢に近づくために「自分たちにできることはすべてかけてやってきました」という意味だと思います。

今でも、多くのスポーツ現場では、「チーム優先、個人よりチームが大切」という個人を犠牲にしている考え方も残っており、少し残念な気持ちになります。

「このワールドカップを通して、ラグビーファミリーを増やす」という大きな夢のために、代表選手たちは「すべてをかけて」やっていたんだと思います。

数年前にも、当時、U20ラグビー日本代表監督の中竹さんにお願いし、トレーニング合宿にも参加させてもらいました。

自分たちの特徴を研究し、世界を相手に戦うための準備をされていました。日本のサッカー環境より進んでいる印象もありました。

ラグビーというスポーツは子どもたちにとってもすごく良いと思います。

今後、サッカーだけでなく、ラグビーの普及にも貢献したいと思っています。

長江さんは、僕の出身地でもある愛知県春日井市にチームを作ろうとされていて、僕にできることはしますと約束しました。

2019年、自分の新しい部分を引き出してくれる多くの出逢いがありました。

2020年、さらに新しいページをめくっていきます。

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★ 石原 孝尚(いしはらたかよし)
Happy First Achievement 「ひとりひとりの幸せの先に成果がある」
サッカーコーチ・グローバルディレクター・自治体スポーツ振興アドバイザー・サッカー解説・企業研修講師
1977年4月8日生まれ 愛知県春日井市出身

金沢大学卒業、筑波大学大学院に進学しサッカーU21男子日本代表や女子日本代表スタッフ。大学院ではコーチングとともに健康教育学を専攻、修士論文のテーマは「母親のメンタルヘルス」。

大学院修了後、前橋育英サッカー部コーチになり現在タイでプレーする元日本代表細貝萌やセレッソ大阪田中亜土夢を指導。帝京高校ではプロ野球ソフトバンク中村晃や日ハム杉谷拳士、阪神原口文仁を教員としても指導。清水エスパルスの大久保拓生やサンフレッチェ広島の稲垣祥など多くのプロ選手も育て、新宿歌舞伎町ホストで活躍中のROLANDも指導。

大学教員を経てINAC神戸監督として澤穂希、川澄奈穂美らと史上初の四冠。その後アメリカに拠点を移しアメリカ女子プロリーグSky Blue FCのコーチに就任。アメリカ代表キャプテンChristie Ramponeなどアメリカ、オーストラリアなど各国代表選手たちを指導。その後、浦和レッズレディース監督、オーストラリア女子プロリーグMelbourne City FC Ladiesコーチ。
現在、FCふじざくらグローバルディレクター、岡山県高梁市のスポーツ振興アドバイザー。自身の経験を生かしてHilton Tokyoなど企業研修も行う。

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