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国会で批判しあっている人がサッカーだと試合に出れない理由 - 2020年5月12日 人とチームのハッピーエピソード 23号

国会で、批判しあっている内容を聞いていると、もし、サッカー選手だったら、試合出れないだろうなぁって思いました。

「首相! ○○○という状況は、ご存知でしたか!」と、首相が知らない情報を突きつけて、「聞きましたか、みなさん!国の代表がこんな状況です。みなさん、信じられますか!」みたいな。

サッカーの状況だとしたら、パスを受けようとして、相手のディフェンダーにボールを奪われたB(フォワードの選手)に向かって

A : 「おい!後ろからきたディフェンダー、わかっていたのか!」
B : 「見えていなかった」と答えたら
A : 「(聞きましたか!とは言わないと思いますが笑)、そんなんだから、ゴールに向かってコントロールできないで、得点もできないんだ!」と言うと思います

言っていることは間違っていません。
ボールをもらう前に、周りの状況を確認しておくのは、フォワードの責任だとも思います。

でも、Aが忘れているのは、Bも、同じチームメイトだということです。
Bが得点できなければ、批判をしたAも試合に負けます。

大切なのは、

「情報は、批判するために使うのではなく、チームを助けるために使うもの」

ということです。

もし、後ろからディフェンダーが来ていることを知っていたなら、フォワードの選手に「後ろから、相手が来ている」と伝えれば、チームとしてミスはなかったということです。

だから、国会で飛び交っている「俺は、知っている!お前は知らないだろ!!」みたいなやりとりは、誰のためにやっているんだろうって思います。
今は、少しでも協力して、支え合うことが大切なのに。。。

というお話でした。

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★ 石原 孝尚(いしはらたかよし)https://happyfirst.co.jp
Happy First Achievement 「ひとりひとりの幸せの先に最高の結果がある」
サッカーコーチ・グローバルディレクター・自治体スポーツ振興アドバイザー・サッカー解説・企業研修講師
1977年4月8日生まれ 愛知県春日井市出身

金沢大学卒業、筑波大学大学院に進学しサッカーU21男子日本代表や女子日本代表スタッフ。大学院ではコーチングとともに健康教育学を専攻、修士論文のテーマは「母親のメンタルヘルス」。

大学院修了後、前橋育英サッカー部コーチになり現在タイでプレーする元日本代表細貝萌やセレッソ大阪田中亜土夢を指導。帝京高校ではプロ野球ソフトバンク中村晃や日ハム杉谷拳士、阪神原口文仁を教員としても指導。清水エスパルスの大久保拓生や名古屋グランパスエイトの稲垣祥など多くのプロ選手も育て、新宿歌舞伎町ホストで活躍中のROLANDも指導。

大学教員を経てINAC神戸監督として澤穂希、川澄奈穂美らと史上初の四冠。その後アメリカに拠点を移しアメリカ女子プロリーグSky Blue FCのコーチに就任。アメリカ代表キャプテンChristie Ramponeなどアメリカ、オーストラリアなど各国代表選手たちを指導。その後、浦和レッズレディース監督、オーストラリア女子プロリーグMelbourne City FC Ladiesコーチ。
現在、FCふじざくらグローバルディレクター、岡山県高梁市の企画交流アドバイザー、岡山理科大学経営学部招聘教授。自身の経験を生かして企業研修も行う。

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