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さくら はらはら〜はなのもとにて はるしなむ〈カバー小説〉|#しめじ様

しめじ様のnoteより、カバー小説にトライしてみます。


桜の木の下で私は待っている

今日もあの人が来るのを私は待っている


川辺を吹き抜けるまだ冷たい風

揺れ落ちる白い花びら

待つのは別に苦じゃない
待っている間ずっと
あの人のことを考えていられるから


今日もあの人のごつごつとした手に引かれ
川沿いの道を歩くだろう

時折、足を止めて
私が用意した紅茶を水筒の蓋で交互に分け合い
おいしいね、あったまるね
と言いながら飲むのだ


それにしても、今日は来るのが遅いな

私は手提げから本を取り出し
桜の木の根本に寄りかかってページを開く

あの人のことばかり考えているからなのか
文字がぼやけてみえた

【ピリカ文庫】「桜の木の下で」より抜粋





しめじ様のnote+(プラス)、
最近ずっと嵌っている
YouTubeチャンネルの印象から、
インスパイアされて創作してゆきます。

まず先に、井上陽水のこの歌もお聴き下さいませ。

▶桜三月散歩道
歌:井上陽水/作詞:長谷邦夫




さくら はらはら 
〜はなのもとにて はるしなむ〜



桜 はらはら 舞い散り 散り敷く

白いワンピース 桜色に染まる


川風は 首もとも 指も 冷やして

わたしをふるわすけれど・・・


ふるえているのは 

貴方を想い

待ち焦がれて いるから


Long , Long Time

この日を夜毎 指折り数えた

Your Smile Memories ,

薄れるのが 何よりこわかった・・・



桜 はらはら 舞い散り 散り敷く

花片はなびらが 揺れ落ち

心は風に 狂おしく乱れる



―――遠くに現れる 貴方の姿

ああ 流した 涙の河を 

漕いで渡って来るのね・・・







もうすぐお花見シーズンですね😊

noter様のお住まいの地域でも、
桜を愛でるスポットが様々あることと思います🌸


この年齢になってつくづく思うのは、

「一生のうち、あと何回桜が観られるかな?」

ということ。

(体調の悪い時期があったので、尚更そう思うのかもしれません。)


季節の一つひとつを、大切に積み重ねたいものですね!!


✢✢✢


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また、次の記事でお会いしましょう!


🌟Iam a little noter.🌟






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