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さようなら、恋人|#シロクマ文芸部


寒風の吹く休日の朝、noter様にはいかがお過ごしでしょうか。

心の向くままに、20文字小説を創ってみました。

「さようなら、恋人」


ありがとうとさよならが一つに重なった日。
ねむるあなたを、心の棺にそっとおさめた。



さよならだけが人生だ、なんて作家が言う。
そんな遊びのような台詞は言えない…今は。



休日の電車は人もまばらで休符記号のよう。
ドアのガラスから冬の陽の暖かさを感じた。



不意に…無自覚に落ちる涙。左の頬に傳《つた》う。
ありがとう…そしてもう永遠に、さよなら。


✢✢✢


この20文字小説は、大好きな山崎まさよし氏のカバーアルバム「COVER ALL HO!」に入っていた「さらば恋人」にインスパイアされて創りました。


これは随分昔の曲みたいですが、歌詞もメロディーも良いのですよね。


さよならと書いた手紙
テーブルの上に置いたよ
あなたの眠る顔みて
黙って外へ 飛び出した

いつも幸せすぎたのに
気づかない二人だった…“


私の20文字小説は、つぶやくようなので、もとの堺正章氏の歌の雰囲気に近いかもしれません。


もし、まだ心が切れていない人を残して、何も言わずに帰れない家を後にするなら…どんな気持ちだろう?と想像してみました。



✢✢✢


シロクマ文芸部の課題「ありがとう」に応募しております!


小牧幸助様、よろしくお願いいたします。






《参考アルバム》
山崎まさよし/COVER ALL HO!

良い曲ばかりカバーされています。

↓ ↓ ↓



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