見出し画像

動画ファーストなマーケティング施策をサポートするプラットフォームとは

コンテンツマーケティング担当者が動画マーケティングを担当する際に、マーケティング用の動画アセットの制作と管理業務を担うことも少なくありません。なかには動画制作に予算を割けなくて困っている人や、どのように動画を管理していけばいいのかわからない人もいるでしょう。今回はブライトコーブのプラットフォームがどのようにこのようなマーケターの課題をサポートするのか、解説します。


社内にある動画アセットを有効活用するための方法

動画マーケティングは予算の大小に関わらず、多様な予算規模での実施が可能な施策です。コンテンツチームに専任の動画制作担当者が在籍していたり、外部の専門家に発注する予算がある企業や、すでに高品質の動画ライブラリがある場合もあるかもしれませんが、それらが必ずしもマーケティングの成功を導くとは限らないのです。既に手元にある素材を使って、小さい取り組みから始めても、もちろん問題ありません。取り組みを始めるのに一番重要なのは、動画マーケティングへの一歩を踏み出すことです。

例えば、各部署にすでにあるような、以下のような動画素材を使うことができます。

  • 最近のウェビナーやオンラインイベントの切り抜き動画

  • 社内の専門家の見識を、スマホのカメラで録画して紹介

  • 営業デモやお客様へのトレーニングの録画の再利用

こうした手元にある動画アセットのコレクションができていれば、コンテンツを使ったマーケティングが始められます。

一方で、担当者のみなさまは単に動画を世界に向けて発信すればいいというものではないことは理解されているでしょう。計画、管理、測定、分析、最適化といった配信に向けた作業を行う必要もあります。

(1)動画アセットの識別

動画マーケティング業務が組織的に広がると、動画はさまざまな場所に保存されることになり、担当者が把握できない動画も出てくることが予想されます。クラウドストレージソリューション、DAM や MAM システム、さらに個人のハードドライブまで、いろいろな場所に動画が保存されているかもしれません。そのような動画には、圧縮されているものも、されていないものもあり、解像度もさまざまなものがあるでしょう。

スマートな動画マーケティング戦略を構築する最初のステップは、信頼できる単一の保存先に動画を集約することです。ブライトコーブの動画ライブラリシステムのように、すべての動画アセットを参照できる場所が決まれば、営業チームの誰もが、必要とする動画の最新バージョンにアクセスできるようになります。カスタマイズ可能なユーザー権限を使用することで、自身のチームに関連する動画のみを表示されるように簡単に設定できます。

また、これらのアセットに適切なラベル付けやタグ付けを行うと、より多くの動画を検索して使用できるようになるため、ターゲットユーザーとのエンゲージメントを高めることができます。

(2)動画の精査および移行の方法

アセットインベントリ

新しいシステムに移行する内容を判断するために、現在どのような動画があるかを把握する必要があります。動画キャンペーンで使用している動画、サムネイル、プロキシ、プロジェクトファイル、および関連するアセットの在庫を全てリストアップする必要があります。

アセットの精査

アセットの完全なリストが作成できたら、その内容を精査し、移行対象となるものが今後も利用できるものであるかを確認します。このプロセスでは、各アセットが使用された場所、時期、目的について、できるだけ多くの情報を収集します。収集した情報から得られるパフォーマンスのデータにより、アセットの有用性が明確に示されます。そのため分類やタグ付けのプロセスでアセットを分類する方法を定めていくことが可能です。また、高度な精査ツールを使用することで、パフォーマンスが低い動画コンテンツを素早く特定し、削除できます。

動画ライブラリシステムの移行プロジェクトのスケジュールが厳しい場合には、買収や企業のリブランドに合わせて、各アセットを適切なグループに分類するための優先度別のグループを作成します。これにより、最も重要なファイルに素早く対応し、新しいブランドやシステムを早く立ち上げられるようになるのです。

アセットのリストが作成できれば内容を精査し、グルーピングや優先度順に計画を立てることができます。

分類とタグ付け

ほとんどの部署にとって、動画はコミュニケーションの土台となりえます。複数のチームで使用される動画も存在します。動画ライブラリシステムは動画が使用される回数やチャネルの数に関係なく、動画を必要とする人が簡単に見つけられるように構成する必要があります。

動画を整理する最初のステップはファイルの分類法を決めることです。分類法を決めることにより、各動画ファイルの分類の仕方と分類先が決まります。そのため、現在所有している動画をどこに置くか、また、将来制作する新しい動画をどこに置くかについて、混乱がなくなり、あちこちに分散する事態が避けられるようになります。また、探している動画を見つけやすくなるという利点もあります。

動画を見つけやすくするもう 1 つの方法はタグ付けです。内容を細かく説明するように動画のファイル名を付けても、その動画に含まれる詳細な情報を乗せることはできません。タグ付けを使用すると、計画しているキャンペーンに関係がないと思っていた動画も見つけられるようになり、より多くの顧客へリーチするための幅広い施策を考えられるようになります。

ブライトコーブのプラットフォームではタグを使用できるため、スマートプレイリストなどの高度な機能を利用でき、特定のタグを持つすべての動画や、後で追加された新しい動画を自動的に検索できます。さらにパフォーマンスを分析する際に、特定のタグを持つ動画のデータに基づいたレポートを生成でき、マーケティングに活用できます。

アセットの移行

ブライトコーブ のプラットフォームでは、従来の時間のかかるドラッグアンドドロップ方式だけでなく、次のような動画検索および移行のオプションを利用できます。

  • プルベースの取得方法を使用すると、HTTP/HTTPS、S3、FTPのシステムからソースファイルおよびそれに関連するメタデータを取得し、自動的に各ファイルをトランスコードして、任意のチャネルに配信可能なフォーマットに変換できます。また、特定のデータフィールドに入力しなければアップロードを実行できないように設定することで、アップロードプロセスを標準化することも可能です。

  • メディア RSS 機能を使用すると、継続的なモニタリングが可能に。一定の間隔で更新されるアセットに関して、最新フィードが送信されるように設定できるので、システムやチームが公開する最新のコンテンツを取得できます。

  • 高速転送を行う統合により、プッシュベースのワークフローが作成され、大量のアセットを高速アップロードで取り込めます。

  • ブライトコーブの動画ライブラリシステムは各企業の仕様に合わせてカスタマイズされた取り込みワークフローを提供し、スムーズな実装を実現します。一度にアップロードできる動画の数は、数百本にも達するため、動画アセットライブラリ全体をより効率的にアップロードできます。

ブライトコーブが提供する動画ライブラリシステムがチーム全体にもたらす効果

コンテンツマーケティングチームは社内のあらゆる部門から、新規コンテンツの作成や、既存のアセットを新しいニーズに対応させるための再編集や改訂の依頼を絶え間なく要請されているでしょう。

  • デジタルキャンペーンチームは、サービスの認知を高めるプロモーション活動のために、同じ製品で 3 種類の異なった動画を必要とするかもしれません。

  • ソーシャルチームは、2 つの特定の製品の説明を含む、パフォーマンスの高い動画を必要とするかもしれません。Twitter に投稿するのであれば、512 MB 以下で、アスペクト比は 1:3~3:1 の間でなければなりません。

  • ウェブチームは、ウェブサイトへの訪問者を次のページにすばやく誘導できるように、ホームページに表示する短いバージョンの動画を必要とするかもしれません。

  • フィールドマーケティングチームは、その日の午後に予定している見込み客とのミーティング用の新しいクリップを作成するために、当日朝のライブストリームの録画を必要とするかもしれません。

  • 社内コミュニケーションチームは、全社集会でのプレゼンテーション用に、製品ロードマップの最新バージョンを必要とするかもしれません。

  • 顧客マーケティングチームは、顧客用ポータルを再構築するために、チュートリアル動画をすべて探し出す必要があるかもしれません。

  • PR チームは、最新の製品リリースのプレスパッケージに入れるデモ映像に、すぐにアクセスする必要があるかもしれません。

ブライトコーブが提供する動画ライブラリシステムがあれば、担当者はこうした要求に適切に対応できるようになり、最終的には、あらゆる部門のチームが適切な動画アセットを自分で見つけられるようになります。拡張性があり、効率的な動画ファーストマーケティング戦略が可能になるのです。

チームを横断してさまざまな行動計画やベストプラクティスをご紹介するガイドを作成しました。より詳細が知りたい方は以下から資料をご請求ください。