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Animal/DEF LEPPARD

ジョー・エリオットが好きだった。

きっかけははっきりとは覚えていない。伊藤政則氏の洋楽番組を観ていたときが最初なのかもしれない。初めてデフ・レパードを観たのは確かそれだったと思う。今ではモンスター・アルバムとして名高い『ヒステリア』のファーストシングル「Women」の新着ビデオを観て、これは売れないだろうなあとデフ・レパードというバンドの行く末を占った。

しかし、二度目に彼らを見た時は違っていた。「Animal」というMVは少し様子が違っていた。「Women」と違ってくどくなくあっさりとしていてコクがある(グルメ記事か?)。 これはいい!と思っていたら、徐々にチャートを駆け上がって行った。TOP20ヒットだったが、自分の好みの曲がチャートを上がって行ったのがうれしくて順位はどうでもよかった。

非モテだった(今もだが)わたしは洋楽のアーティストにすぐに惚れた。その時はボーカルのジョー・エリオットに目をつけた。なんとかしてせめてサインでももらえないだろうかと思い、英語の辞書片手にファンレターを書いた。

一か月して、薄いエアメールが届いた。わくわくしながら開けてみると、そこにはファンクラブへの招待状が入っていた。確か、約5000円年間で払ってくれればこのグッズ(Tシャツとか)が買える「特典」が手に入るみたいなことが書いてあった。わたしは一気に冷めた。

でも、ジョー・エリオットは素敵だなあという思いは今でもある。彼が曲の中で「Let me be your animal」と歌いかけてくると今でも心の中で「キャー」と叫んでいるくらいだ。彼には幸せになってほしいと思っている(何様?)

『Hysteria』(1987)収録。バンドが今年来日してライブで成功を収めたのは知っている人も多いと思う。これからも長く活躍してほしいバンドのひとつだ。


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