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All I Want/HOWARD JONES

ハワード・ジョーンズの曲で、二番目に好きになった曲。

お金がなくて中古CDショップに通い詰めていた高校生時代。わたしがよく通っていたCDショップではレンタル落ちしたものも売っていた。

ある日店の棚を見ているとハワード・ジョーンズという人のアルバムが一枚あった。なんか名前聞いたことあるなーと思って手に取った。最近売り出されたものらしい。値段は1000円。CDシングルくらいの値段だから買ってもいいかと思ってレジまでアルバムを持って行った。そのアルバムは『One to One』というタイトルだった。

その当時、そのアルバムからのシングル「You Know I Love You... Don't You?」がチャートにランクインしていた。どうしてこんなに新しいものが売りに出されてていたんだろうかと不思議に思った。わたしはその時にはまだわかっていなかったのだが、彼にしてはそのアルバムのセールスがあまりよろしくないものだったらしい。わたしは「You Know I Love You… Don't You?」は好きな曲だったので、なぜそうなるのかわからなかったのだが、それ以前のスーパースターの彼を知らないとは今考えると恐ろしいことである。

その後アルバムをじっくり聞いてみたのだが、のちに「All I Want」という曲が好きになった。特にサビの部分で「All I want is to cry with you」と歌っているところが気に入った。彼のファルセットでの歌い方は自分にも歌えそうでなんだか親近感が湧いた。しかし、この曲はあまり売れなかった。

ハワード・ジョーンズのアルバムはこの後「Cross That Line」まで追ったのだが、これまた売れなかった( ;∀;) 大学の友達に「ハワード・ジョーンズのアルバム持ってる?」と聞かれて「『One to One』なら持ってるよー」と言ったら「それじゃだめだな」と言われてちょっとだけ傷ついたのを覚えている。

『One to One』(1986)収録。彼にとっては当時全米では最高位が76位と低いランキングに甘んじたようだが、ちょっと冷たい感じのする曲の影響かスウェーデンではTOP5ヒットになったらしい。


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