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自律神経と心の不調③【ポリヴェーガル理論】


こんにちは!

前回の続き、
ポリヴェーガル理論によると、
自律神経は、以下の4つのモードに分かれているとされます。

・背側迷走神経①(こおりつく、シャットダウン)
・交感神経(にげる、たたかう)
・腹側迷走神経(人とつながる、安心安全を感じる)
・背側迷走神経②(1人で休息、回復)

日常生活のなかで、
朝、学校や仕事にいく、誰かと会うなど
人との交流をする時は、人とつながるモードの
腹側迷走神経(たまに交感神経)が優位になり、


夜、
仕事が終わり、家でゆっくりしているとき、
1人で休息、回復モードの背側迷走神経②が
優位になっていると、

日々を安定して平和に過ごせており、
神経系が波を打ちながらバランスをとっています。


しかし精神面で不調がある場合は、
このバランスをとる機能がきちんと働いていない可能性があります。


自律神経には、調整機能というのがあり、
交感神経が働いたら、副交感神経で落ち着かせる、といったように調整をしてくれるのですが、
この調整機能がきちんと働かないと、


こおりつき、シャットダウンの
背側迷走神経①に行きすぎてしまい、

虚脱、力が出ない、無気力、不動、ネガティブな思いが出てくる、不安、うつっぽくなる
などの状態が出るようになります。



逆に、にげる、たたかうの交感神経に行きすぎてしまうと、
興奮、思考が活発、不眠症、人間関係で攻撃的になる、攻撃されていると感じる、怒りっぽい、イライラ、などの状態が出てきやすくなります。



自律神経は、成長とともに発達していき、
生まれたときから両親やお世話をしてくれる人の助けもあり、自律神経の調整が自分でできるようになるのですが、


虐待やネグレクト、不適切養育、いじめ、トラウマなどの経験から、その自動調整機能がうまく働いていないことがあります。


また、人と交流しているときは、安心・安全を感じながら人とつながることができる腹側迷走神経につながっていることがベストなのですが、


現代人は、この神経系が発達している人が少ないと言われています。🥺



また、ニューロセプションという、
どの神経系のモードにするか?を決めるところが体にはあるのですが、


ニューロセプションは、状況をみて、
今、安全か?危険かを判断してどの神経モードにするかを決めるそうです。


その判断も、育った環境の影響などにより、
個人差があると言われています。


幼少期から、人とつながる、安心安全を感じることができる神経系を働かせる機会が少ないと、
大人になっても使い方がわからず、


人といるのが苦痛、緊張してしまう、
良好な人間関係が築けない、
悪く言われているのではないかと不安になる、
イライラして攻撃的になってしまう
などの状態になり、


なぜ、自分はいつもこうしてしまうんだろう?と
悩みにつながることも。



学生時代の私も、人との関わりが怖かったり、うつっぽい、人と話したくない、
と言う状態がよく出ていたので、
背側迷走神経(こおりつく、シャットダウン)モードが優位に働いていたんだなと思いました。😱


なので、今は人とつながりながら安心安全を
感じられる腹側迷走神経を鍛えることを
意識して行ってます。

時間は少しかかるようですが、
最近は精神的に安定してきたなと感じることも多くなってきました。

幸せって体で感じるものなので、
体が安定していると幸せ感も感じやすいです。😊



その方法についてもまた
書きたいと思います。


読んでいただきありがとうございます😊

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