せいなごん

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  • 読書感想部(2023)

    2023年に読んだ本の備忘録をまとめる1人の部員です。

  • 28歳で初めてシェアハウスに住んでみた人の記録

    訳あって住んでいた家を出ればならず、 即日入居可!敷金礼金ゼロ!そんな家を探したけれど、そう簡単に見つからない。 辿り着いたのはシェアハウスでした。

最近の記事

「20代で得た知見」 F(読書感想部)

はじめに 20代の共感が詰まった1冊。 みなさんは、"20代でやってよかった"と思えることはありますか? 私は20代を終えかかっている今やっと、あのころの経験が私を形作っていることがわかってきました。この1冊はそんな、誰にでもある"あのころ"を鮮明に思い出させてくれる本です。 筆者について Fさんに関する詳細な情報はなく、1989年11月生まれ、男性、神戸出身、新宿在住というのみです。経歴等は不明ですが、作家歴としては、2017年に作家デビューし現在3作書かれています。

    • 「ルミネッセンス」窪 美澄(読書感想部)

      はじめに 2023年7月に刊行された本書、表紙が可愛いなと思い手に取りました。 最近の本といったイメージ、ページ数も200弱で読みやすそう。 私は普段あまり小説を読んでいなかったのですが、とっつきやすそうに見えました。(結果、割と時間をかけず読めました。) 小説って相性が合わない文体や書かれ方だと、全然読めないと思います。こちらはその点とても読みやすかったです。 著者:窪 美澄さんについて 窪さんといえば、映画にもなった「ふがいない僕は空を見た」に代表されるように女性向

      • 「一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い」篠田 桃紅(読書感想部)

        まえがき 図書館で薄い文庫本を見つけて手に取りました。篠田桃紅さんはよくNHKの特集で取り上げられており知っていましたので、本を読んでみたいなと思っていました。 読んでみて、篠田さんの作品を見たくなったのですが、岐阜県にある美術館に所蔵されているようです。作品も下のリンクから見ることができます。機会があれば訪れてみたいです。 正月の帰省のお供にして、実家で親とともに読みましたが、母親は「いつも私が思っていることばかり書いてある。」と言っていました。私の感想を後述していきま

        • 「お母さんブタのダンス」佐藤洋二郎(読書感想部)

          まえがき キャッチーなタイトルとかわいらしい表紙の絵に惹かれて手に取りました。 ページ数は100程度で児童書と普通の小説の間くらいです。 2009年の本なので少々古いですが、物語なので気にならずに読めました。 正月帰省の新幹線のお供にぴったりな読みやすくておもしろい本でした。 感想 読んでみると見た目の可愛さとは裏腹で、全く明るくないお話でした。 内容は、主人公の少年ブタの視点から豚舎の一連の生産工程が描かれているというもので、畜産家の小父(おじ)さんや少年ブタのお母さ

        「20代で得た知見」 F(読書感想部)

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        • 読書感想部(2023)
          7本
        • 28歳で初めてシェアハウスに住んでみた人の記録
          0本

        記事

          「THINK AGAIN 発想を変える、思い込みを手放す」アダム・グラント (読書感想部)

          まえがき 著者アダム・グラント(AdamM.Grant)は組織心理学者で、1981年生まれ。 ペンシルベニア大学ウォートン校教授です。 組織心理学とは、心理学の中でも集団の中におけるメンバの幸福やパフォーマンスを分析し、向上させることに重点を置く分野です。 アダム氏は複数のベストセラー(GIVE & TAKE, ORIGINALS 他)を世に生み出しており、世界的に影響力のある人物です。 今回、私が本著を読もうと思ったきっかけは2つあります。 1つ目はとあるYoutuber

          「THINK AGAIN 発想を変える、思い込みを手放す」アダム・グラント (読書感想部)

          「ねこのゆめ」「こどもたちはまっている」荒井良二の絵本たくさん(読書感想部)

          読んだ本 ねこのゆめ こどもたちはまっている あさになったのでまどをあけますよ ゆきのげきじょう きょうはそらにまるいつき そりゃあもういいひだったよ まえがき 荒井良二さんを知ったきっかけは、世田谷美術館で開催中の展示、 「美術家たちの沿線物語 小田急線篇」 こちらに足を運んだ際に素敵な絵が飾られていたことです。 「Chidren are」という作品群に心惹かれ、荒井氏の絵本を読んでみることにしました。 荒井良二さんについて 1956年山形県生まれ、現

          「ねこのゆめ」「こどもたちはまっている」荒井良二の絵本たくさん(読書感想部)

          「藤井聡太は、こう考える」杉本昌隆(読書感想部)

          まえがき 2023年9月に刊行されたまだ新しいこの著。 次に何を読もうかと考えていた時に、図書館の予約件数ランキングに載っていたため借りることにしました。読んでみると、興味深い面白い本でした。 本として面白いというよりはコンテンツが良すぎるというやつです笑。 藤井聡太と杉本昌隆について 藤井聡太 言わずと知れた現在最強の棋士。 2016年に史上最年少、14歳2か月でプロ入り、そのまま無敗で公式戦最多連勝の新記録の29連勝を樹立しました。その後、史上初の将棋のタイトルを八

          「藤井聡太は、こう考える」杉本昌隆(読書感想部)

          「変身」カフカ(読書感想部)

          前書き 図書館で新刊コーナーにあったのをたまたま手に取りました。読んでみると率直に面白かったです。また、著者であるフランツ・カフカさんのことは何も知らず、カフカ=海辺のカフカ、といった状態だったので調べてみました。結論、他の著書も読んでみたいなと思います。 著者:フランツ・カフカについて この方は1883年チェコのプラハでユダヤ人家庭で生まれました。 法律を学んだのち、銀行員として勤める傍ら、執筆活動をします。 実存主義(=人間の存在を自分の視点から哲学すること)の作家

          「変身」カフカ(読書感想部)