見出し画像

ペン

自分が働いている会社にちょっと変わった後輩がいる。
その後輩は僕が勤めている会社の後輩なのだが入社当時からずっときになっていた。
それは彼の胸ポケットには5本もペンをさしているのだ。
僕は少し考えてみた。
まずは”ペンの忘れやすい”ということだ。
自分も社会人になりたての時はよくペンを忘れていて先輩や上司に申し訳なくよく借りていたそのため自分は胸ポケットに一本いれて予備は鞄の中にいれている。
だがこの考えてでは納得はするにはちょっと無理がある。

次に考えられる理由といえばその都度、ペンを変えている。
だがいくらその都度、ペン変えているからといっていくらなんでも多すぎるし取り替えるのに手間かかるさらにいうと取り出すとき落としてしまうこともある。
他に考えられることといったらなんだろうか?
ペンが好きという文房具好きなのか?いやそれはないかそれなら僕みたいに一本だけ胸ポケットに入れて他はバックや会社の自身の机の引き出しなどにいれておけばいいのだ。

ではなぜ?

僕は外回りを一緒にする際、確認してみることにした。
外回りを一緒に回るとき、ちょうど昼時になり取引先との打ち合わせの時間まで時間があるため近くの定食屋で昼にしようと誘った。
二人で頼んだ定食をまっているときにそれとなく聞いてみた。
すると彼は答えた。
「胸ポケットになぜ5本もペンをさしているかって、それはこの中の一本だけ音声録画ができるペンがあるのでカモフラージュですよ!なぜかってそれはパワハラや取引先とのやり取りで理不尽なことされたときに労基や弁護士に相談するときに必要となる証拠を残すためですよ!」
僕は驚愕した。
後輩は続けていう。
「みんなには内緒ですよ。先輩は理不尽なことも言わないしパワハラなんてされたことありませんから、ただの保険です」と気さくな笑顔でいった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?