NO.015 読んだ本をどうするか
考古学に限らず勉強していると、どうしても本が増えてきます。とくに歴史系は研究史を丁寧にたどる傾向があるので蔵書が多い傾向にあるのではないでしょうか?
また、本はコレクションを誘発しやすい性格をもち、自然消滅しないので、持ち主が処分を決断しないと決して減りません。
ですが、本を置く場所には限りがあります・・・。
そこで本を読んだらどうするかという課題が出てきます。
ぱっと思いつくことを並べると
①保存する
②捨てる・売る・人にあげるなど手放す
のほかに②の派生ですが、
③裁断してデータ化して捨てる
があると思います。
現段階の僕の状況は、
①コピーした文献はPDFにして処分(本棚2コ分減りました)
②雑誌を裁断してPDFにして処分(現在進行形)
というところです。
あと、大きなものは遺跡の調査報告書。
現在、全国遺跡報告総覧というサイトで多くの報告書がPDF化され公開されています。ただ、全てでないところが問題。とくに重要遺跡の多い県に限って公開されない傾向があります(個人的感想です)
なので現在報告書はそのまま本棚5コを占拠しています。
僕の知人のひとりはすべて裁断したという猛者も複数いますが、おそらく僕はすべて裁断という選択はなしかなと思います。
やはり歴史系の研究者は田舎で書庫付の家に住まわれることをお勧めします(できればですが)。
久野邦雄 1999 「弥生時代の青銅製品」『青銅器の考古学』
久野邦雄 1999 「弥生時代の青銅器生産遺跡」『青銅器の考古学』
久野邦雄 1999 「銅鐸の源流」『青銅器の考古学』
小沢・入佐 2009 「山城と古代技術」『古代の福岡』アクロス福岡文化誌3
小田富士雄 2000 「日本の朝鮮式山城の調査と成果」『古文化談叢』44
出久根達郎 1992 『漱石を売る』文春文庫
山口裕平 2003 「西日本における古代山城の城門について」『古文化談叢』50(上)
亀田修一 2002 「朝鮮半島古代山城の見方」『韓半島考古学論叢』
藤田和尊 2006 「軍事組織と地方経営」『古墳時代の王権と軍事』
藤田和尊 2006 「群集墳の性格」『古墳時代の王権と軍事』
藤田和尊 2006 「古墳時代政権構造の発展過程」『古墳時代の王権と軍事』
渡辺一 1999 「技術系譜論にみる在地須恵器工人の成立過程」『瓦衣千年』
坪井清足 2009 「発掘された日本列島展への道」『元興寺文化財研究所研究報告』2008
尼子奈美枝 2009 「金銅装馬具の保有」『元興寺文化財研究所研究報告』2008
藤本貴仁 2004 「天草式製塩土器の再検討」『熊本古墳研究』2
松根恭子 2004 「九州の土器製塩研究」『熊本古墳研究』2
木村龍生 2004 「九州における古墳時代須恵器生産の受容と展開」『熊本古墳研究』2
高村薫 2003 『マークスの山』
近藤義郎 1974 「天草式製塩土器」『日本塩業の研究』15 (2009.08.01~2009.08.18)
このころは古代山城と塩の論文を多く読んでいた模様・・・。
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