見出し画像

NO.025〈新刊紹介〉『古代王権』シリーズ古代史をひらくⅡ 岩波書店

 最近、古代史や考古学関係の講座的シリーズ本が継続的に出ていますね。昔はハードカバーが多かったのですが、最近はソフトカバーが多いような。

 今回紹介するのもその一冊で、2024年5月に岩波書店から刊行された『古代王権』シリーズ古代史をひらくⅡ(2,800円+税)です。

その構成は
〈古代王権〉を考える……………吉村武彦
「王」になった大首長――弥生社会の変貌……………岩永省三
ヤマト王権の威信財とレガリア……………辻田淳一郎
古代の皇位継承と天皇の即位……………藤森健太郎
古代王権の由緒と正統性――東アジアにおける国家祭祀と王権儀礼……………仁藤智子
《個別テーマをひらく》
文人が創り上げた天皇像……………ジェイスン・P・ウェッブ
座談会 古代日本における〈王権〉とは
 (吉村武彦、岩永省三、辻田淳一郎、藤森健太郎、仁藤智子、川尻秋生)
古代王権関連略年表
 古事記・日本書紀の天皇表
 弥生・古墳時代の時期区分と各種器物の変遷図
となっています。

 僕は一応、考古学をやっているので、岩永省三・辻田淳一郎氏が書かれたものが気になりますね。
 恥ずかしながら積読も多いので、まだパラ見の段階ですが期待の一冊です。読み進めたらここで紹介できたらいいなと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?