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欧州、DataSnipperのシリーズBで2024年最初の10億ドルスタートアップ企業を迎える

2024年、欧州のユニコーン第一号は、監査と財務の専門家のための自動化プラットフォームであるDateSnipperだ。以下はこのことに関するPitchBook社のニュースである。
2023年の欧州でのユニコーン誕生数は過去5年で最悪だったが、今年はVCが過去数年間に蓄積された大量のドライパウダーを使うプレッシャーを感じているため、欧州でのユニコーン数も増加するかもしれない。


監査と財務の専門家のための自動化プラットフォームであるDataSnipper(データスニッパー)は、1億ドルのシリーズBを経て、評価額10億ドルに達した。

このラウンドはIndex Ventures(インデックスベンチャーズ)が主導したもので、アムステルダムを拠点とする同社は、欧州で今年初のユニコーン企業となった(PitchBook(ピッチブック)のユニコーン企業トラッカーでは、VCが支援する10億ドル以上の企業として定義されている)。

PitchBookのユニークコーントラッカーによると、昨年は10億ドルのしきい値を超えた企業が14社にとどまり、ユニコーン誕生にとって欧州で過去5年以上最悪の年となった。これは、新たに52社のユニコーンが誕生した2022年と比べると73%も低い。

10億ドル超の新規欧州企業の不足は、VC投資、特にレイトステージスタートアップ企業への投資の低迷に伴う評価額の下落によるところが大きい。

投資家の焦点が超成長から収益性へとシフトしたため、VCが支援する高値のついた企業はより精査されることになった。ディール件数の減少とエグジットの不足も、2023年に欧州で新たに誕生するユニコーンの少なさにつながった。

今年のVCのディールメーキングは、過去数年間に蓄積された大量のドライパウダーを使うプレッシャーをVCがより強く感じているため、回復すると予想される。ディールフローの増加に伴い、新たな欧州ユニコーンの数も増加すると予想されるが、2021年のピーク時の水準に達する可能性は低い。

https://pitchbook.com/news/articles/datasnipper-series-b-unicorn


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