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好きな野球選手は斎藤雅樹

プロ野球選手の斎藤雅樹さんが好きでした。
斎藤選手は今でこそ平成の大エースとして有名ですが、僕が好きになったときは、まだデビューしてまもない無名の投手でした。

野球観戦は好きでしたが、野球をやった経験がないので、斎藤選手のポテンシャルを見出していたわけではないです。
好きになったのは、斎藤選手がマイナーなサイドスローの投手だったからです。
みんな好きなものを好きにならず、あまり注目を集めていないものが好きになりがちでした。

野球選手に限らず、昔からマイナーな人やメーカーが好きでした。言い換えれば王道を避けてきました。
どうして王道が好きじゃないのか理由はよくわかりませんが、子供の頃からずっと「普通」というものを嫌っていました。
人と同じことを嫌い、人と違うことをすることに喜びを見出していました(嫌な子供に聞こえますね)。
子供の頃は、普通の鬼ごっこや缶蹴りではなく、自分で新たな遊び方を考案して、みんなで遊ぶのが好きでした。
例えば、校庭ではなくジャングルジムでドッヂボールをして、ボールをキャッチした方法によって点数を決めて競ったり。
仕事でも、定型的な仕事をずっとするより、新しいやり方を考えて成果を出すやり方を好んでいました。
新しいやり方は、うまくいけば大きな成果が出ますが、失敗するとかなり悲惨なギャンブル的な方法で、かなり痛い目にもあったのにやめられませんでしたね。
子供の頃から、周りの環境や自分の才能を客観的に分析して、普通のことをしていても自分の好きなように生きられない気がしていたのかもしれません。

今では「普通を嫌う」性向は随分薄れてきましたが、それでもこうして小説家を目指してしまうのですから、マイナーなサイドスローの投手手を好きだったあの頃から案外変わっていないかもしれません。

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