受け身の主人公にしたくなかった
7月18日刊行予定の「夏のピルグリム」は、傷ついた13歳の女の子が主人公です。
プロットを作っているときに、受け身の主人公にはしたくないと思っていました。
主人公が学生だと、自由に使えるお金も少ないし、知識経験もなく、行動範囲も狭いのが普通です。できることが限られてくるので、どうしても受け身になりがちです。
心に傷を負った人が、自分から積極的に動きすぎるのは不自然なので、どうしても受動的になりがちです。色々な人が話しかけてきて、親切にされる話が多いです。
僕は若い主人公だから