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信頼と親子と成長と

自分が無価値だって思う状態で大事な人と過ごす時間は満足できるでしょうか?

無理ですよね。

自分がダメ人間だと言い聞かせていたら、大事なわが子にどこか遠慮してしまいます。

こんな自分で良いだろうか?

わが子のこと大切にしなければ。

親として色々しっかりしなければ。


そう考えてきたし、これからも人として成長していきたいし、わが子にとって誇れる人間に成長したいです。


でも、子どもと過ごす時間がなにより大切で、かけがえのないて心の底から言えるひとがうらやましいって思ってました。

それは、自分に自信がなくてどこか子どもに遠慮してしまっていたからだと思います。


わが子に遠慮する自分が嫌いで、自分にダメ出しし続けてきました。


ただ、僕はぼくでしかなくて。
ダメ出ししたところで、子どもに遠慮することも変わらない。

自分をダメ出しせずに、子どもを許したり、受け入れることができたら。素直な気持ちで子どもと接することができる。


そう思い始めました。


ここで、ひとつつまらない昔話を。


ダメ出しの要因の一つは、就職先を失敗したと思い続けていることです。

僕が社会人になった頃は、就職氷河期で、学歴だけで就職は難しいときでした。

今、思えば色々やることはあったはずなんですが、当時はあまり考えれていなかったです。

公立大学出身であったにもかかわらず、1年 就職浪人してしまい、その後、今の職場に就職しました。


学歴があるってことに対してプライドはあったんでしょうね。

仕事が出来ない
頼まれたことを忘れてる
指示されたとおりに出来ない


そうして、周りからはポンコツ扱いされて、どんどん気分が落ち込んでいきました。

食べ物が砂みたいだってこんな感じなんかなって思ったこともあります。

そんな僕が、結婚して、父親になって、大丈夫かなってずっと不安でした。

でも、それってこんなダメな自分でも、わが子のことはしっかりまもらなければって思ってました。

ただ、そんな下手な義務感は捨ててしまった方がクリアな気持ちでこどもと付き合えることに気付きました。

子は親が思ってるほど、

頼りなくないし、
成長してるし、
しっかりしてる。

 

先日、家族全員で公園へ遊びに行ったときのことです。

お昼頃に切り上げてご飯食べて帰ろうと
集合場所も決めてました。


ただ、うちは遊びに行ったら本当に三者三様で 誰一人 同じ場所にいない 。

ちなみに三人子どもがいます。


滑り台行くー。

お友達になってもらうのに声かけてくるー。

とにかく下り坂を猛ダッシュ。


親二人では捕まえきれない。

とりあえず、この範囲内から出て行くなとだけ言っておいて、一番下の子だけは目の届く範囲に置いておく。

出掛けたらだいたいそんな感じです。

先日のお出かけも例に漏れず、3人とも自分の好きなような遊びに行ってしまいました。


 お昼になったので、

さあ集合して帰ろうと、下の2人とはすぐ合流できたので、いっそのこと一番上の子とも合流して一緒に行こうとしたのですが、探せど探せど上の子は見つからず 。


また勝手に違うところへ行ってしまったのだろうと、私が下の子を2人を見てる間に妻が上の子を探しに行っていたところ、


あの馴染みのピンポンパンの音が鳴り響き 、


まさかと思えば 、


我が子の名前が呼ばれ 、


我が子がお父さんとお母さんをお探しです。 


と公園中に鳴り響く。


あー。


 とりあえず見つかったことにほっとしつつ、 

ちょっといい加減しっかり言い聞かせなければと、

パークセンターいそいそとに向かって、上の子に無事合流し、話を聞いたら、


 「12時に合流するって言ってたから先にその場所に行ってたの。でもお父さんもお母さんもみんな誰もいっこうに来ないから、パークセンターに行った。」 

と。

確かに12時に集合とは言ったけれど、普段のその子の言動から絶対に時間に集合場所には来ないだろうと思い込んでいたのに、

しっかり親の言っていたことを覚えていた。


 感心したと同時に反省もしました 。


普段は、親に何も言わず勝手にふらふら どっか行って、

もーまたどっか行った。

探しまわんないと。


 いつもはそうなんだけど、

 子供は子供で ちゃんと考えているってことなんですね。


 親の話もちゃんと聞いている。


 だから 普段から思い込みで全てを判断するしてちゃダメで、

ちゃんと子供のこと信頼してあげなきゃ

なーって。

自分のこと信頼できない人間が心の底から我が子を信頼できるかなって思ったら、僕の今の決意も霞んでしまうんで、ちゃんと僕自身を信頼していこうって。

それで、大事な人とかけがえのない時間を信じて生きようって思います。

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