一番簡単な自信の育て方
何かをやり遂げる。
これってめちゃくちゃ難しいことだと思う。
勉強、仕事、部活、健康、、どの分野でもこの難しさは付きまとってくる。
例えば、一日これだけずつ単語帳を進める、週に3回は筋トレに行く、というように、習慣化して初めて結果が出るものばかりなので、どこかのタイミングで「もういいか」と止めてしまう。
結果的に、一週間、ひどいときは一日で挑戦をストップしてしまう。
僕はこの三日坊主の典型例だ。
TOEFLで結果を出そうと勉強を始めるも四日目で終わってしまったし、朝ご飯を毎日食べるという目標も一週間と持たなかった。
自分の中の目標は、自分以外の人には見えない。おそらく、目標を公言しても周りの人の目にはあまり留まらないのではないか。
最近気が付いたが、自分の中の目標に向かって頑張り続けることは、単に達成に近づくことができる以外のメリットがある。
それは、自分に対する信頼、つまり「自信」を高めることができるということだ。
自分の中に二人の人間がいることを想像してみてほしい。
一人は、「○○してください」と言う指示役。もう一人はその指示に従う実行役だ。
実行役が指示に背き続け、作業を放棄したり何か別のことを始めてしまったら、指示役から見た実行役への信頼が崩れてしまう。
反対に、実行役が指示役の言う通りに動くことができれば、そこには信頼が生まれる。
この二人はどちらも自分自身だ。自分が決めた目標に向かって努力することで自信をつけられるメカニズムはこのようになっているんだと思う。
最近、前の学期に落とした単位の再試を受けた。期末試験の前は、正直あまり自分を律することができているとは言えない状態だったが、追試前の勉強だけは逃げてはだめだと思い、一日八時間だけだったがいつもより多く勉強した。
テストは無事に終了し、ほぼほぼ解ききれたのではないかと感じている。
再試に合格するという小さな目標だったが、前よりも自分を信頼できるようになった気がしなくもない。
「何か新しいことを始めたが、もうすぐ挫折しそう」というときには、自分のために、自信を育てるために、もうひと踏ん張りしてみてはどうだろうか。