里親になった動機は何ですか?

…って、ホントに何度も質問されます。
ご近所、里子の幼稚園や学校のママ友(といっても、皆さん私より-20才位)、学校の先生、友人、親戚。
今までに、ほぼ周囲の人たち、どのコミュニティでも誰かからは必ず質問されました。それは現在も進行形。

「実子が自立して自分の時間ができました。以前から社会的養護のこどものために何か出来ないかと思っていて、使っていない部屋があるので夫を説得して夫婦で里親になりました。」と答えています。

赤ちゃんやこどもの辛いニュースを聞くと他人事とは思えなくて、お腹の底に悔しさの熱い塊ができるのを感じます。
そういうニュースになる前に、親から保護されたこどもは親戚や乳児院、児童養護施設、または里親の元で暮らします。
他にも親の死別や病気など、いろいろな理由で実親と暮らすことができないこどもたちが日本中に4万人以上います。

自宅の部屋が空いていて収入と健康に大きな問題がなく、こどもに理解と愛情を注げる『ふつう』の熟年夫婦でも里親はやれるのです。『ふつう』の家庭の暮らしを提供しながらこどもの成長を見守るのですから。
私は動機などの質問に答えるのは嫌ではないけれど、逆に質問したいと思ってることが…
「もしあなたが社会的養護の子だとして、親戚が引きとってくれなかったら、どこで暮らしたいと思いますか?」

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