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知っておきたい、かかりつけ医と介護保険のこと

割引あり

前回まで、転倒や骨折・病気や認知症の初期症状などの、前兆やサインに気が付くことの大切さについてお伝えしてきました。

こういった変化に気が付くことで、次のステップを考えることができるのですが、突然介護を迫られたときのわたしは、父の変化に気付くことも、相談できるところがあることも知りませんでした。

 では、あのときどうしていたら未来は変わっていたのでしょうか。どのようなタイミングで、どこに相談すればいいのか、ということを知っていたとしたら?

例えば、明らかにいつもと違う症状があるとき、何もしなくて大丈夫なのか、それとも治療が必要なのか気になると思います。そんなときには病院で相談をすることもお勧めです。

できれば、かかりつけ医で日ごろから体調や体質を知っていてもうと安心です。そうすることで体調の変化を見つけてもらえて、治療が必要な場合には対応してもらえます。かかりつけ医はお体の状態に応じて必要な科を選んでおくとよいでしょう。

さらに、かかりつけ医がいると、介護についても相談をしやすいというメリットも。かかりつけ医は介護保険が使えるようになるための、とても心強い存在でもあるのです。

ここで、少し介護保険制度について説明しますね。
介護保険制度とは、介護が必要になった高齢者を社会全体で支える仕組みのことです。

この制度は、65歳以上で要介護・要支援の認定がある方と40歳から64歳で特定疾病を起因として要介護状態になった方が利用することができます。
ちなみに特定疾病とは末期がんや関節リウマチなど加齢を起因とした疾病のことです。

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