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期待をしないことで楽になるのでは?

2024年、あけましておめでとうございます。
昨年はこのnoteに目を留めて頂きありがとうございました。
2023年は個人的にはnoteを始めたこともそうですが、インプットとアウトプットを盛んにした1年でした。
来年は自分の価値を高めることはもちろん、それをお金にして環境を変えられる状況づくりをしておこうと思います。

先日会社の先輩と議論になった話を共有し、皆さんの意見も聞きたいと思います。

仕事に臨む姿勢(心構え)のあり方

こんな状況はありませんか?

自分の仕事を抱えている状態で、さらに仕事がやってきました。

そっちまでやると間違いなく先にやっている仕事が間に合わなくなるので、誰かにお願いしたいです。
ただ他の人も忙しいのが分かるから、誰か個人にお願いはしづらい。
そのため社員間のチャットでその業務をできる人を挙手制で募集しました。
しかしそこで手を挙げる人はいないです。

先に取り組んでいた仕事は自分しかできないもの。
入ってきた仕事は自分以外でも社員であればできるもの。

心苦しくも後輩に無理を言ってお願いし、仕事を受けてもらいました。

もしこの仕事をお願いした立場に自分がなったら、心が痛みますよね。
後輩の子が帰るのが遅くなることが予想できたりするとなおさら。
人によっては誰かにお願いするくらいなら自分でやろうとも考えるでしょう。

この時皆さんは、挙手を求めて誰も手を挙げなかったことに対して、残念な気持ちになりますよね。
腹が立ちますよね。

この状況で何か批判すべきことがあるとしたら、なんだと思いますか?

人のせいか、仕組みのせいか

恐らく多くの人が批判する対象とするのは、手を挙げなかった他の社員たちですよね。

助けてあげればいいのに。
協力し合うのが仲間じゃないのか。
冷たい。

だいたいこんな意見が集まるでしょう。

もちろんこれも間違った意見とは思いません。

じゃあこの問題を誰もマイナスな感情を抱くことなく解決することはできなかったのでしょうか。

僕はできると思います。

つまり、僕は上のような状況の時に批判する対象は「しくみ」だと思います。
ルールと言い換えてもいいです。

こういうケースは仕事をする以上あり得るものです。
この時誰が仕事を受け持つのかを一人のグループリーダーが指示をし、それを指示された側は当然受けることが仕組みとして成立していたら、さっきの事例の人は嫌な思いをしなかったと思います。
仮にその指示を受けた人がマイナスな気持ちになっても、これは仕事として普通に抱く感情だと思うので、そこまで大きくなり得ません。

しかし今回のように誰がの自主性・自発性を求めた場合、誰もそれに応えないとマイナスな感情が生まれます。

そしてこれは自主性・自発性への期待を伴っているので、指示されたことへの不満よりもより大きいマイナス感情であるといえます。

不満は誰かに愚痴れば解消でき得るものですが、こういう感情は誰にも言えず積もるばかりです。
挙手を求めた相手に不満を言うなんてなかなかできないし、第三者にいっても状況が100%は伝わらないからスッキリもしない。

だからこそチーム内、社内でしくみを作る、ルールを制定し、それに反した選択・行動について批判をしていく方が健全だと感じます。

財布を盗んだ人が悪いのか、盗まれた人が悪いのか、盗まれる環境が悪いのか

僕がビジネスにおいて考え方などを参考にさせてもらっているキングコング西野亮廣さんの話で以前こんなエピソードがありました。

ある会社の事務所で社員が自分のデスクに置いていた財布を盗まれたという出来事があったとします。

これを防ぐためにはどうすればよかったのか。

もしも最初からこの事務所では出勤時に貴重品を金庫に入れることをしくみとして行っていた場合、財布を盗んだ人は盗むことができなかったのではないでしょうか。

これは盗まれた人もさることながら、盗んだ人も守ることができた策ではないでしょうか。

もちろん盗んだヤツの人間性の批判はごもっともです。人のものを盗んではいけないというの
は社会で生きる以上当たり前です。

でも仮に盗んだ人が悪いヤツだからと警察に突き出したとして、それで解決になるんでしょうか。

もしも彼が再び同じ状況になったとき、盗まないと言い切れるでしょうか。

鍵付き金庫に入れるという仕組みがあれば、少なくとも同じ状況で盗むことはできなくなるでしょう。

※鍵を盗まれたら、ということはこのテーマにおいては本質からズレているので言及しません。

期待をしなければ落胆しない

結論として、仕事をする上で相手に期待をしていると、その期待を裏切られた反動で自分に負荷がかかります。
その負荷を解消するために周りに愚痴を言ったり、当の本人に話したりすることで新たな負の感情を生みます。
驚くほどマイナスなことしかなくないですか?

じゃあ人に期待をしないで常に同じ結果を導くためにどうするか。
それが仕組みだと思います。

A→Bという仕組みを作りあげておけば第三者に期待しなくていいし、自分も裏切られなくなります。仮にBにできなかったときはルールを守っていないことを批判して改善させる、もしくは仕組み自体を改善させることになります。

人に期待しない。

まるで冷たいように聞こえるでしょうけど、その方が誰にとってもハッピーなんです。
期待していないと誰かがしてくれたことに対してありがたさが生まれる。
だから僕は期待をなるべくしないで成立する組織を目指していきたいなと思っています。

ということで2024年もよろしくお願いします!!

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