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[詩]明け方

明け方になるとちょっとやそっとの時間差さえも虚しくなる
それはまだ自己が確立できてない証拠だって言うかもしれないけど
人って何のために寝るんだろう…
エネルギーは十分あるはずなのに…

明け方に出遅れちまった僕らは一人で生きる他無い
だからこそ普段の僕らとは違うはずさ!
誰も俺たちを止めることはできないのさ!

それでも、明け方になると悲しいニュースが飛び込んできて
朝食を摂っている僕らもその中のムービーとして映り込む
そう、悲しい事実はいつも周囲の驚きと共に

散歩をしている色んな人たちに囲まれて
小さな希望や夢を祈りながら歩いていた日々
もう、多くは崩れ去っているんだけど

妄想というのはすればするほど期待と虚しさが残るようになって
自分では何も出来なくなる 押し殺した欲望はそのままで

明け方になって初めて自分のPOWERに気づいた
段々と人との差が見え始めてきているんだけど
それでもやっぱり当たり前の日常の大切さに気づいてほしいな
誰もが、そんな日々を生きているからこそ
今日はちょっと頑張って、楽しんでやろうなんて思えるかもしれない
それって日がまた昇らないと分からないことなんだよ
明け方にしか分からないこともきっとあるさ
昨日の事実と昨夜の夢に惑わされたかもしれないけど
いつかと似たようで違う性格で
誰もが自己を形成していく
その別れ道が今日という日であろう


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