種もみの種播き

画像1 先日(3月17日ぐらい)塩水選と温湯消毒した種もみはその後、浸種をします。私のところでは近くを小川が流れているのでそこで2週間ほど浸します。ちなみに家庭用の水もそこから引いています(笑)流されないように注意するのとイノシシにもやられないようにします。種まき前に水から出し、軒先で乾かします。浸種の意義や芽出し(乾燥)の方法などは厳密にはあるようですが私はそこまでこだわりません。
画像2 本当は種もみの土は自分のものを使いたいですが、腐葉土は作っていますがなかなか量が確保できないため、稲用の土(培土)は農協から買っています。その土をプラスティックの苗箱に半分ぐらいまずは満たします。箱の下には根切り用の紙を敷きます。人によっては透明の専用シートを使いまわす方もいますが私は紙。苗箱(トレー)は普通米用に20枚、古代米用に6枚用意します。5年ほど前から手植えをやめ、機械にしているのでこのような方法で苗を作っています。
画像3 用意した種もみを播きます。ひと箱当たり200gが目安のようですが、私は全体にまんべんなく播く程度。感覚です(笑)。普通よりは薄めのような気がします。機械植えの前は人に来てもらって手植えでやっていたので、田んぼの苗代に土のベッド(2m×10mぐら)を作って、そこに直播きしていました。人の募集をやめたのは準備の割に成果が少なかったからです。成果は収量ではなく半分観光感覚来る人が増えたためです。やるなら本気で農業をやる気の人を募集したいです。
画像4 水は溢れるぐらい(これはそんな感じ)たっぷり散布します。これは発芽までにブルーシートを被せたままにするので、なるべく水分を保ちたいためです。田んぼで苗を作る場合は回りは水なので心配ないですが、箱苗の場合は地べたか自宅のハウスでやる場合が多いので水は多め。
画像5 残り半分の土を覆土し、終了。私のところでは少し高くはしますが、地べたに並べ、ブルーシートをかけます。写真にはないですが、イノシシ対策に周りを電柵などで守ります。ここ近年ではイノシシの被害は非常に深刻で、最低でも電柵は必要です。まあ、あってもやられることは多いです。数年前に半分以上の箱苗をひっくり返され、めちゃくちゃにされたことがあります。彼らも食べものには目がないですが、そんな時は殺意が芽生えますね(笑)農業は色々な意味で大変なものだと思っています。今年もまずはスタート台に立ったという感じです。

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