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働く高齢者 沖縄・九州急伸

【記事の要約】

・高齢化が進む中、65歳以上で働いている人の割合が増加傾向だ。

・5年に一度の「就業構造基本調査」によると、働く高齢者の割合が全国平均で25.3%と5年前より0.9%、10年前より4.0%上昇したとわかった。

・都道府県別では伸び率上位を九州、沖縄が占めた(1位沖縄、2位鹿児島)。働く高齢者の合が最も高いのは福井県(30.9%)だった。

・人手不足が深刻な地域では、働き続けたい意欲を持つ人材の活躍を支援する官民の取り組みが必要だ。例えば定年後の継続雇用年齢の引き上げや能力を発揮できる環境、収入面、就業支援制度の整備が重要になってくる。


【記事の感想】

・人口減少社会では、労働し、子育てをし、活発に消費をして、経済を動かしていた生産年齢人口がそもそも少なくなり、経済活動が衰退する。シニア世代が引退をせず、労働を継続し、人手不足を補い、経済を活性化してくれるのならば大歓迎だ。

・シニア世代としても、60歳でリタイアして、これから悠々自適に年金生活!、と考えている人も多いかもしれない、しかし、これからの先行き不透明の時代の中で、年金だけで生活ができる保証はない。退職金も削られるかもしれない、税金が上がるかもしれない。不安は尽きない。

・安定した収入源を得つつ、かつ社会との接点を持ち続けるという観点からも、継続雇用年齢の引き上げなどの働き続けられる環境の整備は進めるべきだ。

・ただ、人手不足の業界にシニア層でカバーするのではなく、体力的、知力的にも衰えてくる部分を補える技術の推進や、働き手の負担を軽減できる就業環境を整えていく必要はある。シニア世代に現役世代と同じ仕事の成果を求めるのは非現実的だ。

・しかし、現役世代からすると、定年の引き上げによって、いったいいつまで働き続ける必要があるのかという不安はつきまとう。長く仕事を続けるためには賃金面や環境などの労働条件の他にも、本当にその仕事が続けたいと思える仕事に出会えるか、が重要だ。私も、70,80歳まで続けていたいと思えるような仕事と出会えるように、その仕事に就けるように自分のスキルを磨き続けていきたい。

【読んだ記事】

働く高齢者、沖縄・九州急伸 全国25%、10年で4ポイント増:日本経済新聞

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