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博士後期課程1年目の目標

2022年4月に博士後期課程に進学しました。
博士後期課程というのは、博士号という資格を取得するために研究をしていく期間です。ただし、研究していればよいというだけでなく、卒業までに数本の国際論文を執筆すること等が求められます。

正直、大学に入ったころは博士課程なんて全く考えたことすらなく、普通に就職して、普通に卒業するんだろうなと思ってました。
人生ってわからないものですね(笑)

学部のころの成績は学科全体の上位3分の1にぎりぎり入るくらいでした。周りと比べて特段優れているわけではなく、いたって普通の学生だったと思います。大きな夢や目標があったわけでもありませんでした。私の特徴を強いてあげるならば、地球温暖化問題や資源・エネルギーの枯渇といった問題はどうやったら解決されるんだろうということに関心があり、それらの内容に関連した学科を入学時に選んだということくらいでした。
まあ、これも大多数の人が思う一般的なことだと今は思います。

そんな私にとって転機となったのは、博士前期課程(博士後期課程の前の2年間研究する期間)中での出来事でした。このとき、私は就職するか進学するかを悩んでいました。なぜかといいますと、当時の私は就職という選択肢にあまり魅力を感じていませんでした。就職は自由度が低そうということ、率直に研究が楽しくてもっとやってみたいと思ったのが主な理由です。また、博士課程は就職が難しいとよく日本では言われていますが、幸い、理系の専攻は就職率も高いデータもあり、博士課程に進学しても最悪何とかなると踏んだからです。将来はアカデミアで仕事をやっていければ一番ですが、大学教員は枠も狭いので、、企業就職も考えつつ幅広く考えていきたいと思っています。

また、客観的事実として次のような内容があります。
世界の多くの国では、博士号取得者は増えているなか、日本では博士号取得者は減少しています。文部科学省の「諸外国の教育統計」(2021年版)という調査でも、日本の年間博士取得者は、総人口半分以下の韓国とほぼ同数という結果が示されています。
(https://www.mext.go.jp/content/20210602170043-mxtchousa02-000015333_00.pdf)
この現状への対策として、国は博士後期課程の多くの学生(半数以上?)を経済的に支援する政策を数年前から始めました。ちなみに私も現在その支援を受けることができています。(それまでは、2、3割程度の学生しか経済的支援は受けられなかったみたいなので、だいぶありがたいです。)

世界の博士取得者が増加しているということは、それだけ博士取得者に対して世界的にはニーズがあることを間接的に示していますね。実際、博士課程では研究のすべてを基本的には自身で考え、実行し、その結果をプレゼンや論文で発表していきます。そこで身につけた行動力、問題認識力、課題解決力、プレゼン力などは確実に社会で活躍する上で役立つのではないでしょうか。

そんな私の博士後期課程1年目の目標は、
①今年度中に論文を一報作成すること
②このブログをがんばること!

博士課程に進学するとき、いろいろ悩んで情報を仕入れたかったのですが、あまり記事が見つからず、、という経験がありました。なので、もし博士進学を悩んでいるという人のための一助になればと思い、進路決定の話や受験までの話をこのブログで提供していきたいと思います。
また、様々な思いがあり、私自身のことを自由に表現する場が欲しいと思い、ブログを開設したところもあります。

文章書くのは楽しいですね。
よろしくお願いします。



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