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甲状腺全摘手術を受けます

過去の病気の記録を書こうとしているのに
半年おきに入院手術が発生している状況ため、記事の記述が追いつきません。
このため今回はリアルタイムで記述していこうと思いました。

タイトルの通り、明日甲状腺全摘手術を受けます。
難病(下垂体前葉機能低下症)絡みではないのですが、甲状腺ホルモンに関連しますから、無縁というわけではないような…?
私は橋本病でもありますし。
成長ホルモンの自己注射をしつつ、定期的に鍼灸治療や漢方治療を受けているので、以前のような冷え性で困るようなことはなくなりました。
(数年前は夏場でもホッカイロが必須なくらいの低体温でした)
成長ホルモンを投与することで代謝が改善され、細胞の動きが活発化するので、がん細胞が体内にあればそちらも活性化します。
もともと甲状腺に腫瘍があったので、成長ホルモン投与で腫瘍も大きく成長してしまい(検査では良性と診断)喉を圧迫して呼吸がしにくくなり、食事の飲み込みも少し困るくらいになってしまったのです。このため全摘するしかないということに。
これにより、私はチラージンを一生手放せなくなります。
こんな風に書くと「うわぁ大変」っていう感じで受け止める方もいると思いますが、そもそも私は下垂体前葉機能低下症で、生涯に渡って成長ホルモンを皮下注射する必要がある身体なので、飲み薬が1つ増えてもね、という受け止め方をしています。
薬を飲むだけというアクションのほうが注射より楽ですし。
失ったものがあっても補充できるんですから、ありがたいことですね。

入院手続き後、耳鼻咽喉科で声帯のチェックを受けました。
声帯が正常であることが確認でき、今日のデータをもとに明日の手術の切る場所を計画するんだろうなぁって想像しています(違うかな?)。
声が出なくなるかもしれないリスクがあることは聞いていますし
今後は声が出ても高い音域は出せなくなるそうです。
幸いにも私は歌を生業としていないのでその点はOK。合唱してもアルトパートだから問題なしです。

今までに手術を何度も受けていますが、毎回独特な緊張感を伴います。慣れないですね。
今回は体の中にある臓器を失うっていうことに対して
「なんとなく寂しい」と感じている自分がいます。
あるべきものがあるべき場所から無くなってしまう、という喪失感を覚えているのかもしれません。
昨年の今頃は急性胆嚢炎で胆嚢摘出手術を受けているから、すでに失っている臓器はあるんですよね。
生命に関わるような状態でしたから、今のように考える余地はありませんでした。
そして、胆嚢を失った事にり体質が変わりました特に胃腸関係。脂っこいのが苦手になり(年齢のせいかもしれないけど)、コーヒーとチョコレートを食べると激しい下痢を起こす体質になっちゃいました。
失ったことで人間は絶妙なバランスで「身体の調子がいい感じ」を保っているものなんだ、と実感しています。

先ほど、看護師さんから明日の予定をお知らせ頂き、術後はICUに入るとのこと。
今回で8回目の全身麻酔を伴う手術を受ける事になりますがICU入りは初体験です。
ていうか、私の手術って結構大変な手術では…?
などと想像を膨らませてドキドキしていますが、なるようにしかなりません。
今晩で、執刀していただく医師、麻酔医さん、病棟の看護師さん、薬剤師さんを信じて私は回復に向けて頑張る心構えをつくっていかねば。

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