受診と主治医の大切さ
本日は、精神科の受診と主治医の大切さについてお話したいと思います。
1.精神科を受診すること
うつ病の第1関門は精神科を受診することだと思います。(最近はメンタルクリニック略してメンクリと呼ばれることも多くなりましたが、あえて精神科と書きます)
そもそも精神科に行くのが嫌だ
うつ病と診断されて仕事を休まなくてはならないかもしれないと不安しかない
薬をたくさん出されてしまうのではないか
上記にあげた他にも、様々な理由で精神科受診を戸惑う方は多いと思います。
私は受診に関して、社会福祉や精神保健福祉の勉強をしていたので偏見や嫌だという気持ちはありませんでした。
しかし実際は、まだ精神科に行くほどではないと思っていたのです。
しかし今思うことは、『もっと早く受診していればよかった』という強い思いです。
精神科の受診が必要だということは、すでに心と体がSOSの悲鳴をあげている状態です。
でもそれに対して、自分では判断できず治療もできません。そのため受診が必要だと私は思っています。
2.主治医の大切さ
「良い主治医に当たるかはガチャだ」と言っていた方がいます。(私はガチャという言葉が苦手ですが・・・)
私はこの9年間で主治医が3人変わっています。
結論として、今現在お世話になっている先生になってこんなに良かったと思うことはありません。
では、主治医の先生のココを気にしてほしい!とう点をあげていきたいと思います。
①主治医との相性
これは言わずもがなですね。
医者と患者の関係も人と人とのものになります。
例え良い先生でも、自分とは合わないと思うことがあるとそこで信頼感が薄れてしまいます。
②きちんと話を聞いて理解してくれているか
優しい言葉で話を聞いてくれる医師はいます。
私の2人目の主治医はうんうんと笑顔で対応してくれました。
しかし私にとっては「聞いてくれるふう」でしかなく、わかってほしいことが真に伝わっていると感じたことがありませんでした。
でも、現在の主治医は違います。
調子が悪いと「なにか考えられる理由はある?」と理由を考えるきっかけを必ずくれる。
「必要なことは自分で決めないといけない」と時には叱ってくれる
私が受診にサボらず来ることから、決められたことは良くも悪くも必ず守ろうとする性格だと見抜いてB型作業所を勧めてくれる。
私がストレス(家族)を感じている項目を確認してくれて、必要であれば家族を叱ってくれる。
むやみに薬は増やさず、必ず相談してくれる。
このようなことをしてくれる先生で、私はとても心強く思い信頼をしています。
③必要なら主治医の変更を
一発で必ず自分の信頼できる主治医にあたるとは限りません。
主治医の変更をすることで、前の医師と妙な感じになったりして嫌かもしれません。
しかし、その一瞬の嫌な気持ちのためにずっと気の乗らない受診を繰り返すのはストレスです。
主治医がうつ病のストレスの一因になるなど、本末転倒ではないでしょうか。
3.まとめ
まず、受診を迷っている方があればご自分を守るために精神科の受診をしてほしいと思います。
また、もし主治医と合わないと思っている方がみえましたら、思い切って主治医の変更を試みていただきたいです。
定期的に精神科を受診し、信頼できる主治医と治療方針を決めていく。
これはうつ病を寛解、完治させるために重要なことのひとつだと、これまでの経験から私は強く感じるのです。
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