「19歳までに手に入れる 7つの武器」は私にとって新子育ての指針
これまでも何冊もの子育て本を読んできましたが、なかなか行動に結びつけることができていませんでした
そんな中、樺沢紫苑先生の「19歳までに手に入れる 7つの武器」を読んで、子育てをするうえで大切なことが詰まっていました。
7つの武器のすべてが大切で、親である自分自身にも足りないところはありましたが、小学2年生の娘と2歳の息子を育てる父親として、今日は子育て目線で感じたことを残したいと思います。
第1の武器 整える力
「思春期は成長のゴールデンタイム」「成長の邪魔をしないこと!」
私の家庭では
・睡眠は20時~21時の間に就寝し朝6時~7時の間に起きているので、9~10時間睡眠を確保できています
・運動も学校で遊んだり、公園で遊んだりと遊びを通じて運動できています
・栄養も朝ご飯から食べるようにしています
いまのところ睡眠・運動・栄養は大丈夫ですが、将来気をつけたいと思ったのは栄養不足です
大切なこととして「ダイエットしない」「朝食をとる」の2つが書かれています
正直、栄養面ではもっと難しいこと(栄養バランスなど)を言われるのかと思いましたが、この2つであれば何とかなりそうです
しかし、あえて指摘しているということは、この2つから栄養が乱れていくことが多い注意喚起だと思います
たしかに、昼ご飯の給食や夜ご飯は何だかんだ食べることになるけど、3食のうちどれを抜きやすいかというと朝食なんだと思います
これから中学生・高校生になるにつれて体型が気になりダイエットも考え出すかもしれません
そうなったときにどう対応したらいいかまだわかっていまんせんが、将来子どもたちが大きくなって嫌がるかもしれないけど、朝食をしっかり食べる習慣を作っておきたいと思います
第2の武器 レジリエンス
「ほとんどの人が失敗を、悪いこと、避けるべきことだと考えています。しかし、転んだことがない人は、起き上がる方法を知りません。転んで、起き上がる。これが経験です。レジリエンスの、最大のトレーニングになります。」
親としては子どもに失敗はしてほしくないし、成功して喜ぶ顔が見たい
転びそうな場所を見つけたら先回りするし、友だちが嫌がることのないよう口出ししてしまいます
子どもを思ってやっていることなんだけど、そのせいで起き上がる方法を知る機会を奪っているかもしれない
そう気付かされました
多少の失敗をしても何かが終わるわけではありません
むしろ、本書では失敗を失敗で終わらせない方法が伝授されています
「フィードバックをすると、失敗は「経験」に変わります。」
たしかに、失敗する前に失敗しない方法を伝えたところで、子どもからしたら何のことだかわからないし、経験にもなりません
親としてすべきなのは、失敗を避けるために先回りすることではなく
子どもが失敗して転んだら、少しだけ起き上がる手助けをして、失敗しない方法を一緒に考えることだと気づきました
いい意味で子どもを一人にして「見守ってぐっと我慢する」ことが大切なんだと思います
第3の武器 コントロール力
「スマホの長時間使用で、「勉強時間が減る」から成績が下がるのではなく、「注意・集中力の低下」など脳の正常な機能を破壊する可能性が示されています。」
「スマホは感情のコントロールも悪化させます。スマホを使うほどイライラや不安が増える。コミュニケーション能力も低下するのです。」
今でもYouTubeを見て長時間になってしまうことがあります(正直に言うとテレビを見てくれていると自分の用事ができて助かります)
本書で紹介された3つのルール
1.夜10時以後は使わない(門限)
2.勉強中は部屋にスマホを置かない
3.一日3時間以上使わない
数年後に子どもがスマホを持つときにはこのルールを使いたいと思う一方、おそらくルールを守ってもらうことが難しいと予想しています
私がルールを守れていないと子どもに何も言えないので、まずは私が今日から守ります
第4の武器 つながる力
「コミュニケーション力×勇気=つながる力」
「自分の思っていることや考えを相手に伝え、相手が思っていることを受け止める」
親は生きている年数が多い分子どもより先に気づいてしまい
子どもが考えるよりも先に正解めいたものを押し付けてしまう
いままで私がやっていたことです
これは子どもが思っていることを相手に伝える機会を奪っているし、奪うことで思いを伝える勇気をくじいていることに気づきました
本書を読んで、今すぐ変えないといけない、と強く思った部分です
他の人からすれば当たり前にしていることなのかもしれないけど
『子どもが思いを言葉にするのを待ち受け止めてから私の思いを話す』
ことを大切にしたいと思います
第5の武器 読解力
「AIを使いこなすために必要な能力こそ、「読解力」なのです。」
私は社会人になってから読書をするようになって、生活するうえでも、仕事をするうえでも、様々な解決策を知ることができ楽しいと思うことを知りました
だけど、今の子どもの年齢では全く読書をしていませんでした
だから、子どもに「読書しよう」などと偉そうなことはいえないけど
それでも読書は楽しいと伝えたい思いもあります
押し付けてもだめなのはわかっているので、大きな本屋に連れて行って、おもしろそうと思った本を子どもたちに選ばせることから始めてみようかと思います
買っても読まないかもしれないけど、買わないとそもそも読めないので、買うことからで今はいいかなと思っています
第6の武器 好奇心
「「やったことのないことをする」は、冒険です。」
「しかし好奇心は、年齢とともにドンドン萎縮していく傾向があります。大人たちから「それやっちゃダメ」と叱られることが増えるからでしょう。」
「それやっちゃダメ」これを言っているのは私です
冷静に考えれば、否定されていると感じ、何もしたくなくなるのは当然だと思います
新しいことにチャレンジしてワクワクして目を輝かさせている子どもを見るのは嬉しいはずなのに、大人の都合で「ダメ」って言っていた気がします
好奇心から何が生まれるかわからないし、冒険の先にさらなる冒険が待っているかもしれないので、親として不安や心配はありますが、子どもの好奇心を否定せず、冒険に送り出そうと思います
第7の武器 アウトプット力
いまの我が子に「書く」ことは少しハードルが高いかもしれません
他のアウトプットである「話す」なら簡単にできると思います
もちろん、言語化が難しいこともありますが、それもアウトプット力を磨く練習だと思います
親としては、子どもの話を聞くことでアウトプット力を磨き、そこから会話をすることでフィードバックに繋げたい
最後に
我が子には将来に備えて7つの武器をぜひ手に入れてもらいたい
そのために、何かを積極的にやるよりも
「成長の邪魔をしないこと!」
私はこれが一番大切な視点だと思いました
私にとって、この本は、これからの世の中を生きていくうえで、子どもに何を身に着けさせればよいかを教えてくれる新しい子育ての指針となりました
子どもが将来社会でやっていけるか不安に思っている親にぜひ手にとってもらいたい一冊です
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