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綱的なものへの信仰

私には、行きつけのお地蔵さんがあり、散歩の時に時々はるを連れて行くことがあります。そのお地蔵さんは、立派なお社にお住まいで、そのお社には小さな鐘もあり、参拝の際に鳴らすことができます。私が鐘についた綱状のものを振って鳴らし、はるがお賽銭を入れて、その後、私が長々とお地蔵さんにお願いごとをする、というのがルーティーンです。

公園の遊具で遊んでいる時に、はるが突然深々と頭を下げてお辞儀をしていました。誰にご挨拶してるの?と回りを見回すと、はるの目の前には、遊具の傾斜をよじ登るためのロープが…。あぁ…綱だねぇ。お地蔵さんちと同じだねぇ。公園の遊具に突如として神聖な雰囲気が漂いました。

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