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福祉の仕事について考える。part11

こんにちは!No.Planです。
いい天気の中、お花見でも行こうかな…と余裕がないのもわかってはいるのですが、ついついお花見をしている人を見ると自分も久しぶりにやってみようかなぁ…という気持ちが芽生えてきてしまうものですね。

「コスト削減」という言葉の意味は…

もうすぐ3月が終わり、4月に入りますね。新しい年度に入るところもあれば、まだ先、もしくはもう終わったよ、というところもあるかもしれませんね。物価高騰、人件費の増加、経費など様々な要因によって介護施設、または事業所が閉鎖してしまっている今日この頃。自分たちも気を付けなくてはならないと危機感を持って行っていますが…そもそも「福祉」で一番かかる費用は何か?それは【人件費】になります。

昔、こんな事を言われたことがある。
【人件費】を少しでも増やすために、コスト削減をしていきます。」と。
これを聞いて、「福祉」現場の職員は何を考えるだろうか?
そもそも「コスト削減」とは何を削減し、どういった目的で行い、どんな方法を用いて、結果としてあらわすのか?について説明がないまま現場職員は行わなければならない現実があります。

【コスト削減】とは…
コスト(Cost)とは、英語で「商品の生産に必要な費用(原価)」を指し、利益とコストには「利益 = 売上 − コスト」という関係があります。 コスト削減とは、利益を得るためのコストを削減する取り組みで、その目的は利益を拡大させることです。

さて、簡単に「コスト削減」の説明をさせて頂きましたが、「福祉」における「コスト削減」は何をすればいいのか?
「売上」は利用者様が負担するものと、国から支給させるものになります。
「コスト」は人件費、経費、提供するサービスによっても異なります。【人件費】は削減する必要もあると思いますが、貴重な人材を失ってしまう可能性もあるので、極力減らせません。
では、以外のところで削減をしていく、という考えになっていきます。
経費の部分に関しては、電気代、食事代、ガス、水道光熱費、ガソリン代、設備維持費、など節約をすることで抑えることができるものもあります。

自分たちの「コスト削減」はどうするのか?

さて、ここでもう一つ考えていかなければならないのが、現場職員の「コスト削減」になります。え?自分たちの「コスト削減」とは何があるのか?
実は「福祉」の仕事での「コスト削減」はここが重要であり、すべてに繋がる事柄になるからです。

現場職員に注目してもらいたいのはまず、「自分たちの作業、業務の短縮」です。昔からの流れでついついやってしまっていることもあると思いますが、そもそもやらなくてもいいこともあるはずだからです。やらなくていいことをあげ、省くことで職員の作業工数も減り、その分使用していたものも減るので結果的に削減につながっていきます。

もう一つ大事になるのが、「コスト削減」の案を考案した職員への評価になります。現場には様々な年代、スキルを持った方がいるので考えも多種多様です。中には関係ないと言ってやらない方もいると思います。だからこそ、「コスト削減」の考案をした職員はしっかり評価しなければなりません。むしろ「福祉」の仕事ではこうした考えを持てる人が極端に少なく、例え持っていたとしても「私だからできる」と属人的なサービスになってしまうことがあるからです。ここで見落としがちなってしまうのが、どんなに素晴らしい「コスト削減」の考案をしても評価がないなら辞めてしまうからです。

特に「福祉」は昔からの年功序列が強く残るので、若い職員は中々言い出せないこともありますが、逆に若い世代だからこそ、観えていることもあります。社会人サッカーでまだ10代の選手と一緒にプレイすると自分たちの世代ではほとんどがやっていた「無駄な走り」をすることもなく、いかに効率よくプレイするかを考えているからです。話をすると「そこまで考えてるんだ」と驚くこともあります。若い感性を侮ってはいけませんね!

これからの「福祉」の分かれ道!

「昔から変わらない」なんで言葉を言われないためにも「福祉」にも進化が必要な時期に入ってきましたね。外国の物まねもいいですが、そろそろ日本独自の福祉サービスを検討していくことが大切だと思っています。国のお金に頼っていられるのも今のうちでどんどん削減が進んで行きますから以外での「利益」を出すことも必要になってきます。本当の意味で何もできなくなってしまう前に、自分たちで「福祉」を進ませていく能力を付けていきたいですね!


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