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福祉の仕事について考える。part18

こんにちは!No.Planです
昨日は午前中に奥さんの実家の組の皆様へ結婚の報告をかねて挨拶周りをさせてもらいました。お義父さんに同行してもらい無事に挨拶を終えることができました。古い地域なので、ほとんどの方が高齢の方でしたが、やはり若い人が入ると嬉しいのかとても喜んでくれました。さっそく来月から清掃活動があるので張り切ってやってきたいと思います!

【計画書】とは何のためにあるのか?

今回のテーマは【計画書】について投稿していきたいと思います。
正直な話、こんな事を書いてしまうと頑張っている福祉従事者の方達から怒られるかもしれませんが…

「高齢者」
ケアプラン(介護サービス計画書)、通所介護計画書、レクリエーション計画書など、いろいろありますね。自分が相談員になりたてのころは、計画書を作るのでいっぱいでした。

「障がい者」
個別支援計画書、サービス等利用計画、障がい児利用計画書、支援計画、など、これまたいろいろな種類が存在していますね。自分は障がい者支援に関わってから4年が経過してきていて、個別支援計画書は作成したことがあるのですが、サービス等利用計画書はまだ作成したことがありません。一応、「相談支援専門員」の資格は保有はしているのですが…

「計画書」と聞くと作成が難しく聞こえるかもしれませんが、実はそんなことはないと思っています。問題は「計画書を何のために作成するのか?」という部分がどのようになっているか?になります。

福祉の仕事ばかりしてきている人ほど難しい「計画書」を要求してくる…

自分が「計画書」を作っていた時に一番苦しかったエピソードがあります。

これはグループホームの管理者をしている時、入居している利用者様の「ケアプラン」を作成している時でした。まだ、作成に慣れていなかった自分は、過去の計画書を見返したり、本人の行動分析を交えながら作成に取り組んでいました。”グループホームでの入居生活が楽しくなるように”と考えながら作っていると、その時の上司から「計画書のでき次第で、その人の人生が決まるのだからいい加減なものは作らないようにね」と…

上司はよく、自分のケアプランは「その人のことを考え抜いた素晴らしい計画書ができた」と言っているのに、自分が作成した計画書には「ありきたりすぎてつまらない」「当たり前の計画書じゃなくて、もっと考えて」と言っては修正をしていました。

こういっては何ですが、20代後半の若造が人の人生について考えることはできないと思っています。なぜなら、「計画書」とは利用者がサービスを利用するために必要なものであり、必要最低限の記載事項と、ニーズに沿った支援が記載されていればいい。と思っているからです。知り合いのケアマネージャー大半に聞いたことがありますが、ケアプランはサービスを利用するのに必要な物という認識だったからです。

研修では絶対に伝えない現実について

周期ごとに資格の更新がありますが、ケアマネ、相談支援専門員など、スキル向上や困難ケースへの対応のために、ケースの紹介とどういった計画を作成しているかを発表する機会があります。まだ、なりたての場合は、研修を通して計画を作成していくのですが…

研修では教科書通りというか、研修で決めたケースについてグループでディスカッションをしていき、どんな計画を立てるか、その人に必要なサービスは何か?ご家族、本人との関わり方など、シュミレーションしながら進めていくわけですが、そもそも現実的に考えたらそんなに上手くいくことはない。家族の要望、本人の要望、総合的、客観的に見て何が必要か?、を冷静に組み立てながら、計画を作成していく。そこに作成者の考え、思いはいらないと考えている。

福祉の研修では、自由に作成してください。と受講者に伝えているが、あまり自由にとはいかず、正直答え合わせをしながらプランを作っているようなものなので、あまり意味がないように思える。
福祉の研修は大体が座学とグループワーク、個人ワークだが、研修のあり方自体もそろそろ工夫が必要なのかもしれない。はっきり言って無駄な講義があると感じている職員も多い。現実的にどのようにしていくべきか、どういった職員を育てたいのかが不透明であり、とりあえず、受講してもらう。といった形が多いのも事実だと感じている。

今後に向けて取り組まなければならないことはたくさんある。自分の仕事についてもそうだが、少しずつ拡げていかなければならない。個人→施設→地域の施設→市町→県 と行きたいが、まだまだ壁が高い。くさらず取り組みながら、「福祉」を少しずついい方向へと向かえるようにしていきたい。



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