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【東京都知事選】ネット討論会 主催:公益社団法人東京青年会議所

東京都知事選ネット討論会よろしくお願いします。すでに始まっていますが、ここから早速5分間、事務的な説明が入りますので、よろしくお願いします。田中さん、よろしくお願いします。YouTubeをご覧の皆様、こんばんは。7月7日投開票の東京都知事選挙に向けたネット討論会のお時間です。ただいまこちらの会場には4名の候補者にお越しいただいております。本日司会を務めます公益社団法人東京青年会議所、飯田沙織と申します。どうぞよろしくお願いいたします。


本討論会では、誠に勝手ながら立候補者が多数であることから、東京青年会議所が定めた要件に該当している候補者のみのご参加とさせていただきました。今回の要件は、国会議員経験者、区長経験者、国政政党所属または国政政党から推薦された方、過去の都知事選挙において供託金募集されたことのない方となります。また本日の座席及び紹介の順番は、画面向かって左より届出順とさせていただきました。なお敬称につきましては省略させていただきますので、ご了承ください。それでは選挙戦の大変お忙しい中にも関わらず、本討論会の趣旨をご理解いただきご参加いただいた候補者の皆様を早速ご紹介させていただきます。小池百合子さん、よろしくお願いいたします。石丸伸二さん、よろしくお願いします。田中さん、よろしくお願いします。皆様こんばんは。よろしくお願いします。候補者の皆様、お忙しい中お越しいただき誠にありがとうございます。


今回の討論会実施にあたり、候補者の皆様には事前に質問票をお送りし、視聴者の皆様が政策を比較できるように一覧にしております。概要欄にリンクがございますので、ぜひご覧ください。最後に本日のファシリテーターをご紹介いたします。公益社団法人東京青年会議所政治行政政策委員会委員長、田中久君とYouTubeチャンネルReHacQを運営する高橋弘樹さんです。それではここからの司会を田中君、お願いいたします。はい、ご紹介いただきました東京青年会議所の田中です。よろしくお願いいたします。


まずは本討論会の趣旨について述べさせていただきます。選挙において、有権者が投票に行かない理由の1つに、候補者間の政策の違いが分かりにくいという点が挙げられています。よって本日のネット討論会を通じて有権者の皆様に候補者の皆様方の政策の違いを分かりやすくお届けする目的で行っております。発言は公平を期すため時間制限がございます。発言ごとの制限時間につきましてはその都度私と高橋さんからあらかじめ説明させていただきます。発言終了時間15秒前にベルを1回、発言終了時間にはベルを2回鳴らしますので、発言を速やかに終了していただくようお願いいたします。あとは回答順に関しても、先ほどお伝えしました通り公平を期すために、まずは小池さん、次に石丸さんのように時計周りで行わせていただきますが、次の順番の場合は石丸さん、そして田母神さんといったように発言順を回させていただきますので、お願いいたします。また今回は共通質問、クロストークの時間も設けさせていただきますので、これらの場合には指名した方からご発言いただくようお願いします。それでは最初に自己紹介を皆様お1人1分ずつしていただきますので、この自己紹介の進行を高橋さんにお願いしたいと思います。


(高橋)

はい、では皆様よろしくお願いいたします。それでは自己紹介をお1人1分でお願いいたします。では最初は小池百合子さんからお願いします。


(小池)

はい、こんばんは。小池百合子でございます。東京都知事の小池でございます。政界に入る前はテレビキャスター、ワールドビジネスサテライトなどの初代キャスターを務めておりました。参議院議員、衆議院議員、そしてまた環境大臣としてクールビズをスタートいたしました。また防衛大臣として国防の重責を担ってまいりました。2期8年の間に、約800億円の行財政改革による予算を確保し、チルドレンファーストの政策を進めてまいりました。待機児童数も8500人から今ほぼゼロとなっております。短いんですね。10秒余っちゃいましたけど大丈夫ですか?あ、そういうことですね。分かりました。次回からそうします。ありがとうございます。小池さん、今回の東京都大改革3.0というのが表標語として掲げられていると思うんですが、3.0とはどういう意味なんですか?はい、1.0で行財政改革、構造改革、情報公開、そして都民ファーストの政策を進めました。2期目では、人が輝く東京ということで進めました。2期目は1200日間コロナ禍であり、オリンピック・パラリンピックの開催ということでなかなか前に進むことができませんでしたが、都民の皆さんのご協力を得て、何とか100万人あたりの亡くなる方の率を世界で2番目に低い数字に抑えることができました。お亡くなりになられた方々にご冥福をお祈りいたします。本当に大変な時期でしたが、ご協力ありがとうございました。


では続きまして石丸伸二さん、1分でお願いいたします。


(石丸)

皆さんこんばんは、石丸伸二です。まず経歴をご紹介しますと、三菱UFJ銀行で経済を分析するアナリストとして活動していました。その間、4年半ほどアメリカのニューヨークに駐在し、アメリカ大陸北はカナダから南はチリまで主要急化国を1人で担当するという金融経済の専門家をしていました。そしてその後、地元広島県の安芸高田市に戻って市長を4年ほど務めました。まとめると、経済の理論と実践を知る初の東京都知事を目指し、首都東京を成長させ日本国を牽引していきたいと考えています。どうぞよろしくお願いします。石丸さん、石丸さんの動画はYouTubeですごく今再生されていて、バシッとした姿が好評だと思うんですが、そのスタイルだと議会でちょっと揉めちゃうんじゃないかと不安がありますが、東京都議会は本当にまとめられるんですか?間代表性のあるべき姿をやはりどこに行っても追求したいと思います。その意味で皆さん知ってますかね。ぜひこれを本来的にやっていけば問題はないという風に考えています。ありがとうございます。


では続いて田母神としおさん、1分でお願いいたします。


(田母神)

田母神としおです。防衛大学を卒業した後、40年間航空自衛隊に勤務しました。最終ポストは航空自衛隊のトップの航空幕僚長で、時の防衛大臣小池百合子防衛大臣に仕えました。私は体育会系で体を動かすのが好きで、趣味はゴルフです。今も毎朝サーキットトレーニングをやったりして体を鍛えています。75歳ですが、皆さんからは74歳にしか見えないと言われています。トランプ大統領やバイデン大統領よりもずっと若いので、まだ活躍できるかなという思いで、この東京を安全で、そして暮らしやすい豊かな街にしようと立候補しました。よろしくお願いします。田母神さん、小池さんに仕えていたということですが、小池さんはどんな上司でしたか?直属の上司なんですね。航空幕僚長ですから。直属の上司。いや、素晴らしい大臣でした。よかったですね。


では続きまして蓮舫さん、1分でお願いいたします。


(蓮舫)

はい、蓮舫です。こんばんは。台湾人の父と日本人の母に生まれ、東京で育ち、東京で娘と息子の双子を育ててきました。幼稚園から大学まで青山学院に通い、表参道渋谷には特に思い入れがあります。その後ニュースキャスターを経て、20年間東京選挙区から参議院議員として選ばれてきました。専門は行政改革です。これは誰にも負けない自信があります。東京から選ばれて参議院議員になった時には、都内のすべての古い街並みや新しい街並みを巡りました。今回私はこの東京のために、これまでの経験を全部注ぎ、ワクワクする東京を作りたいと思って立候補しました。趣味は筋トレ、大好きなものは激辛です。飼っているのは保護犬のうるる君と21歳の藤子ちゃんです。ありがとうございます。蓮舫さん、直前まで立憲民主党にいらっしゃって、離党しての立候補、なかなか決意が必要だったと思いますが、なぜ離党して立候補されたんでしょうか?一般的に首長は無所属で戦うことが珍しくなく、1人でも多くのオール東京の皆様方に支えていただきたい、今まで接点のなかった方々にも私の作りたい東京を見てもらいたいと思い、離党しました。無所属でゼロからの挑戦です。チャレンジャーです。ありがとうございます。


では続きまして、東京都知事選ということで、皆様が思う東京都の魅力はどのようなところか聞いてみたいと思います。こちらもお1人1分でお願いいたします。最近まで安芸高田市長でしたから、しばらく東京を離れていたと思いますが、石丸さんからお願いいたします。


(石丸)

東京の魅力は何と言っても経済力だと思います。世界中を見渡しても、これほど豊かな都市は多くないと思います。実際ニューヨーク、特にマンハッタンに住んでみて、確かにニューヨークは国際金融都市であり、アメリカの経済の中心ですが、暮らしという観点でははるかに東京の方が上だと思います。しかしその豊かさは経済あってこそ保たれている。その意味ではこれから先の東京の魅力が果たしていつまで保たれるのか、そこに不安を覚えています。


ありがとうございます。では続きまして田母神さん、お願いいたします。


(田母神)

はい、東京はまず食べ物が美味しいことが一番の魅力だと思います。何でもあるし、何でも食べに行けるということで素晴らしい街だと思います。日本人特有の優しさも東京の町では行政上や相互の思いやり上で作り上げられているのではないかと思います。また、どこに行くにも非常に便利で、行動の自由が確保されています。東京から出て行くのも入ってくるのも便利です。ただ若干道路が混むので、これは何とかしなきゃいけないと思いますが、本当に素晴らしい自由で美味しい街だと思います。


蓮舫さん、東京の魅力についてどうでしょうか?


(蓮舫)

はい、東京は何でもある、夢を叶えられる場所だと思います。ここで生まれ育った子も、他の町からやってきた子も、ビジネスでもチャンスがあるし、多様性もあるし、日本を牽引していく力もあります。世界でも東京という都市は評価が高い。しかし、手取りは47都道府県のうち3位ですが、そこから高熱費や家賃、食料費、交通費を引いたら実は47位になってしまいます。ここをもう少し改善して、使えるお金を増やせば、もっと諦めないで済む東京になれると思います。私はそれができる街だと思っています。


ありがとうございます。では最後に小池さんに伺いたいと思います。


(小池)

はい、東京の魅力、それは日本人が逆にあまり理解していない部分だと思います。こんなに安全で安心な町はありません。1400万人の人口があり、毎日近隣から300万人が通勤通学で来ています。その中でこれほどの整ったシステムで交通が安全に動いています。メトロやJRなどの鉄道も完備されています。そして何よりも清潔であることが大きなポイントです。海外の人たちはゴミ箱がないのにどこに捨てているのかと驚きます。ゴミ箱がないからこそ日本人、そして東京の方々は清潔さを守っている。さらにおいしいという点も大変大きなポイントです。オールミートニュー、革新と伝統が合わさっている、それが東京の魅力です。ありがとうございます。


それではここから候補者の方への共通質問に入っていきたいと思います。田母神さん、共通質問よろしくお願いします。はい、ありがとうございます。それでは共通質問に移らせていただく前に1つだけご案内させていただきます。今回のネット討論会のアンケートは概要欄にリンクがあります。今後この討論会をどのように行っていくかなど、私たちの活動の参考にさせていただきたいと思いますので、ぜひご回答をお願いいたします。それでは共通質問に移らせていただきます。これから上げる質問についてお1人2分でお答えをお願いいたします。1つ目のテーマは、今回の選挙で最も訴えたいこと、訴えたい政策についてです。それではまず田母神としおさんからお願いいたします。


(田母神)

はい、都政の目標はより安全で、より豊かな東京を都民に提供することだと思います。その中で私はまず1つは災害に強い東京にしたいということを考えます。100年に一度の頻度で地震が起きていますが、災害から復興が進まないことや台湾の地震の復興の速さを見ると、何かが違う、準備が違うと感じます。だからこの災害に強い東京を作りたい。そして教育も見直すべきです。日本人としての誇りを持てる教育が必要で、日本の悪口ばかり教える歴史教育ではまずいと思います。アメリカではザ・ブック・オブ・バーチューという教育直後の翻訳版が使われており、3000万部売れて聖書の次に売れている。こういったものを復活させるべきではないかと思います。また若い人の生活が苦しいため、都民税の減税や住宅手当の充実を図るべきです。外国人政策も見直すべきではないかと思います。AIを使ったAI目安箱を設け、都民の思いを迅速に行政に反映させることも考えています。以上です。


はい、ありがとうございます。次は蓮舫さん、2分でお願いいたします。


(蓮舫)

はい、ありがとうございます。若者の手取りを増やすことをもうここに入れたいんです。どうしても若者というのは大学から社会に出るのはこれまで家庭が支えるという空気があったけれども、残念ながら格差が広がって、今頑張っても抜け出せない子たちが増えているんですね。奨学金の負担を特に教育や保育や介護や医療で頑張っている若い人たちには都がその返済を支援する。そうすると手取りも増えます。不安定雇用から安定雇用にする高契約条例を作って、東京都と契約する企業に、そこの企業で働く人たちの環境を改善してもらうことから始めることで民間へ波及させる。東京から始めることで地方へ発展させる。このことができれば、若い人たちは何かを諦めないで済む。結婚したかったらすればいい。子供が欲しかったら持てる。そういう自分らしい生き方ができるように、私は若者に視点を当てたい。これまでの少子化対策、あるいはこれまでの経済対策、防衛、防災など、東京がこれまで続けてきた行政の継続性は大事にします。その上で私ができること、例えば行政改革は専門です。小池知事が頑張ってくださったんですけれども、見える化をした予算のそのバックデータ、どこに誰がいくら受注したかという情報がまだ薄いんですね。公開が例えばプロジェクションマッピング実行委員会方式で都庁と東京観光財団が入っているんですけども、ここの実行委員会が運営を担っているところまでのお金の出し方2年48億は明らかになっているんですが、この実行委員会がず契約、匿名契約でどこに契約をしたか、契約書や契約根拠、お金の流れが正しく使われているのかは、残念ながら情報公開されていないんです。都議会でも答えられていない。ここも含めて、私は情報公開することで新しいビジネスチャンスを生み出すことができると思っています。


はい、ありがとうございます。次は2分でお願いいたします。


(小池)

東京1.0、2.0で続けてまいりました。今度バージョンアップさせて東京大改革3.0で進めていきたいと考えております。そしてそのキーワードは首都防衛でございます。首都を構成している都民の皆様方の命と暮らしを守っていく。そして災害、あらゆる危機から都民を守っていく。さらには経済、これは守るだけでは世界に追いつけません。リードできません。攻めこそが重要かと考えております。そのための環境をしっかりと確保して作っていきたいと考えております。そして都民の命を守るという点では、最近の自然災害は本当に想定を超えるものがあります。つい先日も戦場高水帯が九州地方を襲いました。首都直下地震はいつ起こるかわからない。それに備えなければならない。またここは田母神さんと同じ点だと思いますけれども、最近の国際情勢を鑑みますと、日本の防衛、これを首都として守っていくためにはどうやっていくのかが問われています。これまでの被害想定、これは地震でありますけれども、この10年間で約36%低減をさせました。そしてまた何よりもこの町を作り出しているのが人の力であります。私はいつも3つのCを言っています。チルドレンファースト、そして長寿であります。長寿のCです。そしてコミュニティ、地域のC。この3つが大変重要であるということから、まずチルドレンファースト。これまでも0-18サポート、また授業料の実質無償化も進めてまいりました。長寿、これも介護をより充実させていく。そしてまたこれからも都政を都民ファーストで進めていく。東京大改革3.0、よろしくお願いいたします。はい、ありがとうございました。


それでは最後、石丸伸二さん、2分でお願いいたします。


(石丸)

はい、経済を強くするための成長戦略として教育分野への投資、これに注力したいと考えています。これから日本は人口が急減していきますので、必然的に経済小国となっていきます。その国を担う子供たち、次の世代が少しでも有利となるよう、教育の質を可能な限り急いで高めるべきとの見解です。その中でも特に考えているのが学校環境の改善です。もちろん家の支援、子育て世帯への支援は必要です。ただ、教育を受ける側だけではどうにもなりません。反対に教育を与える側、こちらのレベルがちゃんと上がらないと、結果として子供たちに質の高い教育というのは施せません。なので、実際に安芸高田市ではこの学校環境の改善に注力してきました。1つ例を挙げるならば、給食支援員、学校用務員を全ての小中学校に配置します。先生方から教職員の免許がなくてもできる仕事を引き離したという形です。これをやってやっと子供たちに向き合えるようになっています。このために、しかし安芸高田市では年間2000万かかっています。3万人の町で2000万です。500倍の人口を要する東京都なら単純計算で100億円。しかしこの100億は今現在、学校にぶん投げられて教職員に押し付けている仕事です。これをちゃんと適正化して、そして少しでも次世代が豊かになるよう、教育へしっかりと資源配分をしていきたいと考えています。


はい、ありがとうございました。続きまして、2つ目のテーマですが、先日公表された合計特殊出生率が東京都は0.99ポイントということで、1ポイントを下回り、こちら全国で最低の数値となってしまったんですね。そこで、出生率減少の根本的な理由とその解決策について質問をさせていただきます。次は蓮舫さんからお願いいたします。こちらも2分でお願いします。


(蓮舫)

はい、ありがとうございます。まず、0.99というのはすごいショックな数字なんですけど、私はだから結婚してください、だから産んでくださいという政策は取りたくないんです。それは多様性で自分で選択できるものだから。その上で少子化対策の2つのアプローチ、今までのアプローチ、家計の支援、補助金、これは必要だから続けたいとは思うんですけど、違う考え方として、若い方を支援する。このことによって手取りが増えたら、結婚できるという選択、子供を持てるという選択、大丈夫なんだよという選択、そういう環境を作っていくことがまず1つ。もう1つは、今子供を産んで育てている人がこんなに大変だからもう産めないと思う、その考えを取り除いてあげたいんですね。例えば学校に通っていると今、先生が忙しすぎます。担任がいきなり休んでしまう、あるいは大好きだった先生が長期休暇に入るということもあって、これは子供が学ぶ環境として親もやっぱり不安です。だから学力を補うために塾に行かせるという、またそこで経済的負担がかかってしまうから、高等教育を取り戻す。経済産業省の授業で静岡県の三島市では先生の忙しさを取り除くために1万枚のペーパーレス化をDXで実現しました。学校と教育委員会と保護者の連絡、全部紙だったものを全部ネットで繋いだんです。アプリで申請するようにすることで1万枚ペーパーレスが削減すると、先生の1年間の業務公務改善が450時間、これだけあれば子供と向き合えるんです。子供は見てもらえてる、守ってもらえてる、先生は忙しすぎない、子供と向き合える。私はやっぱり経済支援も大事だけども、子供のいる場所に目を当てたい。そこで困ったことがあればそこに手を差し伸べたい。スクールカウンセラーが200人雇い止めをされてしまうようなことではなく、その方たちの待遇改善も行いたいと思います。


はい、ありがとうございます。次は小池さん、2分でお願いいたします。


(小池)

はい、1位を切った合計特殊出生率、東京はとても特殊なところでもございます。女子大学生も多い、そして就職のために若い女性も来られる。私はこの合計特殊出生率のこの分母の部分、ここをですねいかにして減らさないようにしていくのかということも重要だと考え、女性の健康を守るという点も気をつけていきたい。そのためのプレコンセプションケア、そしてまた不妊治療、今回無痛分娩に対しましてもこの提案をさせていただいているところでございます。もちろんこの少子化問題というのは1.56ショックの1989年から延々と話してるんです。少子化の理由は未婚化である、晩婚化である、いや経済だ。議論ばっかりしてここまで至ったんですね。私は東京都知事としてまずチルドレンファーストということで明確にその都政の政策を打ち出し、そして先ほど申し上げましたように待機児童も0に近くなってまいりました。97%減です。やはり環境を整えて、そしてそれぞれ経済がそれを担う男性も女性も働きながら子育てができるという他の国では当たり前のようなことをですね、是非この東京で実現をしていく、そのために務めてまいりました。そして第1子まで無償化のこの対象を広げていきます。保育料でございます。それから先ほど申し上げましたように不妊治療、さらには卵子凍結ということも進めております。デフレ経済が続きました。昨日より今日、今日より明日の方がいいと、そういう東京にしてまいって、そして少子化対策も、そして皆さんの希望も叶えられる東京にしたいと思います。


はい、ありがとうございます。次は石丸伸二さん、2分でお願いいたします。


(石丸)

2分しかないのにこの話をするのは非常に気が引けるんですが、まず問題の定義は間違っています。合計特殊出生率、皆さん、メディアの皆さん、もう2度と使わないでください。これを自治体レベルで議論して何の意味があるんですか。出生率が高いところ、田舎です。低いところ、都会です。何が違うか、結婚してない若い女性がいないと高くなるんです。いると低くなるんです。先ほど小池さんがおっしゃった通り、これを自治体で競ったらどうなるかね、子育て支援政策をやればやるほど、そこにどんどん水を寄せられて、田舎の方はそこから離れられない人が残る。でも魅力は高の方にあるから若い人は抜けてく。例えば東北の方、出生率は高いんですが、出生数自体は減ってるんです。なので出生率で見ると問題の本質が見れない。それはまずやめた方がいいです。で、ここで言うのは本来マクロの話なんですね。極めてマクロです。原因については蓮舫さんと小池さんがおっしゃった通り、まずは若年層の雇用、所得環境、これを改善させていく、これです。一方で子育て支援、これはどんだけやってもそんなに効きません。なぜならば、以前田上さんがおっしゃってたんですが、結婚した夫婦から生まれる子供の数、そんなに変わってないからです。だとするならば、若者の経済支援、あとは男女の偏りです。これも東京が顕著なんですが、若年の女性の流入超過が男性よりもはるかに上回った状態がもうここ10年ぐらい続いています。その状態を解消、解決していかないと根本、日本の国としてこの少子化問題はどうしようもないというのを今日改めてメディアの皆さんに今自分の時間を使って説明しました。覚えておいてください。


はい、ありがとうございます。それでは、田母神さん、お願いいたします。


(田母神)

はい、出率の減少はこれは結婚できないことがその原因だと思います。で、日本は今、石丸さんも言ったように、この30年ぐらい一組の夫婦から生まれる子供の数って変わってないんですね。結婚できないから子供がどんどん減ってると。だから結婚してもらうにはどうしたらいいかってやっぱり若い人たちの所得をですね、実質所得を上げないとダメだと思うんですよね。で、東京財団の政策研究センターが発表してる資料だと、別に草食系男子になったから結婚しないとかね、一人でいるから結婚しない、人生を楽しんだ方がいいんだとかいうことではなくて、結局所得が足りないから結婚できないということなんで、結婚していただくことに全力を尽くしていくべきだと私は思うんですね。で、だから若年層にこの実質所得が増えるように減税をしてあげたりですね、それから会社がですね、昔私が若い頃はアパート代なんか半分ぐらい負担してたんですよね。今はもうほんのちょっとしか負担してない。だからこれも会社にお願いをして、ちょっと負担してくれたら法人税でも少し下げましょうというようなことでですね、社会全体となってとにかく若い人たちの所得を上げてあげることが必要だと思います。で、一方でまた、結婚した夫婦も1人じゃなくて2人にしようかなというのにするためにはですね、1人生まれたら100万円あげます。2人生まれたら200万円です。3人だったら400万円ですというようなことでね、産んだら得になるようなですね、政策を取っていくべきではないかなというふうに思います。そうすれば子供が増えていく可能性が私は出てくるんじゃないかなと思います。だからとにかく経済的に間に合わないから結婚しない、そしてその結果少子化なんだということをもっと認識した方がいいんではないかと思います。


候補者の皆様、ありがとうございました。最も訴えたい政策や子育ての政策ですね、それについて候補者の皆様から直接伺うことができました。視聴者の方々の投票の指針になれば幸いでございます。ここで再び皆様にお知らせです。今回のネット討論会のアンケートのリンクをですね、概要欄に表示しておりますので、今後の討論会をどのように行っていくかなどの参考にさせていただきたいので、是非お願いいたします。それではここからですね、候補者同士のクロストークに入っていきます。クロストークにつきましては、ReHacQ高橋さん再びお願いいたします。


はい、よろしくお願いいたします。ここからのクロストークでは、テーマごとにまず各候補者の皆様に自身のご意見を表明していただきます。その後、お話しいただいた議論をさらに補強するか、また他の候補者への質問をいずれかを選択していただきます。質問は各テーマごとお1人1回以上は発言の機会を設けさせていただきますが、再度確認をよろしくお願いいたします。では最初のテーマはこの4年間の東京都政の振り返り。良いところも悪いところも含めてですね、皆様に振り返っていただければと思います。お1人原則1分でお願いできればと思います。基本1分ですが、超過した分はですね、最後に用意しているちょっとフリートークから調整させていただければと思います。では最初は現職の小池百合子さんお願いいたします。


(小池)

ええ、2期8年、東京都知事を務めてまいりました。この間146にわたる政策目標、そのうちの約90%、正確には90.3%ですけど、これを実現してまいりました。これによって例えばですね、育児休業、私は休業と呼んでおりますけども、この比率もですね、もう大きく伸びてまいりました。そしてまた先ほども申し上げましたように進化不化、これも進めてまいっております。待機児童数が97%減少ということも申し上げて、チルドレンファーストを進めてまいりました。これからも都民の命を守り、暮らしを守ると。そのための最大の努力を重ね、そしてまた単に延長ではなく、バージョンアップを続けてまいりたいとこのように考えております。


ありがとうございます。続いて石丸伸二さん、よろしくお願いします。


(石丸)

一言で言うと、止まってたのかなという評価です。一生懸命走ってるように見えて、それ足、同じ位置から動いてないですよね。足踏みの状態だった、そのような印象を受けています。例えば大改革と言われるんですが、改革ってのは現状を否定して行っていくものですよね。1期目から2期目に入られて、2期目に入って改革ってことは、1期目を否定してた、否定できてたのか、そこがまず1つ疑問ですし、そこからさらに3期目となると、今度は1期目と2期目さらに否定するのかできるのかです。最後の3期目、ここで今までをどう振り返るのか、そこは東京都民だけでなく、首都なので全国民に対してかなり大きな説明責任があるんじゃないかなという感想です。ありがとうございます。続いて田母神さん、よろしくお願いします。はい、私は都政の目標は安全で豊かな暮らしを実現することだと思ってます。そういう意味ではですね、ここ4年間で東京が安全になったかというと事件は増えるしですね、日本人が近づけないような街というかブラックというか、そういったところがですね、なかなか治らないし、安全という意味でですね、進歩してないんではないかと思います。で、じゃあ所得はどうだというと、これもですね、実質所得が減ってるということはもう言われてるわけですね。安全も所得も伸びてないこの状態って、じゃあ政治が成功してんのかていうと、私は都政が成功してないんではないかという風に思います。


ありがとうございます。では蓮舫さん、よろしくお願いします。


(蓮舫)

はい、現職が行ってくれた子育て政策と評価できるものもいっぱいあります。それは継続して発展させていきます。2つあります。格差が広がりすぎました。特に若い人たちの格差から抜け出せられない声。東京都の職員の3.2万人の方たちの専門性の高い方たちから待遇を改善していく、こういうことがやっていきたい。もう1つは開発のあり方です。明治神宮外苑、100年育ち守られてきた木々を伐採していいのかという行為にやっぱり敏感な都知事であって欲しかったと思います。日比谷公園もそうです。葛西臨海都市公園もそうです。春見フラッグもそうです。都民の財産の公有地がオリンピックの選手村から安く売られて、気がついたら投資目的で転売されて、最初の価格の2倍近くで売られてる。私はやっぱりこういう都の財産とか再開発のあり方は疑義があります。


ありがとうございました。それでは今の話に、今お話しいただいた内容につきまして他の方質問のある方は挙手をお願いしたいと思います。30秒です。じゃあ蓮舫さん手を挙げていただきます。


(蓮舫)

はい、前回討論会をさせていただいた時に小池さんは神宮外苑は原生林と言いました。その認識は今も一緒ですか。


それでは小池さん回答1分でお願いします。


(小池)

はい、神宮外苑が全国から見目をされた約10万本の植栽をされたそのような外苑になっております。当然承知をいたしております。で、外苑の森は人が踏み入れることなく天然更新をされるという点でポイントがあります。また外苑の緑につきましては人の手で適切な維持管理をしているということで内苑と外苑の違いが出てくるわけでございます。また、例えばNHKのスペシャルで過去あったんですけども、人的に作られた太古の原生林というような表現も使っておりまして、神宮内苑の特性を分かりやすく伝えられるそのような表現ではないかとこのように考えております。内苑は外苑によって守られてきて、そしてその内苑はまさに人の手が入らない形で守られてきた、この違いを理解していただきたいと思います。


はい、蓮舫さん、今質問の意味も含めて。


(蓮舫)

はい、認識を改めてくださって良かったです。前回言われた内苑が原生林というのは完全なる嘘ですから、そういうことを開発を規制を緩和する都知事が言うべきではないと思ってたのを正してくれてありがたかったんですが、もうちょっと聞きたかったのですが、まさかその外苑の再開発の事業者から都知事はパーティーのチケットの購入とかされ受けてませんよね。


じゃあ回答1分以内に。小池さん。


(小池)

パーティーの開催につきましては、それぞれ法律に則った形で公表をさせていただいてるところでございます。そのような形で公開もさせていただいているところでございます。じゃあ他に質問ある方いましたら挙手の方お願いします。


はい、じゃあ石丸さんお願いします。


(石丸)

いや、今の蓮舫さんの質問はイエスかノーかで答えられるのでイエスかノーかで答えていただきたいとおそらく視聴者全員思ったと思います。もう一度お願いします。


じゃあ小池さん、可能であればですけども。


(小池)

はい、私はこれまで政治のパーティーという形で開かせていただいております。その中には様々な方々からご意見を伺うと同時にこのご協力もいただいている。そしてそれは法的に則って進めているということでございます。あの、どっちかっていうと、ちょっと僕もちょっとよくわかんないですけど、それはイエスってことですか。様々な方にご協力いただいております。


わかりました。じゃあ続いて質問がある方、挙手お願いします。はい、じゃあ蓮舫さん。


(蓮舫)

あの今東京で飼われてる犬や猫は160万頭と言われて、私自身も保護犬、あるいはそうした保護猫の活動の支援もしてるんですが、小池さんにお伺いします。なぜ東京都だけ独自に先天性の障害がある子、病気がある子、生育環境が悪くてなかなか里親になつかないような動物は殺処分をしても殺処分のされたというカウントから外すんですか。


(小池)

これは実質ゼロになってるけども、そういう子たちの数を入れたら違うと思います。これまでも東京のルールに則り、わんちゃん、猫ちゃんの命を守ってまいりました。そしてまたこの殺処分を避けるという意味で、譲渡会などもNPOの方々によって支えられてきており、これからもこの動物愛護の観点についてはしっかりと前へ進めていく、このような所存でございます。


じゃあ田母神さん、行く前に蓮舫さん行っちゃって大丈夫ですか。なんか手が上がってたんで。じゃあ次行きますからね。いいですか。ないですか。ちょっと蓮舫さん。


(蓮舫)

はい、ごめんなさい。小池さん、答えていただきたいんですが、なぜ東京都だけ独自の基準を設けるんでしょうか。もしよろしければ、ダブルスタンダードはなくて国基準に合わせて実態をちゃんと見て政策を打っていかないと、やっぱり効果は最大限出ないと思うんですね。これはお願いしたいことです。


(小池)

実態を見ているからこそ、今東京ルールで進めさせていただいております。


じゃあちょっと1回小池さんから逆に何かございますか。


(小池)

特にございません。


はい、ありがとうございます。


(小池)

むしろ皆さんのご意見を伺えて、それを参考にさせていただきたいと思います。


ありがとうございます。では石丸さん。


(石丸)

4年というと、ちょっとどうかなっていうのはあるんですけど、続いてるので。小池さんは知事として、知事になる時、確かに築地は守る、豊洲は生かすというお話があったかと思うんですが、この4年間で築地に対してどのような思いを馳せてらっしゃったのか、大変興味で伺ってみます。


ありがとうございます。


先ほど石丸さんが過去を否定するからこそ改革だということをおっしゃいました。私はずっともっと良くしていくということを言っております。蓮舫さんも時々使っていただいてありがとうございます。お認めいただいたという風に理解をいたしました。ありがとうございます。もっともっと良くしていく。また東京にはそのポテンシャルがあるんです。それを生かしていく。また残念ながらコロナも大変でございましたが、逆にコロナにおいて、例えばデジタル化についての遅れ、そしてまた女性参画について、これはコロナ関係ありませんけども、もう長年私議員もやってきてですね、この女性の参画の東京、そして日本の遅れについてはまだまだポテンシャルがある、もったいない力がそこにあるという風に思っています。築地については食文化必ず生かしてまいります。何も変わっておりません。石丸さん大丈夫ですか。築地は生かすの方に変わったんですね、ということは。はい、生かすことは当然のことでございます。そういう言葉遊びではなく、真剣に実質、築地の場外市場などと連携しながら、あそこ中央区なのご存知ですね。はい、そこでその場外市場と共に進めていく。そして今回の築地の再開発につきましても事業者の方々はその提案をしっかりと受け止めてくださる、そのように考えております。おそらく違う、それじゃないっていう感想を持ちの方が多いのかなと思うんですが、築地の皆さんはそれを願ってたわけじゃないと思います。その意味で伺いました。築地そのものとその後どのように迎え合い、どのような思いを馳せてらっしゃったのか。はい、築地の願いはご存知だったと思うんですが、いかがでしょうか。築地の定義がよくわかりません。築地の方、今豊洲の方々は大変活発に動いておられます。え、その築地の方がかつて築地におられた豊洲の方々とはいつも連携を取らせていただいて、ご希望を伺っております。市場関係者としてその趣旨、またご希望については真剣に受け止めながら進めているということで、築地というその言葉が違うのではないかと疑問抱きました。


では後ほどフリートークもありますので、そこでもし足りなければ。では田母神さん、一言言ってないから言っちゃいますか。はい、どうぞ。


私は築地に今事務所構えてるんですけども、実は小池知事を恨んでる人結構多いですね。


なんで恨んでるんですか。


ぶっちゃけ最初の移転の問題じゃないですかね。最初の移転の問題、具体的にはどういうことですか。1年遅れたということで、それで色々困ってね、一番困ったのネズミがすごく増えたらしいです。うん、でそれでね、構えたら事務所、私築地に構えたら、小池知事の悪口言う人が多いんです。すごく、というのがちょっと感じてます。田母神さん、どうすか。


(小池)

ちょっとお友達選んだ方がいいと思いますけど。


はい、それじゃ小池さんの回答ということで。はい、それでは足りなかったらまた後ほどフリートークでいきたいと思います。では2つ目のテーマに行きます。先ほど振り返りましたので、2つ目は東京の未来像となります。これまでお話しいただいた政策を元に、東京をどのような都市にしていくのか、なるべく具体的におっしゃっていただければと思います。ではまずお1人1分で、石丸さんから行きたいと思います。


具体のレベルがちょっと捉えにくいんですが、まず思うのが世界に誇れる国、その首都であり続けるという点です。その意味ではとにもかくにも経済都市としての足場を固める、これが今揺らいできているという風に感じました。で、これが日本にとって大事。なぜかと言えば首都は日本のリーダーだからです。46道府県、彼らを引っ張ってくのは東京しかいないわけなんです。その意味で東京はこれからも強くあり続け、そして他の自治体を引っ張り続けないといけないという風に思ってます。で、もうちょっとだけ具体的に言うと、そのために目指してるのが一極集中ではなく、多極分散ですね。それは安易に人や金をばらまくという話じゃなくて、強調と共同によって実現できる循環的な、持続可能的な形だと考えています。


ありがとうございます。続いて、田母神さん、よろしくお願いします。


はい、私最初から繰り返してるようにですね、やっぱり安全で豊かな町、東京を作ることが一番のこの都の目標だと思いますので、その安全、それは治安がいい、それから災害が起きた時に命を失う可能性が低いとかいうことでですね、その災害からの安全、それから犯罪からの安全、これが実現されて、あと皆さんがやっぱり所得が増えて豊かに暮らせるという街でなければいけないと思うんですね。だからこの所得をとにかく増えるような政策を取っていかなければいけないではないかと。結局所得が低いということは、その活動の自由が非常に制限されるわけですね。だから安全で、また経済で持って行動の自由を確保する。人間は自由であることが一番の幸せなわけですから、これを実現するのが安全と経済的な豊かさだという風に思います。


ありがとうございます。続きまして蓮舫さん、よろしいですか。


はい、国でやったことを東京都でもやります。東京版行政事業レビューを導入します。8.5兆の一般会計の東京都のお金がどこにいくら、どんな契約形態で流れて、実態はどうなっているのか、成果はどうなのかをシートで見える化します。8.5兆円のうち、補助金が1.7兆円、今これがどこに流れているのか局によって公開してるところと公表していないところ、ここにデコボコがあるんですね。やっぱりこれをちゃんと見える化することによって、豊かな都の財政でも税金がちゃんと使われてる、そしてそれが大胆に本当に効果のあるところに振り分けていくという作業、これは本当の改革であり、東京都がもっともっと豊かになっていけると思うんです。そしてそこにビジネスチャンスを、この分野だったら、この事業だったら自分が手を挙げてやっていくことができるという1つの判断材料にもなりますから、いろんな意味でウィンウィンになれると思ってます。


ありがとうございます。では小池さん、お願いします。


成熟と成長が両立する持続可能な都市、これが東京であります。人物金情報集積もしています。そのスケールメリットを生かして、そして産業を守ると同時に新しい産業を作り出す。それによって経済力をしっかりと確保していく、伸ばしていく、そのことが東京の魅力だとこのように思います。またそこを磨いていかなければならない。この5月にはJAPAN TECH TOKYOというイベントを開きました。これはスタートアップの皆様方がアジアも含めまして4400ものスタートアップが参加してくれました。そしてインベスター、アクセラレーター、そういった方々がそこでスタートアップと出会う機会を作りました。2年目ですけれども、たった2年目なんですけれどもアジア最大級になりました。ここからグローバルに活躍するスタートアップをさらに伸ばしていきたいとこのように思っています。


ありがとうございます。それでは今各候補が仰っていたことに関して質問のある方は挙手をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。はい、じゃあ石丸さん行きましょう。


(石丸)

ではせっかくなので小池さんに。今新しい産業というお話になったんですけども、どのような産業をどうやって伸ばしていくのか、生み出していくのか、何かイメージがあれば是非ご教示ください。


(小池)

東京にはいくつかのスタートアップの拠点があります。例えば渋谷ですとデジタル、そしてまた日本橋ですとメディカル、創薬関係ですね。いろんなところがその魅力を出して、そして分野が分かれているところを東京都としてJAPAN TECH TOKYO、これは有楽町に設けた拠点でありますけれども、結節点としてその力をそれぞれの分野を生かしながら総合的にまとめていく、そのような形で進めます。フィンテックもあります。そしてまた先ほどの創薬、宇宙を目指す企業もあります。これらを東京都としてサポートをする。また国と連携して様々な規制の問題、そしてさらには税金もかかってきますけれども、それらを総合的に進めることが必要だと思います。国力が今落ちているというランキングがマイナスになってる。ここはですね、むしろこれを逆転をさせていく所要だと思っています。


石丸さん。


今おっしゃったベースのライン、基本の流れってのは、基本東京一極集中に安じてる話であって持続可能ではないという風に考えてます。かつての高度経済成長、それが生産年齢人口の増加によって起きた歪みだったというところに近いと思います。東京ですら2040年をピークに人口は減り始めます。そうした時15年20年先を見据えて果たして持続可能なのか非常に危機感を覚えました。


他にございますか。田母神さんどうぞ。


(高橋)

じゃあ田母神さん、行く前に蓮舫さん行っちゃって大丈夫ですか。なんか手が上がってたんで。じゃあ次行きますからね。いいですか。ないですか。ちょっと蓮舫さん。


(蓮舫)

はい、ごめんなさい。小池さん、答えていただきたいんですが、なぜ東京都だけ独自の基準を設けるんでしょうか。もしよろしければ、ダブルスタンダードはなくて国基準に合わせて実態をちゃんと見て政策を打っていかないと、やっぱり効果は最大限出ないと思うんですね。これはお願いしたいことです。


(小池)

実態を見ているからこそ、今東京ルールで進めさせていただいております。


(蓮舫)

小池さんにお伺いしたいんですが、東京都の財政支出ですね。これはもっと増やすべきだとお考えですか。それとも絞るとお考えですか。東京都の財政支出ですが、もっと予算を残すというよりはもっとどんどん使うという方向に行くべきか、それとも国みたいな方針でですね、ちょっと予算を絞っていくみたいな方向に行くべきかはどっちを考えているんですか。


(小池)

基本的に都民の皆様方からお預かりしている都民の税金、そしてまた法人税などによるものでございます。これを生かしていく。それは地方財政法という法律もございます。これをさらにいかにして有効なところに将来性のあるところに、また都民の命を守るために必要なところ、それぞれ予算を有効に活用していきたいと考えております。それはと先ほどから申し上げてるように都民の命と、そしてまた暮らしを守る、新しい産業を作っていく、経済を作っていくといったところに有効に活用していきたいと思っております。


(石丸)

今後1番、この力を入れて予算を使ってですね、努力しなきゃいけないのは、まさに私は少子化対策だと思うんですね。これが1番、とにかく何があってもこれ頑張らないと30年後、50年後、日本がだんだん成り立たなくなっていくかもしれないということですから、この少子化についてですね、小池さんはこれから何か抜本的なことは考えておられるんでしょうか。


(小池)

まさにチルドレンファーストの都をこれまで進めてまいりました。子供たちの中にはそれを消して称してゆり子と言ってるそうでございます。やはりこのチルドレンファーストの都政ということについては、若い世代の方々も大変感謝していただいている。さらにもっと例えば無痛分娩など提唱させていただいています。1人目の時にあんなに痛い思いをしたのはもうこりごりだ。海外を見ますとこの無痛分娩というのが高いんですね比率が。これらについて東京都としてサポートできる分、課題もございます。麻酔科医が少ないとかですね、確保できないなど様々な課題とともに環境を整えていく。先ほどから母を守るということを言ってまいりました。これも含めて少子化対策、ただこれやっぱり国策なんですよ、基本的に。ここの部分が欠けているということは強く申し上げたいと思います。


(高橋)

石丸さんどうぞ。


(石丸)

小池さんおっしゃられたように、地方自治法では地方自治体の公金の管理っていうのは相当厳しく管理されてるんですね。だけどさっき言ったプロジェクションマッピングもそうなんですけど、実行委員会という形式を活用するとそこの枠から外れるんです。そうすると公金がどう使われたか適正かというのは追い切れないんですね。この部分が東京都は全く業革で手をつけていないこと、あるいは先ほど私が指摘した補助金1.7兆の行き先が統一されていないこと、あるいは事業評価、これ第三者評価入っていません。改革もっとやるべきじゃないですか。どうでしょう。


(小池)

それについては都議会の方でこの審議を行ってきてまいりました。そしてまたそれぞれの毎年度の予算については立憲民主党の方々にもご賛同いただいて今年度についてはなぜか反対に回られました。以前しましても都民からお預かりしている税金でございます。これを有効にまた見える化して行うというのは当然のことだと思っておりますし、すでに70万件公金を使ってるものについてはすでに全てホームページ上に出ておりますので、チェックをしていただきたいとこのように思います。


(蓮舫)

はい、都議会では答弁拒否の姿勢が相当目立つので、なかなか議論が国会のように行われてるとは思えていないのが非常に残念なんですが、今おっしゃった70万件っていうのは4年に1回の1年分なんです。4年に1回じゃなくてやっぱり70万件ちゃんと毎年チェックをしていった方がいいと思います。これは専門性の持った私からの意見です。そこはどうですか、小池さん。持った方がいいんじゃないかっていう。


(小池)

これまでも改善を重ねてまいっております。また800億円の財源を確保できたというのも見直しをして、政策そして事業評価を重ねてきたその成果だとこのように思います。それについてはこの1年、例えば6000件あるんですけども、この対象といたしまして、大きなところですけども、それをですね、1年ごとにやってしまうよりは、1年ごとに周期を設けることによってですね、順番に確認をしてやってきてる。だからこそ周期というのは終わりの期という意味でございまして、もらった確保した予算はもう既得権になるわけではありませんよということをアナウンスさせていただいて、1年ごとにチェックをしているということでございます。


(蓮舫)

蓮舫さん行ってこの締めましょう。終わった時に改革ってできないんです。年度途中に改革をやるから予算の効率化ができるんです。私は年度中に入れるべきだと考えています。


(高橋)

じゃあ大丈夫ですか。この続いてフリートークがありますので、このブロックはこれで締めさせていただきたいと思います。それでは最後に自由質問となります。ここまでの各人の主張に関わらずですね、関わっててもいいですが、自由に他の候補者に聞きたいことがあればご質問ください。なければ私の方から質問向けさせていただきます。ではまず候補者の皆様、他の方に質問のある方いらっしゃいますでしょうか。じゃあ石丸さんどうぞ。


(石丸)

これは1人にしかできない。みんなに聞くことはできますか。できます。はい。私は今41歳で10年、20年、30年先ってのをずっとやっぱり考えるんですね。そうした時、例えば20年先、この国がどうなってて、そこで自分が何をしてるのか、何をすべきなのか、そこに向けてそれぞれのお考えがもし伺えればと思いました。じゃあ小池さんから聞いてみましょうか。


(小池)

例えば人口推計というのを見ますと、これは残念ながらとても残酷に明確な将来を示してくれます。だからこそ今少子化対策、単に少子化だけでありません。経済を伸ばしていくということが重要になって


まいります。10年先、20年先、30年先、コンドラチェフの波とか色々と経済の変化はございます。そこをですね、むしろ先取りして、この東京が新しい産業を作り経済を動かしていく。日本には残念ながらプラットフォームということを形成する産業がまだできておりません。そういった先を見る形の、またベースになる世界を動かすような産業を育てていく。それによって雇用も確保していくことによって経済を安定化させ、その分野で働く人々の雇用を守っていく、確保していく。それらのことを進めていきたいと考えております。


(高橋)

じゃあ田母神さんお願いします。


(田中)

この30年ぐらい国はずっと国の予算をできるだけ増やさないという緊縮財政の方向を取ってきたわけですね。それが日本経済を私は悪くしてると思うんです。だからもっと国が国債を発行して公共事業とかどんどんやってですね、東京も地方もみんな豊かにしてくれればですね、未来が開けてくるんですけれども、とにかく金をできるだけ使わないという方向で全て指導が行き届くとですね、20年先は本当に暗いと思いますね。私はこの30年を見たら分かると思うんですよね。やがて1人のGDPが世界一になろうかという日本が今も30位以降になった。なぜですかと。国民がサボってたからですか。違うと思いますよ。やっぱり国がその経済財政運営を失敗したからだと私は思うんですよね。緊縮財政をやめてもっと積極財政を打って出て国民はみんな幸福にしてくださいという風に思います。国債は借金ではないんだからと。


(高橋)

じゃあ蓮舫さん。


(蓮舫)

はい、2044年ですよね。少子化はもちろんなんですけど、その時の最大のリスクはご高齢者がどうなっているか。やっぱり元気なご高齢者をどうやって増やしていくのか、そして自分では頑張れないご高齢者をどうやって支えていくのか。福祉の枠で今までずっとやってきたけれども、やっぱりこの介護の現場や元気な方たちをいろいろ支える新しい仕事、DXの部分できっちりと支援することができる。そこで働く若い人たちが福祉じゃなくてちゃんと給料をもらえる。そのことによってビジネスでチャレンジできる。シニアの人たちを支えることができるというやりがいが持てる。そういう私はアプローチを今すぐ取るべきだと思ってます。


(高橋)

石丸さんもご自分で問ったんですけど。じゃあ石丸さん、この質問の趣旨とじゃあ自分の考えを。


(石丸)

できればもう1回ずつ聞いてみたかったんですが、じゃあまず私から。最初の方でお話ししたんですが、経済小国となっていく。でもその中でも経済強国、これを目指していくしかないと思っています。これから少子化でどんどん先が細っていく。彼らには嫌が王にも少数性であることが求められる。例えばですけども、人口規模はだいぶ違いますが、シンガポールのような教育にとことん資源を配分し、それこそ資源という観点ではかなり不利な国です。水すらも輸入するような。それでも世界経済、国際情勢の中においては名をある地位を占めてると思います。日本はそういう形を何かしら考えていかないと何もなくなってしまう。全て失う。その心配を今しています。ありがとうございます。他に質問がある方いらっしゃればと思いますが。じゃあ石丸さん、続けてになりますがどうぞ。


(石丸)

それぞれにできれば一言ずついただければ。小池さんにまず。コンドラチェフというのはかなり大きな景気変動の話です。人口動態というのは構造的な問題だと思うんですが、どのように整理されてらっしゃるんでしょうか。


(小池)

まずの変動、太陽の黒点がどうというようなことをおっしゃる方もこれまで今あんまり存じない。存じないですか。私はいつも国力の計算方程式ということを頭に入れています。それは人口足す経済力多国防力、それに戦略と意思をかけるんですね。先ほどおっしゃいましたシンガポール。人口は大したことありません。資源も持っていない。水との戦争をやってきました。でも今逆に水を川上から川下までシンガポールは担おうとして、そこで使われているその技術は実は日本製だったりする。やはりこの戦略の部分をもっと明確にしていかなければならない。私はこの点、国家として成すべきこと、そしてまた地方自治体としてできること、それを最大限生かして連携をしながら進めていきたいと考えています。


(石丸)

石丸さん、なんか今ありますか。続けていいですか。メディアの皆さん、是非整理して書いてあげてください。経済というのは循環と構造、この2つに大別できます。今混在されてましたので、ここ是非整理をして国民に教えてあげてください。では続いて、もしよければ田母神さんにお聞きしたいんですが、前の記者会見でも積極財政、拡張財政という風におっしゃったかと思うんですが、それを自治体レベルで実現しようというのはどうしたらいいんでしょうか。例えば交際をどんどん積み上げるのか、貯金を取り崩してもうそれはなしでいくのか、どのようなイメージでしょうか。


(田中)

私は政府がもっと金を出せばですね、国民が物を作る能力もまだ余ってますね。それから国民がサービスを提供する能力も余ってるんですね。だから仕事ができるのにお金がないから仕事が生まれないんですね。だから政府はもっとお金を出して国民に仕事を与えればいいんです。それが積極財政で、それが世界の景気を良くするわけですよね。だけど絞る、これを絞るから金を出さないから、もっともっと作れて言われれば100個でも作れるのに、10個でいいと言われるから、結局景気良くなりませんよね。だから今日本はまさにその状態を30年続けてきて、そういった緊縮財政を主張してきた人たちが今も同じことをやろうとしてるわけですね。だからそれを主張してきた人はもう結果として政治的に失敗してんだからもう引退してくださいってことを私は言いたいですね。結果が出ないことをやったってね、そんな意味ないですよ。全くシャランポランでいいからいい結果出してくださいって言いたいです。私は。


(高橋)

他に質問ございませんか。じゃあ小池さん、せっかくですね。田母神さんとは国防という点では共同してやってまいりました。色々サポートしていただいたことを感謝申し上げたいと思います。東京には島があります。南鳥島、そしてまた小笠原。この地域を守っていくために東京都として何ができるとお考えでしょうか。


(田中)

東京都としてそれぞれの地域にですね、公共の何か施設とかあるいは機関とか、そういうものを離島にはできるだけ配置するようにすればいいんじゃないかなと私は思います。そうすれば公共の機関ができれば、当然それを守るという体制も取らなきゃいけなくなるわけですよね。だから、ただ


住民が住んでるというだけではなくて、何かとにかく公共の機関を設けるということが守るためには1番大事なんじゃないかなと私は思います。


(高橋)

はい、では石丸さん。


(高橋)

じゃあ石丸さん行っちゃいますか。


(高橋)

はい。


(高橋)

聞いてみたかったので。蓮舫さんの先ほどのお話の中で高齢者の問題があったかと思います。これは私も是非教えていただければと思うんですが、お詳しい分野だと思うので。で、10年前に最初に消滅可能性都市という話が出た際、その後に東京が高齢者問題を抱えるのが分かってるので、それを地方にシフトさせるのはどうだという案が出てたんですが、その結果、その後そうはなってないんですけども、そのアイディア、もしくはその方針について何かお考えあれば是非ご教示ください。


(蓮舫)

ありがとうございます。住民の移住というのはなかなか強制的にはできないことで、それはもうご本人の選択ですから。テーブルの上で絵を描いたらそういう近未来の姿は描けるんでしょうけども、きっと非現実的だと思ってました。むしろ逆でね、地方で仕事のない10代後半から30代まで、生物学的に産むと判断したら埋める年齢の女性がむしろ東京に引き寄せられて、それでも介護従事者が足りないというミスマッチングになってるんですね。だからこの10年間をもう1回紐解いてみて、どういう形でこの問題を解決することができるのか。そこには国との連携が欠かせないんです。どうしても介護制度というのは国が法律改正しますから。特に今回訪問介護の報酬を下げました。これはね、極めて深刻だと思ってます。1人でコロナの時もそうでしたが、家でSOSを出せない方を増やしてしまうことは絶対やってはいけないと思いますので、東京都独自の取り組みができるのかは私はこれ考えたいと思ってます。


(高橋)

ありがとうございます。はい、ではこの辺りでこのコーナーを締めたいと思うんですけど、最後に1点だけ私から皆様に質問させていただきます。で、30秒ぐらいでお答えいただければと思うんですけれども、今日ここまで議論してきて、少子化の話とか色々伺ったんですけども、生活者目線として1個だけ聞きたい。やっぱりですね、東京、蓮舫さんの話もありましたけど、可分所得低いと思います。暮らすのに高い、楽しいですよ住んでて。美味しいもいっぱいある。田母神さんも言ってました。小池さんも言ってました。清潔。本当に暮らしやすいんですけど、ただ高い。これはですね、年々高くなってってます。で、賃金がそこの上昇に追いついてません。この状況をどう変えるのか、是非皆さんにバシッとお答えいただきたいと思います。じゃあ蓮舫さん、田母神さん、石丸さん、小池さんの順でお願いします。


(蓮舫)

はい、賃金は日本では1997年がピークでそこからずっと下がり続けてます。アベノミクスの影響でそういう部分では物価も上がり続けてる。輸入に頼ってますから、エネルギーとか食料。だからこの部分で豊かになれない人たち、特に若者にターゲット、あるいは公的意味合いがあるから介護とか保育とか教育、医療で働いてる方たちから底上げするために公契約条例、これ私は効くと思ってます。ここを強く実現していきたい。ありがとうございます。


(高橋)

田母神さん、いかがでしょう。


(田中)

物価が東京って高くなっちゃうというのはですね、やっぱり人が集まるから、みんな物欲しがるから高くなると思うんですよね。だからそれを上回る賃金を上げてあげないと生活は豊かにならないということで、やはりこれは国に本当にやってもらいたいんですが、積極財政しかないと思うんですね。で、この株主資本主義というのももう行き渡って、今の会社の主は株主の、時間ないのかな。株主配当を最大にすることだということになってるからですね、従業員の給料は経費として抑えられるわけですよね。だからこの考えももうちょっと行き過ぎてんじゃないかなと私は思うんです。だからそれをもうちょっと従業員とかに還元されるような、この20年で日本の上場企業の株主配当の総額が10倍を超えてるわけですよね。伸びない中で。


(高橋)

なるほど。株主配当が増えるんだから従業員の賃金増えるわけないですよこれは。はい、承知しました。じゃあ石丸さんもよろしくお願いします。


(石丸)

高橋さんがおっしゃった生活が苦しいっていうのは実質賃金の話で、それは名目賃金からインフレ率を引いて求まります。名目賃金を上げるっていうのは、成長戦略で高めていくしかない。先ほど私が言ったのは教育への投資。時間がかかります。一方でインフレ率、これもまた時間はかかる、マクロの現象なんですが。田母神さんおっしゃる通り、やはり過密、これによって東京もいろんな不動産価格とか上がってる。その意味では過密を解消していく、過密を止める、これがまずは大事なんじゃないかな、そのように思います。


(高橋)

小池さん、いかがでしょう。


(小池)

私はやはりここは国策だと思います。1つの自治体だけではございません。より例えば今、熊本の半導体、そしてまた北海道もそうでございます。それによってですね、雇用が生まれ、そして経済が動いていく。このように全体を見ないと、パイを削り合ってもこれは国力は増していきません。国民の満足は進んでまいりません。都民の命、そして暮らしを守るためにも、もっと野党が頑張ってくれればよかったんじゃないでしょうか。


(高橋)

いってますけど、蓮舫さん、どうですか。


(蓮舫)

頑張ってるけど、与党が効かないんですよね。


(高橋)

なぜならば裏金に集中してますから。うん。


(高橋)

だそうです。小池さん、その点をもっと国会で。


(高橋)

もう蓮舫さんは国会の花ですよ。頑張って欲しかったですね。


(蓮舫)

はい、あの、今度は東京都の花になりたいんですが。


(高橋)

ちなみに自民党に所属してた時って、裏金もらってました?いかがでしょう。


(小池)

ないですね。


(蓮舫)

はい。はい、ということは。


(小池)

パーティー券を占いと戻してくれないわけでしょう。


(蓮舫)

いや、そのシステムは、入ってる方の方が詳しいと思うんで、私パーティーやったことがないのでわかりません。


(高橋)

はい、ではもっともっとですね、聞きたいことはたくさんありましたが、そろそろ閉会の時間が近づいてまいりました。最後に視聴者の皆様にですね、各候補お伝えしたいことをご自由にお話しいただければと思います


。お1人2分でございます。では田母神さんから参りたいと思います。よろしくお願いします。


(田中)

日本というのは古い歴史と優れた伝統を持つ素晴らしい国だと思います。ですからこの手直しをして頑張ればですね、必ず将来は開けてくるという風に私は思ってます。ですから、この日本が世界史の中でもこの人種平等の世界を作るとかいうことで、重要な役割を果たしてきたわけですから、諦めることなくですね、頑張ることが大事だと。日本は戦争に負けて国土が焼け野原になりましたけれどもですね、20年も経たないで東京オリンピックをやった、新幹線を通した。その後、昭和の30年でサラリーマンの給料って8.5倍になってますね、30年で。そこで止まってもう給料落ちてるんですよね。なぜ?これはやっぱり国の守りをアメリカに依存してた結果、アメリカは1980年代の半ばから日本経済を弱体化に大きく舵を切って、そして年次改革要望書とかいろんな要求を日本に突きつけてきた。日本はこれをほぼ100%受け入れてきたんですよね。アメリカがアメリカの国益を考えて日本を弱体化するために要求してることを皆受け入れた。1985年の竹下大倉大臣がベーカー財務長官にアメリカのプラザホテルに呼ばれてプラザ合意というのがなされた。それが日本経済弱体化のスタートだと思いますけど。ですからアメリカは決して日本のことは考えてくれない。でも日本はアメリカに頼りすぎてる。でアメリカを忖度した政治になってる。この対米存の政治を直すのにはですね、やっぱり国の守りを自分たちでできるようにしなければいけないと。これがないから結局アメリカの言うことを聞いていかざるを得ないという体制になってると思うんですね。だから国産の戦闘機を作り、国産のミサイルシステムを作り、国産の情報交換装置を作り、自衛隊を自立させなければ日本の国は自立できない。国家の自立というのは軍の自立だと私は思います。ありがとうございます。


(高橋)

では蓮舫さんお願い致します。


(蓮舫)

今日はこういう討論会をしてくださって、呼んでいただいてありがとうございました。各候補者の皆さんのお話も聞いたし、特に小池さんの話が聞けたの、私はすごく勉強になって、私ならもっとやれると思いました。特にその再開発の問題なんですが、明治神宮外苑の問題、前回の候補者討論会の時の間違った認識、嘘を言ってしまったのを改めてくれたのはありがたいんですが、やっぱり思いがそんなにないのかなというのが非常に残念に思いました。もう1回立ち止まって、日比谷もそうです。葛西臨海都市公園もそうです。春見フラッグもそうです。東京都の都市再生計画、都市計画をやっぱり抜本的に見直す時が来ているんではないかなと思いました。子育て政策、いろんなメニューを用意してくださって、私が女子にあったらすっごい嬉しいだろうなと思うことがいっぱいあります。引き継ぎたいと思いますが、メニューがいっぱいあっても、今生まれた子が20年後に、今育ってる子が10年後に大人になる時に出ていく社会が負担と不安があるんです。非正規の不安、奨学金の負担。今からそれを取り除いていったら、今育ってる子が社会に育つ時に選択肢が増える東京になってる。それは長い目で見て私は少子化対策だと確信をしました。行政改革、お金の使われ方、あまりご関心がないのかなと聞いててちょっと思って、実はここはもっと議論をさせていただきたいんですが、やっぱり東京都の豊かな財政をちゃんと見える形にする。そしてそこに間違いはないんだ。政治の信頼を東京都から作っていくということができると思いました。東京版行政事業レビューシートを入れれば、お金の流れが見える。そしてその成果がよく見えるということは、翌年度の事業、これを1回引き継いだ方がいいのか、一旦立ち止まった方がいいのか、政策の継続の評価にもなるんですね。業格は手段、その成果を都民全員にお返しをしたいと思います。ありがとうございます。


(高橋)

では小池さんお願い致します。


(小池)

東京都、さらに都政の内容をですね、しっかりと都民の皆様方にお伝えをする、その必要があるな、情報が十分伝わってないんだなという風に思いました。そしてまたそれを活用していただくことが重要でございます。そこには共感、それを勝ち取っていかなければ本来の政策のそのが十分に満たされない。改めてそう思っております。より発信を強めていきたいと考えております。東京、人物、金、情報、これが集積をしていきます。そして国際競争力のまた中にその問われている国際都市のその都市間でもっての競争もあります。だからこそさらに磨いていく。もっともっとポテンシャルを磨いていく必要がある。これが日本を牽引する首都東京の役割だと考えています。ただそこにお暮らしになっている都民の皆様方が満足していただかなければなりません。皆様方からお預かりしている税金を見える化し、さらには伸ばして有効に使っていく。そしてそれを投資に当てて、それを将来のより良い成果につなげていきたいと考えています。教育重要です。この教育こそ次の時代を担っていく子供たち、そのスキルをまたグローバルに生かせるような、そういう教育を進めてまいります。最近フリースクールも増えてきています。これらについてもしっかりと目配りをしてまいりたいと思います。人こそ東京の重要な役割を担っていただいている。人を育ててこそ東京。この思いをさらに強くし、また経済も伸ばしていきたいと考えております。どうぞよろしくお願い致します。


(高橋)

ありがとうございます。では石丸さん、よろしくお願い致します。


(石丸)

これがもう最後。


(高橋)

そうですね、最後です。順に発言いただく最後です。


(石丸)

今日は改めて政治のための政治、これは終わらせないといけないなと思いました。冒頭で田母神さんがこの会の趣旨をご説明されました。有権者が判断に迷うから政策を比較できるようにこの会を企画されたわけですよね。お互いに質問して答弁する際にきちっと答えないっていうのは、これはまず視聴者、国民、有権者に対してものすごい姿勢だと思いました。政治家というものは己の身を守ってる場合じゃないんです。国を、国民を守らないといけないんです。そうした時に優先順位がどうなってるんだろうと。そこにとてつのない危機感を覚えた次第です。だからこそ改めて政治の再建、これを急がねばならんという風に思いました。その上で改めて視聴者の皆さんに、都民の皆さんにお伝えをしておくんですが、今これからの東京に大事なのは、都にも国にも経済です。ここで東京が経済都市として分岐できなければ日本の未来が潰えます。東京ですら人口減少の波には飲まれるんです。東京は一大


消費地ですが、その巨大な需要は地方の供給によって支えられてるんです。その構造をまずはきちんと認識、理解し、どうしなきゃいけないのか、それを考えていただきたいと思います。そしてその思いを政治家にしっかりと届けてみてください。今回の東京都知事選は日本の政治が変わるチャンスだと思ってます。日本国民が注目しています。東京都民の皆さん、責任は重大です。都民の皆さんの奮起に期待します。では時間もちょっとだけ余ったんで、余ったら聞こうと思ってたことだけ、会見の会場が気まずくなるとあれだったんで、ちょっと視聴者目線で気になることを1つだけ、ちょっと手短に聞いていいですか。皆さんに1個ずつ聞いてみたいと思います。じゃあ蓮舫さん、全然お答えいただけたらでいいんですけども、一部ですね、報道とかで事前運動じゃないかみたいな、7月7日ってことを書いて、事前運動じゃないかみたいな指摘があるじゃないですか。そこに関しては蓮舫さんどう思いますか。


(蓮舫)

いや、とても政治活動です。


(高橋)

政治活動という風に認識してらっしゃいますか。ありがとうございます。じゃあ石丸さんにも1個だけじゃあ気まずい質問いいですか。安芸高田市長時代ですね、その印刷所の未払問題があるじゃないですか。ここに関しては石丸さんどう考えてるんですか。個人の話いいですか。


(石丸)

あれはすごく極めて初歩的な事務ミスでした。発注者、受注者に明確な金額の合意はしてなかった。ただお互いに公費負担の範囲であると思い込んでました。これはメールのやり取りに記録として残っています。で、それについて裁判所が今、商法ですね、法律に基づいて判断をしているという段階です。なので、法律に基づいて司法が判断する。その結果にあとは最終的には従う。それだけです。


(高橋)

小池さん。小池さん、先ほど1番初めにテレビ東京時代のお話をいただきました。僕も実はテレビ東京出身でして。


(小池)

あ、そうそうなんですか。


(高橋)

僕はテレビ東京出身です。そうなんですよ。あの、過去素材でWBSの。あの、小池さん見てました。はい。小池さんのTwitterのやつ。WBSさん懐かしいなと思っちゃったんですけど。なんか消えちゃったじゃないですか、WBSの。あれなんで消えちゃったんですか。


(小池)

ま、権利関係を守ったということです。


(高橋)

テレ東の。あ、じゃあちょっと権利関係に問題があったから消えちゃったんですか。


(小池)

いいえ、でもね、あの、最近のSNSってすごいですね。


(高橋)

はい。


(小池)

こないだ私のは1700万回インプレッションがついたりして。いや、もう政治はそもそも今変わっていると思います。政治の再建は進みつつあります。それはSNSをこれをどうやって有効に。ただこのところですね、気をつけなければならないのディープフェイクとか色々ありますので。この点については考慮が必要だという風に思っています。


(高橋)

テレビ東京頑張ってますよ。まあでもやめたんで関係ないですけど。はい。


(高橋)

田母神さんに関しては、僕ちょっとあんま気まずい質問が思い浮かばなかったんで、全然特段ないです。ま、しいて言えばですね、前回の選挙の時に1回ちょっと問題があったと思うんですよね。現金を配っちゃった。あれは故意だったんですか、それとも事故みたいなものだったんですか。


(田母神)

あれはね、私は全然知らなかった。あれは私は全然知らない間に起こっていたことなんですけどね。結局私が指示して金配ったということに結果としてなったんですよね。証拠はないんですけど、有罪ということですね。だからなんか日本の裁判も中国に負けてないなと裁判を経験して思いましたね。実際。


(高橋)

皆様、本日はですね、色々クロストークで普段と違うとこもあったと思うんですけども、誠実に誠意を持ってお答えいただいて、本当にありがとうございます。これで皆様の討論会の方をおしまいにしていきたいと思います。では1回飯田さんの方にお渡しします。


(飯田)

本日は2024年東京都知事選挙ネット討論会をご視聴いただいた皆様、そして選挙戦のお忙しい中ご参加いただいた候補者の皆様、ありがとうございました。今回の討論会実施にあたり候補者の皆様には事前に質問表をお送りし、視聴者の皆様が政策を比較できるように一覧にしております。概要欄にリンクがございますので、是非ご覧ください。また公開討論会は我々有権者にとって政策主張、人柄を知ることできる数少ない機会であり、全ての選挙で実施されることを願っています。皆様のご意見も是非お伺いしたいので、アンケートにご協力お願い致します。アンケートのリンクは概要欄に記載しています。東京都知事選挙は7月7日日曜日投開票です。皆様が投票する際にこのネット討論会を参考にしていただければ幸いです。

(田中)

はい、私もですね、都民として、そして有権者の1人としてですね、本日の皆様のご意見、ご回答がですね、こんなに間近で聞くことができまして、本当に投票の参考になることができました。今日聞いていただいた方もですね、参考になったかと思います。本当に皆様お越しいただきましてありがとうございました。本当にお忙しい中出ていただいたということにまず感謝申し上げたいと思います。皆様、本日は大変ありがとうございました。ありがとうございました。以上です。

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